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オリックスの未来が明るい件

背番号は3桁 大きな体に丸太のような太もも
そして新人とは思えない風格...
何かが起きる。そう確信したのであった

同点に追いつきさらに勝ち越しのチャンス。
打席にはプロ初打席の大下誠一郎が入った。
新人とはいえ打ってくれないと困る場面だった。

相手投手の辛島はボール先行。大下に対して3ボールと苦しんだが、1球ストライクを入れた次のボールだった。辛島のチェンジアップに全くタイミングが合わなかった。

きっとこれは変化球に泳がされるげぇ...

そう思った次の瞬間だった。

内に入った直球を弾丸ライナーでレフトスタンドへと持っていった。

プロ初打席初安打初ホームラン初打点だ。

ストレート待ちのバッターにストレートで行ったバッテリーに少し疑問が残りつつ、スマホ片手に絶叫した。

ごめんね大下。泳がされるなんて思って。

そして僕はこの試合で大下に対して目を輝かせた。
守備でもベンチでも人一倍声を張り上げているのだ。連敗中のチームの流れを変えたのは紛れもなくこの男だ。

山本由伸の好投もありオリックスは連敗脱出に成功。
明日も神戸での試合。大下への期待が止まらない。

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