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こんにちは

齢三十七、心技体でおっさんです。とはどうも言い切れない心の有り様がある。と思うにつけ、それを少し恥じる思いもまた去来いたします。
なおトイレの大きい方に入ってスマホからお届けしております。

会社員として今の社に勤務十五年目。中堅というよりもはやベテランと言われます。中学でギターを、高校で宅録を、大学でバンドを始め、バッチグー山本とか名乗り始め、社会人になっても往生際悪く、むしろ学生の時より活発にライブする機会をもらい、弾き語りを主にバンド、ラップ*1などもやってきました。並行して親交のある音楽仲間の録音作品のマスタリングなどもやるように。ミックスや録音もやるように。気づけばただいま映画の整音?MA?*2までやっております。鋭意進行中。おかげさまさまです。

自ら積極的に目指したでもなく、人と会う中で、ごく自然とこうなったことを少し面白く感じます。コロナとか関係なく昨年時点でライブのオファーは減っていて(お断りしたり、不義理をしたことも多かったと思うし、何より表現する者としては魅力実力不足なのでしょう)、一方でエンジニアとして自分を頼ってくれる方はコンスタントに現れ、内容や難易度も幅が出てきました。

最近気づいたのだけども、どうやら自分はエンジニアとしての好奇心と探究心は自然と湧くようです。一つ一つ、身の丈、手に届く範囲ではあるけども機材やソフトなどツールの拡張、教材となる情報の購入などを「必要に迫られて」という気持ち以上に興味を持って少し前のめりで時間とお金をかける価値を感じて取り組めています。
月並みだけど依頼された以上は喜んでもらいたい驚かせたい。それでありがとうと言ってもらえるっていうのがシンプルに喜びであります。

あと頭の片隅ではこれからBGMをつくりたい。過去に弾き語りで作った曲が20数曲あるのでできればBGM化して残したい。特にDTMでストリングスやオーケストラのアレンジをやってみたいという興味があります。まあそれはぼちぼち。これもまた変わるかもしれません。

あまり自分でこれ!と決めて極めんと突き進んだことがない。若い時はその積極性のなさに負い目を感じていたけど、今はこれはこれで面白いと思っております。人との関わりの中で変化していけばいい。望まれることに応える。その過程で自分を捉え直していけば、行き着くとこに行き着くんだろうなと。まさか映画のMAやってるんだもの。面白い!少なくとも自分の身の周りではあまりいないタイプの人間になりつつあるのではないでしょうか、多分。人と会いづらいご時世の中でも関わってくれる人がいてくれるからこそなので感謝しながら、エレファントカシマシ佳曲『流されてゆこう』です。

とはいえ。これは仕事ではなく。
不惑の四十へ一直線の年頃に、仕事でないものに好奇心と探究心が尽きない。それに対して冒頭の少し恥じる思いが付き纏うのですが、仕事への後ろめたさなのか、そう思ってしまうこともまた、恥ずかしいというかつまらない逡巡であるとも強く思っており、ややこしい頭を抱えたまま中年を突っ走ります。
好奇心と探究心の対象が仕事であれ他であれ、それがなくなった時がそれこそ、アレだ。老け込む時だ。このまま突き抜けて、晴れ渡る青空のごとく屈折なき笑顔を持ち合わせたおっさんでありたいと思っています。腰も痛いし、頭皮環境はアレになってきてますが。育成中だ。育成中につき足を踏み入れないでください。うるせえ。

次回以降は短文にしたりしなかったりします。
自分のような週末野良エンジニアには今や不可欠の膨大なリファレンスライブラリー、Spotify。これの加入と、防水ワイヤレススピーカーと、ワイヤレスイヤホンで生活は変わった!ので短文と今日の3曲、ということでやってくのはどうでしょうか。

今日の3曲

「これだーれ?」「正解!」「あ、エイヨルフ・ダーレかー」という会話を誘うでお馴染み、臨場感のある演奏音源の宝庫、ノルウェーのピアニスト、Eyolf Daleの新曲。新作アルバムが出るらしく楽しみ。

最近知ったNRQ。職人みたいな集団なんだろうか。洒脱で巧みで愉快でゆるい。このアルバム「retronym」は仕事中のBGMでも捗ります。特に午後から。朝はtoconomaをシャッフルします。

朝通勤中にふと聴きたくなった。愛のソリーナ。学生の時コピーした曲。ファズのギターソロ、今聴いてもはあ?ってなる。


*1 ラップ集団、サウンズグッドプロダクション。

*2 映画「犬ころたちの唄」。

WEB版短編三章と劇場版長編からなる家族のストーリー。WEB版第一章が公開中です。

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