プロデューサー「お前」呼びの歴史。:アイドルマスターシンデレラガールズ
先日1つのインターネット記事が『アイドルマスターシンデレラガールズ』のファン界隈で話題となった。
それが上記のもので、特に大きな話題となったのがこの部分だ。
……ふむ。
千夜ちゃんの「お前」呼びも今ではすっかり浸透し、受け入れられたものだ。
なんとも感慨深い。
白雪千夜はいわゆる「七人の新アイドル」のひとりであり、「なんでまだまだボイスなしアイドルたちがいるのにいきなりボイス付きの新アイドルを7人も増やすんだ!」と一部の既存ユーザーの反発を生んだ中でも、そのプロデューサーに対する態度の可愛げのなさから特にアンチの標的となったキャラクターだったからだ。
それが今ではこうですよ。
やっぱり貫き通して続けてこそナンボですわ。
ところで、プロデューサーのことを千夜ちゃん以外で「お前」呼びするアイドルといえば誰を真っ先に思い浮かべるだろうか?
千夜の次にメジャーなのはおそらく桐生つかさではないかと推測する。
比較的新し目にボイスが付いて稼働も途切れていない印象があることだし。
私の記憶にある限り、プロデューサーを「お前」と呼んだことがあるアイドルは5人いる。
なので私にしてみれば千夜の「お前」呼びは新鮮には映らなかったのだが、世間的にはタイミング的なものもあったに違いない。
それでは順番に見ていくとしよう。
最初はモバマスの[硬派乙女]向井拓海+のお仕事でのセリフ、「オマエの趣味はもう分かったから!」だ。
これが2012年9月20日のこと。
その次が2013年3月12日にモバマスの仙台エリア開放とともにエリアボスとして初登場を果たした早坂美玲だ。
「なんだオマエ…怪しい奴だな…早く帰りたいからそこどいてよ!」
初カードの第一声がすでにこれである。
拓海が「アンタ」、巴が「ワレ」呼びに今はシフトしていることを考慮すると、初登場時から今日まで「お前(オマエ)」呼びを貫いている元祖のアイドルは早坂美玲ということになる。
その次が村上巴の2014年3月の[緋色の一皿]村上巴だ。
親愛度MAX演出セリフで「ん、書き置きか。フムフム…プロデューサーさんへ、て…これお前にじゃったんか」というものがある。
巴は2012年末の[新春花道]村上巴から「なに見とんじゃワレ…。」と「ワレ」呼びをしているので、そちらの面ではオンリーワン。
巴の「お前」呼びは2016年の誕生日アイドル紹介のレベルMAXコメント「アイドルの筋、うちはキッチリ通したる。だからプロデューサー、お前はお前の筋を通せや」などでも見られる。
そしていよいよその次が本命視されていた(?)桐生つかさだ。
彼女はモバマスで2014年9月に開放された福井エリアのエリアボスとして登場した。
「あー、ストップ。つか、美人でギャルで社長って時点でアタシの人生価値なわけ。んでアイドルっしょ?お前、アタシをどんだけ最強にしちゃいたいわけ?」
と、こちらも第一声から今日まで「お前」呼びを貫いている。
ちなみにつかさは奇しくも千夜たち「七人の新アイドル」の追加前の最新のアイドルであり、その後約5年近く追加がなかったために長らく最後のアイドルになるものだと目されていた。
で、白雪千夜がモバゲーに登場したのが2019年4月5日のこと。
千夜が初めて「お前」発言をしたのはお仕事の親愛度UPセリフでの「あなた…いえ、お前くらいでいいか。お前のためではありません」。
<まとめ>
2012年9月:向井拓海
↓
2013年3月:早坂美玲
↓
2014年3月:村上巴
↓
2014年9月:桐生つかさ
↓
2019年4月:白雪千夜
年表(?)にするとこうなる。
やはりと言おうか、第一印象がぶっきらぼうな性格のアイドルが名を連ねている。
この他にも可能性のありそうなアイドルたちを調べてみたが、今回の調査では発見できなかったので「おいこれが抜けてるぞ!」などあればぜひお教えいただきたい。
佐藤心なんかは話の流れでありそうだったんだけどなあ。
あと財前時子様は終始「貴方」呼びを徹底してらっしゃいました。
さすがです時子様。
本記事では「お前」に絞ったが、アイドル特有の呼び方には星輝子の「親友」や南条光の「相棒」や夢見りあむの「Pサマ」などなど実に多種多様であり、まだまだシンデレラガールズのネタは尽きる気配すらない。
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