IQを測ったら127だった

知能検査を受けたきっかけ

ボドゲの情報収集をしてたらアメリカのメンサが開催しているMind Gamesというイベントの情報を見つけた。メンサ会員が4日に渡ってボドゲで遊びまくって、その年の新発売ボドゲベスト5を決めるというものらしい

そこでふと気になった。
「自分のIQってどんなもんなんだろ?🤔」

知能検査を受けたくなったのでつくば市のメンタルクリニックや精神科のある病院に電話しまくった。いずれも新規の患者を受け入れてなかったり、メンタルに問題があって知能検査の必要アリと診断された場合でないと受けられないらしい。

つくば市は全滅だったので市外にも電話して、ようやく水戸に1つ見つけた。すぐに予約をとって後日知能検査を受けることにした。

知能検査ってめっちゃ料金かかるのな。検査代15,000円、結果報告のカウンセリング10,000円、合計25,000円もかかる。しかも水戸まで往復2時間以上も車を走らせないといけない。まぁ、IQってほぼ変わらんものだから1回しか受けないだろうし、人生経験の1つとして課金することにした。

僕が受けたのは「WAIS-IV」。どんなものかというと公式サイトからそのまんま引用する。

16歳0カ月〜90歳11カ月の青年および成人の知能を測定するための個別式の包括的な臨床検査であり、特定の認知領域の知的機能を表す4つの合成得点(VCI、PRI、WMI、PSI)と全般的な知能を表す合成得点(FSIQ)を算出します。

WAIS™-IV知能検査 | 製品一覧 | 心理検査を探す | 日本文化科学社

結果と考察

結果がこちら。

IQは127だった。パーセンタイルは下から数えてどのくらいの位置にいるかを表してて、上位4%以内には入れたようだ。わーい😃

クリニックから心理判定書をいただいて、担当の心理士さんが結果に対する所見を丁寧にまとめてくれていた。それをもとに自分で自分のことを考察してみようと思う。

処理速度が頭1つ抜けて高い結果になっている通り、僕は視覚情報をもとに手を使って素早く正確に作業する能力がとても高いらしい。おそらく手を使っての作業に限らず、僕は視覚情報の処理が得意なんだと思う。目で見たものを記憶する、推理する、分析する能力がずば抜けている。

対して、聴覚情報の処理は苦手。これはかなり前から自覚があったし、今回の検査結果にも表れている。検査官が口頭で出題して回答する検査の結果が反映されているのが「言語理解」と「ワーキングメモリ」の項目なのだが、やはりそこが低い。その原因までは分からなかったのだが、心理士さんから短期記憶が苦手な可能性があることを指摘されて納得した。

知能検査の結果とこれまでの経験から推察するに、僕は無形のものを記憶することが苦手なように思う。「算数」課題では、算数の問題によくあるような文章題を検査官が口頭で出題しそれに回答するものなのだが、その成績が悪かった。「〇〇さんの車が時速60㎞で走っている」と言われたときに、「時速60km」という情報は無形なので僕からすると記憶しづらい。だから「算数」課題では問題文を何度か聞き返してしまった。

しかし、記銘の仕方を工夫することで無形なものも記憶しやすくすることができる。「数唱」課題では検査官がいくつかの数字を読み上げて、それを検査官が読み上げた順に復唱したり、逆順で復唱したり、小さい数字順に復唱したりする。僕はテンキーを思い浮かべて、検査官が読み上げた順番に各数字をラインでつなぐ絵を想像した。それが功を奏したのか好成績だった。具体的なものを思い浮かべることでそれを”見て”処理することができるから、自分の得意分野に持ち込めて記憶がはかどるのだろうか。

僕は視覚情報の処理が得意で聴覚情報の処理を苦手とすることから、単純な話、処理したい情報を全部見える化してしまえばより正確に効率的に処理できるのだろう。例えば、考えるときは実際に物を動かして考えたり、聞いた話をメモしたり、無形のものはそれを具体的なものに置き換えて想像して処理してみたり。

感想

僕は自分のことが大好きなのでもともと自己分析をよくしていたのだが、知能検査を通してその分析に定量的な裏付けを加えることができて、さらに新しい気付きを得ることもできたので有意義だった。

特に、視覚情報の処理が得意であることが分かったのは大きな収穫だった。「自分はその能力が高いかもな」とは憶測していたものの、ただの自信過剰の可能性もあった。今回の検査を通して能力の高さが数値としてしっかり表れたため、日常生活に応用することでこれまで以上に快適に生きられるんじゃないかなと期待している。

25,000円分の価値があったかを今聞かれて「はい!」と即答できるかと言われるとちょっと悩んでしまうが、経験に投資をするその意気は大事だと思ってるのでまぁいいんじゃないかな。その経験を活かすも殺すも自分次第だ。結果の分析と生活への応用をすることで経験を価値あるものにしていけばいい。

いずれの認知機能も平均以上であることは分かったが、自己分析を繰り返してできることできないこと得手不得手を客観的に理解し、成長欲と知識欲を枯らさずに常に学びの姿勢で事に臨み、やりたいことを夢中に追求し、自己満を目指そう。

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