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3.蒸気の時代 手番順競り編

「蒸気の本質は競りにある。」

個人的に蒸気は競りゲーだと思っています。

蒸気の競りは、一度降りたらそこで終わり。一番最初に降りた人は無料、最後の二人は宣言した額の全額、そのほかは半額(切り上げ)を支払う必要があります。
これは人数か変わっても変わらないので注意です。3人の場合最初に降りた人以外は、2人とも全額支払う必要があります。

手番順思ったより大事

蒸気の手番順を軽視してはいけません。
手番順は早いに越したことはないです。
アクション先取り、敷設も先取り、商品も先取りです。
特に敷設は、重要な場所を取られてしまうと致命的なダメージを受けます。

厳密に言うと、自分のしたい行動と被っている、競合している人よりも先手番になることが重要です。

都市化アクションなんかは、都市化を持っている人よりも先手番だと自分の町をつぶされる可能性もありますし、その都市化によって自分の敷設場所も変わって来たりするので都市化アクションを持っている人より後に敷設したいということはあります。

同じ人が何回も一番手になっている場合、競りがうまく回ってない可能性があります。そういう場合、トップとの点差が逆転できないほど差がついてしまっているパターンが多いです。

競りはみんなでバランスを取り合う必要があります。難しい。

競りの争点になりやすいのは機関車アクションを欲しいかです。
アクション選択編でも書きますが、機関車アクションは強アクションであり、勝利に直結します。

競りに何金出す?

1ターン目は比較的お金に余裕があるパターンが多いので3~4金で開始することが多いように感じます。

お金にシビアなゲームのため1番手が宣言した後は、1金ずつ金額を上げてくプレイヤーが多いです。

プレイ人数にも注意が必要です。例えば5人プレイの際に自分が一番手で2金を宣言したとします。他プレイヤーが1金ずつ上げていった場合次に自分に回ってくる頃には6金まで金額が上がっていることが考えられます。
であれば早い段階で高めの金額を提示して他プレイヤーを諦めさせるということもできます。また、あえて低めに宣言して他プレイヤーを競りに参加させお金を使わせるという考え方もあります。

敷設のコストを残して競りをするのは基本ですが、時には敷設を諦めて、所持金すべてを使ってもアクションを取りにいかないと行けないときがあります。

いろんな状況があるため競りの金額に正解はないですが、自分にお金がなくとも他プレイヤーに楽に一番を取らせるのはよくないです。お金を使わせましょう。

競りテクニック集

競りで見かけるテクニックを紹介します。

  • 偶数の金額提示

3金を提示して半額払いの場合、端数切り上げなので2金支払います。
4金を提示して半額払いの場合、端数切り上げなので2金支払います。
半額払いなら、どちらも2金。なら余裕があるなら偶数の4金の方がいいよねという考え方です。ただし、1金に重みがあるゲームなのでご注意を。そんな余裕はあんまりありません。

  • 半額払い前提の金額提示

プレイヤー人数が多く、他プレイヤーがまだ競りに参加してきそうな場合、競りの相場を上げるために半額支払うことを想定して金額を提示します。
デメリットは読みが外れて全額支払うことになった場合ダメージがでかいです。わたしはあまりやりません。

  • 手番順パスを選んでる人がいる時の少額スタート

手番順パスを前ターンに選択している人がいる場合、通常3金、4金あたりから始まりがちな競りをあえて1金、2金の少ない金額から始めることで手番順パスを持っているプレイヤーにパス権を使用させる方法です。

逆に、自分が手番順パスを持っている時に、金額が安く回ってきた場合には一巡目はパス権を使わないという選択もできます。

  • 相手が敷設できない金額を宣言する 

絶対に勝ちたい競りの場合、大抵2人のプレイヤーの意地の張り合いになります。その場合のテクニックとして、相手の所持金を見て、相手の敷設ができない金額を提示することで相手に強いプレッシャーを与えることができます。

例えば、相手が2金×3枚=6金のお金を敷設用に残しているとすると、相手が競りに乗ると所持金が3枚敷設できない5金以下になるようにコールします。

相手の所持金を見ながら競りができると上級者感がでます。


次回はアクション選択編です。
それでは、また。

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