見出し画像

LPL2023開幕!今季注目の5チームを紹介

はじめに

今年もこの季節がやってきた。長かったオフシーズンも終わり、各地域のプロリーグが開幕する。観戦勢からすれば、今年も始まったなという実感が湧いてくる。
そんな中でLPLは他の地域より一足先に始まっており、すでにWeek1が終了した。
19日からLPLは春節に入り、次の再開は1月30日になる。今回は、LPLが一時中断に入るこのタイミングでWeek1の結果なども踏まえて今季の注目チームについて紹介したいと思う。

昨シーズン王者 JDG

昨シーズンLPLを優勝し、Worldsベスト4にも進出したJDG。そんなJDGは2人のメンバーチェンジを行なった。
TOP  369
JG    Kanavi
MID  Yagao→Knight
ADC  Hope→Ruler
SUP  Missing

MIDのYagaoに代わってTOP esportsからKnightが加入。ADCのHopeに代わってGenGからRulerが加入した。
KnightとRulerは説明が必要ないほど言わずと知れた選手達で今季のJDGはドリームチームと言えるメンバーが揃った。
よく、ドリームチームは成功しないと言われるがJDGはどうなるのだろうか。私は成功すると思っているが、JDGについては一つ前の記事で詳しく書いているので気になる人はそちらを見て頂きたい。
いずれにしても、優勝候補筆頭のチームと言えるだろう。

常勝軍団 TOP esports

TESは昨シーズンJDGと決勝を戦ったチームで、Worldsでの結果こそ振るわなかったものの国内リーグでは無類の強さを誇っている。
そんなTESも今季から1人のメンバーチェンジが入った。
TOP Qingtian Wayward
JG    Tian
MID  Knight→Rookie
ADC Jackylove
SUP  Mark

これまで長らくTESを支えていたKnightがチームを離れ、V5(現Nip)からRookieが加入した。
RookieはIGで世界大会優勝を経験し、昨シーズンはV5で活躍していたがここ数年はWorlds出場できずにいる。今季からIG時代の元チームメイトであるJackyloveと共に数年ぶりのW orlds出場を狙う。
ここ数年のTESは、国内で結果を残す事ができてもWorldsではその力を発揮できずにいた。そんな中でWorlds優勝経験のあるRookieが加入する事で、今年は一味違ったTESが見られるかもしれない。

ベテランの意地 
Weibo  Gaming

WeiboはTOPのTheShy以外の全ての選手が変わり、全く新しいチームとして生まれ変わった。
TOP TheShy
JG   Sofm→Karsa
MID Angel→Xiaohu
ADC Huanfeng→Light
SUP ON→Crisp

Weiboもドリームチームと言われており、どのようなスタイルのチームになるかはまだ分からないが、LPLでの経験が長いベテラン選手が揃っており、実力は折り紙付き。
全ての選手がWorlds出場経験を持つ一方で、昨年のWorldsに出場できたのはXiaohuのみ。他の選手はあと一歩のところでWorlds出場を逃してきた。酸いも甘いも経験したベテランプレイヤー達が心機一転、新たなチームとして挑戦する。

古豪の復活 
Invictus  Gaming

2018年にWorldsを優勝してから長らくの間、国内でも結果を残せていなかったIGだが、新たな風が吹こうとしている。
TOP Zika→YSKM
JG   XUN→GIDEON
MID Mole→Dove Neny
ADC Ahn
SUP Wink
TOPにIG young出身のYSKMが加入。JGにはKTのSub JGだったGIDEONが加入した。MIDのnenyは元々TOPレーナーだったがMIDレーンにコンバートした。
今年のIGは一味違う。それは選手の入場からも際立っている。他のチームは1人ずつポーズを取って入場する。

