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白雪千夜と「食」の関係。

先日『アイドルマスターシンデレラガールズ』渋谷凛役の福原綾香さんがX上でこんなポストをされた。

渋谷凛と白雪千夜は松永涼を加えたトリオユニット『Sirius Chord』を組む関係にあり、『Drastic Melody』イベントコミュにおいては泣いたり泣かせたりそりゃあもう色々あった。

泣いたり
泣かせたり

そんなこんなで凛役の福原さんにとって白雪千夜は様々な意味で印象深いキャラクターとなっているのかもしれない。
私はそのポストに対して以下のように返信した。

こうしてこの件は一旦幕を閉じたのだが、しばらく経って私もさらに掘り下げてみたくなった。

上記返信中にもある通り、白雪千夜は現在の主人である黒埼ちとせとの二人暮らし生活を始める前にすでに波乱万丈の過去があるのだが、今回のテーマは「食」であるので、彼女のバックボーンについてはまた別の機会に語ることにしたい。

クローズアップしたいのは「独学」の部分だ。
一通り調べてみた結果そう判断したのだが、それが覆るとするならば、ちとせの父に拾われてからちとせとの二人暮らしが開始するまでの間に黒埼家でお手伝いさんに教わっていたことがあるなどという設定が今後出てくればの話。
「過去、いろいろあって……12のとき独りになった私を……おじさまが黒埼の家にこないかと誘ってくれました。それからお嬢さまと一緒です。日本に越してきてからは、ふたりで。」
『Fascinate』イベントコミュのこの台詞からはその空白期間については触れられておらず、現状「独学で習得した」とするしかなかった。

「料理をしている時に何を考えているか」だが、料理をしている時「も」ちとせお嬢様のことを考えているので間違いない。
千夜にとっては何よりちとせのことが最優先されるのだから。

「お嬢さまのお弁当は、もちろん私が作っています。 それを手間だと思ったことはありません。 食事は、生きるために必要なことですから。栄養価、カロリー、彩り。 すべてを鑑みて、お嬢さまを満足させられるものを。 お嬢さまのために料理をしている時間は、有意義です」
SSR[白面の騎士]白雪千夜の親愛度アップ時の台詞だが、ここに全てが集約されていると言っても過言ではない。
「今日も変わりなく、お嬢さまのお好み通りに。私にとっても、好ましい味」
「日々、料理の研鑽を積むのは当然のこと。お嬢さまは美食を好まれますから」
「お嬢さま、お腹を空かせているかも。急ぎお食事の用意をしなくては。速度を上げます」

などなど、他の状況時に聞くことのできる台詞においても、「料理=ちとせのため」との意義は微動だにしない。

ちとせ以外のアイドルたちをはじめとした周囲の人たちに対してはごくごく常識的な対応を行なうが、プロデューサーに対しては「腹が減った?お前の空腹は知りません。霞でも食してどうぞ」「サプリメントをあげます。私が用意した、お前のための弁当ですよ。ほら」などと極寒。
ただし、「お前の趣味を、もう少しお嬢さまの趣味に変えてやりたい。願望です」と発言したこともあるので、プロデューサーの趣味がちとせの趣味にぐっと近付けばワンチャンありそう。
ちとせがそのためにプロデューサーの味覚を矯正(?)するSSを書いてみたいものです。

千夜の食事スタイルとして知られているのは「早食い、大食い、太らない」である。

しんげきアニメ第52話より「無限そば」。

ちとせは「千夜ちゃん、食べるのが早いの。…私が喋りすぎって説もある?」と語り、千夜は「大食いではありません。お嬢さまから頂いた食べ物を残すわけにいかないでしょう」と語っていて、やはりなんにせよちとせの影響が大であることが分かる。

1コマ劇場②より。

元々の体質もあるのだろうが、少食であるちとせが残したものを毎度律儀に消化吸収していてはアイドルのお仕事どころか健康状態にも支障をきたす可能性が高いので、生物としての自己防衛本能が働いている説。
もしくは飛躍した考えを挙げるとすれば、すでに千夜はちとせと血の盟約を交わしているので人体構造が超越していて自動的にベストプロポーションをキープするようになっている、とか。
……まさかね?

料理の腕もさることながら、千夜は紅茶を淹れる腕前も絶品なのだとか。
SR[TRUE COLORS]城ヶ崎美嘉のルームタップ台詞に「千夜ちゃんの淹れてくれた紅茶、飲んだことある?すっごい美味しいの!」とあり、ちとせがコーヒーよりも紅茶党であることが窺い知れる。
ちとせと同じキュートアイドルには大の紅茶党の櫻井桃華や相原雪乃などの超絶お嬢様がいるが、千夜の技術ならきっと彼女たちの舌をも満足させるに違いない。

最後に千夜本人の嗜好をこっそりと。
「お弁当のおかず、ミニハンバーグが多いの。たぶん好きなんだ。あは♪」
SSR[緋薔薇の令嬢]黒埼ちとせのルーム台詞より。
ちとせがこっそり教えてくれました。
みくや蘭子と話が合いそうだ。
彼女たちのために千夜が作ってのハンバーグ女子会なんてエピソードも見てみたい。

実は早起きが苦手な千夜(いかにも低血圧そう)。
それでも彼女は毎朝早起きしてちとせのために早起きをしてお世話をしている。

さあ、お嬢様。


全てはちとせお嬢様のため。
そこは永遠に変わることはないが、否が応でも少しずつ少しずつ彼女自身は変化を遂げている。
いつの日か、自分の好きなものを、ちとせ以外の誰かが好きなものを、笑顔で作って食べさせることが日常の風景になるのかもしれない。


余談。
『ゆきます IN S@PPORO』での白雪千夜のコラボフードは北海道のソウルフードメイカー、ベル食品株式会社との『札幌スープカレーマイルド』でした。

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