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堀裕子は正真正銘の超能力者である。

本日3月13日は『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアイドルのひとり、堀裕子の誕生日だ。
触れ込みは「超能力アイドル」……なのだが、周囲のほとんどからはいわゆる「なんちゃって」だと思い込まれている。
ユッコの超能力は「自称」であり、アイドルとしてのキャラ付けでしかないと。
最初にバッサリと断っておくと、決してそれはキャラ付けではない。
なぜならオーディションに応募した動機がすでに「アイドルになってステージに立つ未来の自分が見えた」なのだから。

設定ではなく純粋培養です。

そもそもが自分に超能力があるのを自覚したのは小学生の時とのことなので、エスパーとしてすでにベテランの域(?)に達している。
ちなみにデレステの『Vast world』イベントコミュ4話ではサイキックは父親から譲り受け、授けたことで父親のサイキックは失われたことが明かされている。

ではなぜユッコの超能力はそんな風に思われてしまっているのだろうか。
まず最大の原因としては、その成功率の低さにある。
「低さ」というか、そもそも成功していない。
結果オーライになることも多く、「見ましたか!?今のがサイキックだったんですよ!」的なことを彼女が言ってもいつも「あーはいはい」扱い。
現在唯一できるというスプーン曲げも人前では結果が出ない。
ならやはり「自称」であり「僭称」でしかないのだろうか。

それは違う。
実はほぼ毎度成功しているのだ。
嘘ではない。
何をもって「成功」とするかの違いなのだ。
例えば……

SSR [サイキックマジシャン]堀裕子(特訓前)

これはマジックにおいて超能力を使おうとした結果、後ろで星輝子が持っているキノコが大繁殖した。
懐かしのTVアニメシリーズでもステージで超能力を披露しようとした結果、5話ではなぜか隣りにいる及川雫の胸元のボタンが弾け飛び、25話では輿水幸子が後ろで座ろうとしていたパイプ椅子が弾け飛ぶ。

弾け飛んだボタン。
弾け飛んだパイプ椅子。

これら以外のケースでも、当人が意図していなかった現象が次々と引き起こされている。
つまり、なんらかの超能力自体は毎回必ず発動しているのである。

最大の懸念材料としては、前述したように「意図していなかった」結果が起こることなのだが、それ自体をひとつの能力として捉えれば納得できる。
そう、『ドラゴンクエスト』シリーズでお馴染みの呪文でいうところの『パルプンテ』である。
使ってみるまで何が起こるか全く分からない呪文、それこそが『パルプンテ』。
まさにユッコのサイキックではないか。

堀裕子は自覚なきパルプンテの使い手だったんだよ!
ΩΩΩ<な、なんだってー!?


いやこれは本当にすごいことなんですよ実際。
まるでラノベ主人公みたいじゃないですか。
よっ、無自覚最強主人公!
堀裕子「え?私ってばまたなんかやっちゃいました?」
的な。
『サイキック美少女アイドルなんですがなんだか知らない内に毎度とんでもないことをやってのけちゃってる件(仮題)』
スピンオフ、お待ちしております。

主人公といえばこの堀裕子さん(16)、実は超能力なんかなくても(失礼)かなりのハイスペックだとは思いませんか?
あの『セクシーギルティ』のメンバーに相応しい81(D)-58-80のナイスプロポーション。
そしてまさに「黙っていれば超絶美少女」としか言いようがない恵まれた容姿。

デレステSSR[彩☆きっく乙女]堀裕子+
モバマス[奇跡を結ぶ手]堀裕子+

えー……っと、どちら様でしたっけ?
そりゃ「私は……私の取り得は、美少女と超能力しかありません……。超能力が使えなくなった私は、ただのしがない美少女です……。」なんて素で言えますわ(デレステ『チカラ!イズ!ぱわー!!』イベントコミュより)。
超能力だけではなく、自分の美少女ぶりもしっかり自覚しているユッコなのでした。
実はかつて『美少女ゲームアプリ横断総選挙』なる企画で、2013年12月~2014年1月という早い時期にもかかわらず43位に入っていたことがあるのです。
シンデレラガールズでその時他にランクインしていたのは神崎蘭子、渋谷凛、高森藍子だけ。

結論。
堀裕子に超能力はちゃんと備わっていた。
たとえそれが本人に自覚がなく、周囲から認識されないものであっても。
確かに存在したのだ。
そして私はこう考える。
堀裕子の「超」能力は、そのメンタルこそにあると。
超能力の存在を信じて疑わないこと。
自分に超能力が備わっていると信じて疑わないこと。
自分が美少女であると自認・公言するポジティブさ。
それら全てを含めた彼女の精神性の在り方がこそが、超越した能力であると。

堀裕子は超能力者である。
だが彼女が超能力者であってもなくても彼女は受け入れられ、愛されていたことは疑いようがない。
そう。
堀裕子の最大の能力は、その「愛されるチカラ」だ。
いくら結果が出なくても、何があってもひたすら前だけを向いて突き進む、そんなユッコだからみんなに愛される。
堀裕子という存在こそがミラクルだ。

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