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JDGのマップコントロールvs LNG 〜カウンターアクションの重要性〜
今回はJDGがよくやるマップコントロールについて解説したいと思う。JDGは相手のアクションに対してのカウンターのアクションをかなり徹底している。そこで直近で行われた LNGとのGame3の試合を取り上げて、JDGがいかにしてマップコントロールから有利を広げているかを解説する。
LNG戦 Game3
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まず構成を見てみる。JDGはMID JGで強力な組み合わせのヴァイアーリを取れていることからもJGMIDの有利から試合を作っていく構成になっている。対する LNGとしては、セジュアジールとザヤラカンの組み合わせで集団戦を意識した構成になった。
インゲームではJDGがMID JGの序盤の有利をオブジェクトに繋げ、ファーストドラゴンとヘラルドを獲得。
そして、 2つ目ドラゴンタイミング。
LNGはBOTがプッシュ主導権を握れているのでドラゴンファイトが出来ると判断し、 JGのTarzanがそれに向けて準備を始める。
しかし、ここでKanaviはBOTのウェーブ状況と視界差を見て 2つ目のドラゴンをギブする判断をして、すぐさまTOPサイドに動き始める。
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LNGとしてはKanaviのポジションが分からないので、丁寧にドラゴン前の視界を確保しに行く。しかし、そのタイミングでKanaviはBOTサイドにはおらずTOPへのガンクを決めた。ここでドラゴンと交換でヘラルドを使ってTOPのファーストタワーを獲得する。
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これが成功した要因としては、JDGがMID JGの主導権からリバーの視界を確保していた事で、LNGとしてはJDGが次にドラゴンを取りに来るのかTOPへのガンクを狙ってくるのかの判断が非常に難しく、ドラゴンを取るにしてもまずは視界を取り返す必要があった。
それに加えて、KanaviのBOTの状況と相手の次の行動を予測した瞬時の判断によってこのTOPガンクは成功した。
JDGのカウンターアクションの上手さが垣間見えたシーンだった。
JDGは、マップを縦に割った様にしてコントロールする事が多い。相手がリソースを割いているサイドで無理に視界を取り返すのではなく、反対側の視界を取って有利を広げる。これはLOLでは良く見られる光景ではあるが、JDGはこのカウンターアクションの動きを極めたチームと言っても過言ではない。
LNGはその後BOTダイブを試みるが、ここにTOPタワーを折ってリコールしていた369がTPでカバーする。
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タワーダイブを回避した後の動きに注目したい。 JDGはTOPサイドでガンクを決めてタワーを折る事に成功しており、TOPサイドの視界の有利を確保していた。対して、LNGはBOTサイド側に視界の有利があった。
そして、次に湧くオブジェクトはヘラルド。
この時点でJDGはヘラルドに向けてローテーションを開始する。
369はBOTへのTPの後すぐさまTOPレーンに戻り、TOPサイドの視界を確保しに行く。
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そしてKanaviもRulerがプッシュできるように最低限のBOTの視界を確保して、すぐさまTOPサイドに戻っていく。
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LNGとしてはBOTの視界を維持しながらBOTレーンを安全に折ることは出来た。
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そして、BOTの対応に来るのはTPを持ったアーリで、JDGの BOT duoは LNGのBOT duoより先にMIDにローテーションを開始しており、TOPサイドの視界管理に参加している。
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JDGはオブジェクトが湧くサイドでの視界の有利を確保しながら、それと同時に各レーナーがオブジェクトに向けた素早いローテーションを行うことで相手より先にポジショニングを取り、マップコントロールの面で優位に立っている。
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これによって相手を全く寄せ付ける事なくヘラルドを獲得。
ここまでの視界差をつける事が出来たのは、Kanaviの相手の動きを見て逆サイドで有利を広げるカウンターアクションの動きと、チームの素早いローテーションによるものだ。
JDGは相手の動きに対するカウンターアクションを交えたマップコントロールで、常に自分達が有利な状況で戦える場所を選んでいる。更に、チーム全体で連携の取れた素早いローテーションを組み合わせる事で早いテンポで有利を広げる事を可能にしている。
今回は紹介しきれなかったが、JDGの細かなローテーションやマクロの動きは他にも幾つか存在しているので、別の機会に紹介したいと思う。
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