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子育てに当然かつ必須な日本の「抱っこ」、よりよい育児のために「取り入れられる」欧米のベビーウェアリング


日本はベビーウェアリング先進国?後進国?


この記事では、たまに「ベビーウェアリング(babywearing)」という言葉が出てきます。ベビーウェアリングと聞けば、あかちゃんにかかわるなにかなのね。とはわかると思いますが、、日本ではまだまだ身近ではありませんから、なんだろう?と思う方がほとんどでしょう。

しかし、実は日本にとってベビーウェアリングは「日常かつ当然」すぎて、意識してこられなかったために、非常に問題が多く発生している国でもあるんです。

ベビーウェアリングの先進国はドイツといわれています。なにが先進国かというと、あかちゃんの心身の発達や、親との影響を鑑みたベビーウェアリングへの研究が進み、ほかの国より文献が多く、医療現場でも活用されている点が大きいと考えられます。

さてさて、いったいなんだと思いますか?ベビーウェアリング。

ベビーウェアリングという言葉を広めたのは、アタッチメント(親子の絆づくりの一環)を大切にすることで有名なシアーズ博士ですが、当時ドイツで抱っこに対して使用されていた”トラーゲン(運ぶ・身に着ける)”という言葉を参考にしたのではないかというような話もあります。(定かではありません。)

ヨーロッパでは最初ベビーラップというものが発達し、アメリカではベビースリングというものが発達したそうです。

もう子育て中の方はなんだかわかったと思います。

要は、日本語で言うと、「だっこ・おんぶ」なのですが、イコールでもないそうです。違う文化圏から見ると、日本語の「だっこ」というのには、たくさんの幅広い意味があるそうです。文化が違うと、一対一対応で直訳できないという言葉は、たくさんあり、例えば、恋しいという言葉や、心という言葉もまた、そこに深い価値観や文化的背景が含まれるので直訳は実際はできないそうです。

そう考えると、「抱っこ」というのは日本においては「目に見えないなにか大切なもの」を含んでいるという共通認識があるのではないかとも思わされます。

それなら、日本は先進国じゃないか?と思われると思います。ずっと生活の中で抱っこしてきて、抱っこ紐メーカーができたのも実は日本が一番古い(ラッキーインダストリーさんが古いと言われています)。

でも、そうとも言えない。なぜかというと、当たり前すぎて、抱っこに関する研究や根拠がしっかりと認められるような文献がほとんどないのです。


ベビーウェアリングは親子の今を幸せにし、未来を創るもの


欧米では、抱っこやおんぶは本来、carryやcuddleとあらわされ、babywearingというのは、ペアレンティング(子どもを育てること)の中でできた造語で、よりよい育児、よりよい子どもの未来、よりよい親子関係のために、こどもに与えてあげる環境。だという認識があります。

日本ではどうでしょうか?みなさん、抱っこについてそこまで意識しているでしょうか?

これもまた、どっちがどうというわけではなく、、

こんなにもあかちゃんを抱きあげて育てることが当たり前できた日本も私は好きですし、欧米のようにあかちゃんの人権を尊重して、声なきものの研究を進めるという姿勢も大好きです。どちらにも素敵なところがあると思うので、せっかくなら、両方取りたい!

日本にはすでに、当たり前の文化があるのだから、欧米が作ってくれたものからヒントに日本に合わせた、もうむしろ、個々に合わせた形に参考にできれば、こんな幸せなことはないんじゃないかと考えています(*´ω`*)

日本でも、ベビーウェアリングの知識を取り入れて、普段から当たり前にしている抱っこを少し変えるだけで、あかちゃんの人生をもっと健康に、そして自分自身の今をもっと自分らしく、家族をリラックスできる環境にできると、わたしはコンサルティングの経験から、自分の子育て経験から、他の専門家のみなさんのご意見から、確信に至るほど”肌”で感じています。


抱っこおんぶについての見解の違い


もうひとつ、、日本ではだっことおんぶが分かれるカタチになっていますが、欧米ではそもそも、言葉の差がありません。英語では基本的にキャリーのように示されて、その単語にフロントかバックかが付くだけ。特別な差はなく、それぞれのメリットや方法で家族のしあわせを実現している。というイメージです。

国によって、民族によっておんぶの方法はちがって、お尻の上におんぶするのが安定する国もあれば、日本のように、高い位置に背負うようにおんぶするほうが理に適う国もあります。どういうかたちの道具を使うかも千差万別。

それについてもいろいろと考察がされていますが、結局のところ、「何をかなえたいのか?」と、「自分のからだや動きには、どこが心地いいのか」をわかっている=求められているとも言えると思います。

ベビーウェアリングという、あかちゃんと大人のしあわせがつまった考え方を、日本の抱っこおんぶの中にも取り入れて、毎日きもちい~、でいっぱいにしてほしいと思います(*^^*)♪



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この記事を書いたのは♪ 家族の幸せ分析家♪「木村まゆ」

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ひとりひとりに、その人が、その家族が、ぴったりくる想いと幸せがある♪
どんな些細な願いも、どれほど大きな苦手も、全部しあわせのモト☆

家族ができるとき、そのスタート、そして、家族の歩みを一緒に応援したいと思ってます♪

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