ほとんどのチームが1人ずつポーズを取って入場する

しかし、IGの入場は一味違う。

全員で相手にポーズ
これにはRNGのメンバーも笑顔

RNG相手に、この異様な登場の仕方だけを見ても今年のIGは一味違うと感じる。
もちろん、パフォーマンスだけではない。
Week1で既に2試合を終えたIGは2連勝で暫定首位に立っており、対戦相手としても強豪のRNG相手に2-0で勝利するなどその実力は本物だ。なんといっても今年からLPLデビューとなったTOPのYSKMは圧倒的なパフォーマンスを見せている。YSKMという名前の由来はYou Should Know Me の頭文字を取ったもので、直訳すると「俺のことを知っているべきだ」とかなり自信に満ち溢れている。ゲーム内でのスタッツも高く、RNG戦前のBleathとのスタッツの差はこのようになっている。

その後Week1のBEST PLAYERにも選ばれている


レーン戦が非常に強く、Gameのキル平均が7.5、ダメージ/Mも700オーバーと高い。
そしてソロキル/Gameも1を超えており、RNG戦でも対面のBREATHEをソロキルするなど活躍を見せた。
新たなLPLのTOPKINGとしてTheShyとの新旧IG対決が今から楽しみだ。

JGのGIDEONもKRソロキューのラダーランキング上位に入っており、試合でも高いパフォーマンスを見せている。MIDのDoveはLCKのLSBからコーチのJokerと共にIGにやってきた。
BOTのAhnとWinkも昨シーズンからコンビを組んでおり、抜群の安定感を見せている。特にSupのWinkは元々ADCだった事もあり、Week1ではベストSUPに選ばれている。
各レーンがトップチームとも戦えるのではと感じさせるレベルで、何よりも各選手が自信に満ち溢れている。iG レガシーを受け継いだ選手達が古豪の復活を成し遂げる事ができるのか、注目だ。

新たな挑戦 Edward  Gaming

ViperとScoutというチームの要がいなくなり今季は厳しいかと思われたEDGだが、新たな選手達が活躍を見せている。
TOP Flandre→Ale
JG    JieJie
MID  Scout→FoFo  Fisher
ADC Viper→leave
SUP  Meiko

やはりEDGというチームはADCが非常に重要なチームで、Viperの存在が大きなものだった。そのViperの後釜を担うのが新人のleaveだ。leaveはEDG youthからの昇格で、EDG youth時代には、LPLの2部リーグであるLDLでグループ1位通過を決め、直近の大会では優勝するなど2部ではかなりの強さを誇っていた。
そんな若手のADCはViperの後継というプレッシャーとベテラン揃いのLPLという舞台でも臆することなく、その実力を遺憾なく発揮している。
入場シーンでは、原神のキャラクターであるナヒーダの真似をするなど余裕すら感じさせる。

ナヒーダの走り方を真似するleave
ナヒーダのスキルのポーズ

そして、TOPにはLNGからAleが加入した。
Aleはファイター系のチャンピオンを得意としており、フィオラやジャックスといった今のメタにも合っている。また、EDGというチームの特性上TOPは放置される事が多いのでAleのプレイスタイルにも合っているだろう。
MIDには、BLGから FoFoとEDG youthから Fisherが加入した。 FoFoは安定感のあるMIDレーナーでどんなチャンピオンでも難なくこなす事ができる。EDGの新たなMIDとして活躍が期待されている。Worlds優勝を経験したJieJieとMeikoはチームに残り、EDGのレガシーを引き継いでいる。これによってEDGは全てのロースターが中国.台湾となったのでコミュニケーションの面では以前よりもスムーズになるかもしれない。長年を共にしたViperとScoutが抜けた今、EDGの新たな挑戦が始まる。

おわりに

今回はWeek1を終えて、個人的に面白いなと思ったチームを取り上げた。まだまだシーズンは始まったばかりで、これから頭角を表すチームも出てくるだろう。今季は選手の入れ替わりも激しく、どのチームが上位に上がってくるか予想ができない。ベテラン選手から新人選手まで幅広い選手やチームから今季も目が離せなくなりそうだ。LPL Springは1月30日に再開される。

引用元 URL: https://twitter.com/lplenglish?s=21&t=KUS024T7q_39qWMkYkDecQ

URL:https://youtube.com/@LPLOfficial

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?