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『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 福岡公演』雑感。

2024年5月19日(日)に開催された『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 福岡公演』を配信にて視聴したのでその感想などなどを記す。

福岡公演はツアー4箇所目。
メンバーはセクシーギルティ(片桐早苗&及川雫&堀裕子)ビートシューター(結城晴&的場梨沙)ヒーローヴァーサス(南条光&小関麗奈)
キュートアイドルは1人もおらず、クールも晴ひとり。
「パッションだらけの色物公演」なんて事前に揶揄されたりもしていた。

昼公演の開場前の影ナレーションはヒーローヴァーサス、夜公演の開場前の担当はセクシーギルティ、終演後の影ナレーションはどちらもビートシューターが努めた。
ライブ中のNG行動を注意する、いや「させられる」のはレイナサマにとってはとんだ罰ゲームだったに違いない。
開始前に彼女のテンションが下がらなかったのが不幸中の幸い(?)。
夜公演の締めのビートシューターは梨沙のデレによって思わぬ尊いやり取りが見られたのは望外の収穫だった。

昼夜とも1曲目は全員での『パ・リ・ラ』からスタート。
パッション過多公演に相応しい明るく楽しく激しい開幕だ。
ユニット曲、ソロ曲を除くと9曲目の雫&ビートシューター&ヒーローヴァーサスでの『Spring Screaming』と、14曲目のビートシューター&ヒーローヴァーサスでの『Absolute Nine』、それにラスト15曲目となる全員での『Come to you』
『Spring Screaming』はオリジナルメンバーが本田未央&喜多見柚&龍崎薫というパッション曲だったこともあってすんなり納得できたが、『Absolute Nine』は第4回シンデレラガール総選挙曲かつスタイリッシュなイメージがあるだけに今回の公演曲の中での飛び道具的な印象だった。

ソロ曲で特筆すべきだったのはまず結城晴の『ACE』
初披露にしてヘッドセットでデレステのMVのダンスを完全再現という入魂のパフォーマンス。
とてつもない運動量であり、舞台でも鳴らした小市眞琴さんならではだろう。
裏話として最初にもらった振り付けは片手マイクのもので、本人の申し入れでゲネ当日に現在の形になったとか。
しかもそれは一ノ瀬志希役の藍原ことみさんからの一言があったからこそとのことで、その辺りのやり取りは彼女たちのX(旧Twitter)を参照のこと。
そして『ACE』の直後が的場梨沙の『GEMSTONE』という心憎いセットリスト。
こちらは観客の声出し解禁になってからは初の披露だった。

福岡公演の2大目玉の1つとなったのがサプライズ披露された小関麗奈の待望のソロ曲『青春のWanna!』
こちらも南条光の『サイン・オブ・ホープ』の次という狙いすました構成。
前回公演直後からほぼ確実視されてはいたものの、サプライズはサプライズ。
レイナサマらしくトリッキーで千変万化、イタズラ心に満ちた難曲だった。
今からデレステに追加された時の楽曲Lvの高さに戦々恐々。
作詞:八城雄太さん、作曲・編曲:坪田修平さん(TRYTONELABO)コンビは『世界滅亡 or KISS』以来。

片桐早苗のソロ3曲目である『DYNAMITE FEVER MEGAMIX』は夜公演での初披露。
3曲目にして過去最高レベルの息継ぎをさせないハイスピードユーロビート+レイヴ。
途中で1曲目である『Can’t Stop!!』要素を盛り込んだファンをニヤリとさせる仕掛け。
聴いていて非常に痛快で耳心地が良く、最近私が最も聴いているシンデレラガールズソングの内の1曲でもある。
この曲も今回は1人でのパフォーマンスだったわけだが、ズラリとバックダンサーを従えてのステージをぜひとも観てみたいものだ。
そうそう、その昼公演の『Can’t Stop!!』の1人での披露も初だった。
さすがにダンサーさんのありがたさを痛感する。
小早川紗枝役の立花理香さんの「『Can’t Stop!!』全通の女」が懐かしい。

