「ソシャゲなんてサ終したら何にも残らないじゃん」

ソーシャルゲーム（以下『ソシャゲ』）にはいつか必ず終わりが来る。
残念ながら永遠なんてものはないのだ。
それは仕方のないことだ。
私のメインフィールドである『アイドルマスターシンデレラガールズ』もモバゲー版が2023年3月30日にサービスを終了し、今は『アイドルマスターシンデレラガールズ　スターライトステージ』（以下『デレステ』）を残すのみとなってしまった。
だから我々プレイヤーは、そのXデーが一日でも先になるように願いつつ貢献しつつ、楽しんでいることを世間に対して少しでも広く声高にアピールせねばならない。
基本無料であろうがなかろうが、運営に対する感謝の気持ちは常に最大限に持っていたいものだ。

アンチソシャゲの常套句なのが、「ソシャゲなんてサ終（サービス終了）したら何も残らないじゃん」だ。
……上手いことを言ってるつもりなのだろうか、あれで。
笑わせる。
その穴だらけの論法をよくもそんなドヤ顔で披露できたものだ。

ソシャゲには何も残らない？
じゃあなにかい？
君のご飯は食べても減らないのかい？
永遠にそこに存在してるのかい？
食べ終わるってことはなくなるってことでしょ？

何？
「食べ物はちゃんと血肉になる」だと？
ソシャゲだってやってる間は楽しいし、サービス終了しても思い出が残りますけど？
人生の潤いに立派になってる。
食べ物で例えるのがダメなんだったら旅行で例えようか。
旅行だって帰宅したら思い出しか残らないよ。
記念写真？
スクショのこと？
お土産？
ソシャゲのグッズとそれ、何が違うの？

私はこれまでに『アイドルマスターシンデレラガールズ』（以下『モバマス』）、『アイドルマスターシンデレラガールズ　スターライトステージ』、『きららファンタジア』（以下『きらファン』）、『ウマ娘　プリティーダービー』、『Fate/Grand Order』（以下『FGO』）などのソーシャルゲームに納金（『課金』は運営が行なうものなので本来は誤用）してきた。
現在は熱心に納金しているのはFGOぐらいで、デレステはプレミアムパスというサブスクと、「どうしてもこれは！」という時のみとなっている。
デレステに関してはコンテンツ愛が減少したのではなく、理想編成の変化について行くのが負担になってきたのと、コンテンツを追いかけるだけなら放置編成を活用すればいいことが分かってしまったから（プレイ可能時間などの事情もあるし）。
ウマ娘はほぼほぼログイン勢です。いくら天井が低くてもあんなサポカ完凸揃い前提のゲームなんて付き合いきれんよブツブツ……。いや失礼。
この中でモバマスときらファンはすでにサービスを終了しているが、私はこれらに納金したことを今でも全く後悔していない。
そりゃソシャゲと縁のない人間からしたら「そんなものにそんな金額を……バカバカしい！」と噴飯ものかもしれないが、価値なんてものは人それぞれである。
プレイしている間は突っ込んだ金額分楽しませてもらったわけだし。
誰かにとっての宝物は誰かにとってのゴミ。逆もまた真なり。
それに第一、金を払ったのは誰あろう自分自身である。誰にも強制などされてはいない。まさに自己責任の極み。

だからソシャゲーマーよ（そんな呼び方あったっけ？）、恥じなくていい。
胸を張れ。
戯言や妄言に惑わされるな。
そんなものに惑わされるのはまだまだ愛情が足りない証拠だ。
やりたくてもやれない奴の悔し紛れの捨て台詞ぐらいに思っておけばオッケー。

だから好きなものには自らの常識と良識の範囲内で金を遣うといい。
ただし、自暴自棄や無計画はダメだ。
ソシャゲの運営は次から次へと魅力的な誘惑をしてくるからだ。
ソシャゲ運営は慈善事業じゃないからね！
運営資金がないとサービスは続けられないのだ。
本当に欲しかったものがその次に来るかもしれない。
その時に石やチケットが金がなくてガチャを回せなくては目も当てられない。
湯水のようにカネを突っ込める廃課金勢ならいざ知らず、大半のユーザーはそうではないのだから、飛び付く前に一度よく考えからにしよう（経験談）。

ソシャゲで身を滅ぼすとアンチを喜ばせるだけだよ？