ユニット曲での目玉はセクシーギルティの約7年ぶり2曲目のユニット曲である『アッパレ♪Mahara★Japaaan!』で疑いないだろう。
作詞:fumiさん、作曲・編曲:小野貴光さんコンビは『大阪タコちゃんラブちゃん』に続いて。
『モーレツ★世直しギルティ』もそうだと勘違いしがちだが、あちらは編曲が玉木千尋さん。
エキゾチックなディスコナンバーで、バブル時代に生きた層ならば「ジュリアナ東京」と並んで当時双璧をなしていた「マハラジャ」をすぐに連想できたことだろう。
発表当日に早くもデレステにも追加されてプレイ可能となったのは嬉しいが、欲を言えば3DMVが観たかったものだが『ミステリーハート』の例を踏襲したとすればやむなし。

しかしこうなってくると次の東京公演でもサプライズで既存ユニットのユニット曲2曲目が来ることが予想され、その対象となるのはポジティブパッション#UNICUSのどちらか。
『スパイスパラダイス』を2曲目とカウントするのであれば、後者が一歩リードとなるが果たして。
鷺沢文香鷹富士茄子『星纏天女』には待望のユニット曲が与えられるのもほぼ確実。
これは2週間後が今から楽しみで仕方がない。

話をユニット曲に戻そう。
セクシーギルティにばかり話題をさらわれてはいられない。
こちらも観客の声出し解禁後初披露だった『輝け!ビートシューター』と、お互いの歌詞を逆転させた『ヒーローヴァーサスレイナンジョー』
これまでの公演よりもセットのLED演出や照明がふんだんに駆使されるようになっていた印象で、それぞれの世界観が実に効果的に彩られていた。
的場梨沙役の集貝はなさんがMCで熱く語っていた「この2組はどちらもライバル関係コンセプトでありつつも、それが1つになるビートシューターと、個々が決して混じり合わないことこそのヒーローヴァーサス」があまりにも的を射過ぎていた。
さすがは「的」場梨沙役。

衣装の話もしたい。
この記事のサムネイル画像となっているのがそれだが、セクシーギルティはさすがにキャッ●・アイ的ボディスーツではなかった。
が、演者自ら「もっとセクシーに!」との要望を送ったそうで、ヘソ出しのみならず、絶対領域も眩しい眼福衣装となっていた。
そういえばヒーローヴァーサス以外はヘソ出し衣装でしたね。
実は私が一番好みだったのはレイナサマのものなのだが、あのロングコート風の上着は排熱とか動きやすさとかいかがなものだったのだろうか。
その辺のところはMCで聞けなかったので、今夜(2024年5月20日)の『デレラジ☆』のふつおたに質問メールを送っておいたのだが、私のものが採用されなくても全然いいのでぜひ知りたい。

「アゲアゲでセクシーなメンバー」を集めた福岡公演のセンターユニットはセクシーギルティで、その中でも堀裕子役の鈴木絵理さんは獅子奮迅の活躍を見せていた。
「堀裕子役の堀裕子です!」と自己紹介で名乗るほどの入れ込みようで、大型スクリーンのない本公演での『ミラクルテレパシー』では方言を盛り込んだ「サイキックコール&レスポンス」で、『サイキック!ぱーりーないと☆』では超能力(サイキック)ならぬ手品(マジック)で我々を楽しませてくれた。
小さな身体から迸るその爆発的なエネルギーには毎度毎度頭が下がる。
彼女の尽力なしに今回の大成功はありえなかった。

「色物公演」などと誰が言ったか。
確かにコミカルな面は多々あれど、明るく楽しく激しく、爽やかで軽やか、時に涙腺に大打撃を与えてくるエモさあり、のなんとも盛り沢山な公演だった。
さらにさらに、夜公演の最後のMCでは希望の光が。
あんなにも大勢のご新規さんたちが!
運営さん!

『アイドルマスターシンデレラガールズ』にはまだまだ未来があります!


さあ、行こうかまぎれもない現実の続き。
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