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【卒業生の今】公認会計士を目指しながら積極的にボランティアに励む金田さん

こんにちは!インターンのナツキです!

より多くの方に私たちビヨンドトゥモローのことを知ってもらい、理解していただくために、noteではビヨンドトゥモローに関わる様々な人のインタビュー記事を投稿しています!

今回は、2021年度・2022年度にビヨンドトゥモローの活動に参加していた、卒業生の金田詩織さん(仮名)にインタビューしました!!



1.プロフィール

金田 詩織さん(20・仮名)

現在大学2年生で、経済学について学んでいる。
2019年度にジャパン未来リーダーズサミットに参加し、その後2021年度にエンデバー・プログラム、2022年度にジャパン未来スカラーシップ・プログラムに参加。

ジャパン未来リーダーズサミット・・・ビヨンドトゥモローが東京で秋ごろに開催する2泊3日の対面プログラムイベント。全国から社会的な困難を抱えた高校生・大学生が集まり、自分たちにできる社会課題へのアクションを発表する。交通費や宿泊費などの参加に関わる費用はビヨンドトゥモローが全て負担する。通称「サミット」。

エンデバー・プログラム・・・児童養護施設などの社会的養護の施設および里親家庭に暮らす進学を目指す高校生に受験費用10万円の補助と1年間の人材育成プログラムを提供する奨学金。通称「エンデバー」。

ジャパン未来スカラーシップ・プログラム・・・親との死別・離別や虐待などの社会的困難を経験した大学1年生に返済不要の奨学金50万円と1年間の人材育成プログラムを提供するもの。通称「スカラー」。

2.はじめに

現在の大学生活について教えてください!

大学では、経済学について勉強をしています!

お金の動きや、人がものを買う時の考え方を分析したり、人が最大の利益を得るにはどうするか、という問いを研究したりする、”ミクロ経済学”を主に学んでいます!

後は、大学でボランティアのサークルに入っています!
この前はサークルの活動でベトナムに行って、台風で家が壊れてしまった現地の人の家を建てに行きました。

3.バックグラウンド

私は中学1年生までの間、妹・弟の面倒を見ていて、学校に行く事ができない日々を送っていました。
それが問題で中学1年生の頃、児童養護施設に入所して学校に通う事になりました。

児童養護施設入所後、両親が離婚し、高校1年生の時に、離婚後一人暮らしをしていた母が、孤独死で亡くなりました。
その後18歳で児童養護施設を退所し、現在は一人暮らしをしています。

4.ビヨンドトゥモローとの出会いと活動

ビヨンドトゥモローに参加するきっかけは何でしたか?また、ビヨンドトゥモローへ参加する前はどんな心境でしたか?

私は高校1年生の時に、サミットに参加をしました。

当時入所していた児童養護施設の職員さんにビヨンドトゥモローの紹介を受け、興味本位でやってみようかな、と思ったのが参加のきっかけです。

実は応募後、サミットへの参加が決まってからサミット当日までの間の期間で母が亡くなり、サミットへの参加は、かなり落ち込んでいた時期での参加となりました。

そういった背景もあって、サミットへ参加する前は、同じような境遇を持った同世代の人と出会って話をすることへの期待や、すがりのような気持ちが強くありました。

サミットで印象に残っている事は何ですか?

一番印象に残っているのは、体験共有の時間です。

サミットで初めて経験した体験共有でとても衝撃を受けた覚えがあります。

そもそも自分の体験を人に話すという事自体初めてで、とても勇気がいる事でしたし、周りが壮絶な過去を自分の中で整理しながら、笑顔で話している姿に衝撃を受けました。

体験共有・・・参加学生同士が自身の経験やバックグランドについて話し合ったり、その時に感じたことを伝え合ったりする時間。

ジャパン未来リーダーズサミットの様子

サミットから1年後、エンデバーとして応募し参加をされましたが、エンデバーになってビヨンドトゥモローの活動をまたやろうと思った理由は何でしたか?


サミットへの参加をしてから1年空いて、高校3年生の時に、エンデバーに応募し参加しました。

当時は受験期で勉強ばかりをする日々を送っていて、勉強以外の事をする時間が欲しいという思いがあってエンデバーへの参加を決意し応募をしました。

エンデバー、スカラーとして2年間ビヨンドトゥモローの活動に参加して一番印象に残っていることは何ですか?

一番印象に残っているのは、スカラーの夏に経験したサマー・キャンプ2022です。

都内にある大使館を訪問し、その国の事について大使館の人にお話をして頂くというプログラムがあり、それがとても印象に残っています。

サマー・キャンプ2022の様子

当時の私は海外経験がなかったので、外国の日本とは異なる環境や文化を学ぶという事はとても勉強になったし新鮮な経験でした。

そして、2年間の活動を通してですが、対面プログラムのスケジュールのハードさというのも印象に残っています。

数日の間でかなりの情報量をインプット・アウトプットするという事や、同じ境遇を持った人たちと話し合って提言作成をするという体験は、他ではなかなかできない貴重な経験でした!

提言作成・・・同じ班の学生同士でディスカッションを重ねて、自分たちにできる社会課題へのアクションを作成・発表する。

あなたにとってビヨンドとは?

素直な、ありのままの自分でいられる場所です。

普段大学などで自分の境遇を隠しながら生活をしている中で、家庭環境が違って恵まれているな、いいなと思ってしまう事がやっぱりあるのですが、ビヨンドトゥモローでは自分の抱えてきた経験を隠す必要がなく、自分の境遇自体も悪いものとしてとらえなくていいので、気を遣わず、ゆったりと過ごすことができるような場所だと思います。

5.目指している夢と原動力


私の将来の夢は公認会計士になる事です。

私は数字を扱うのが好きだという事がわかったので、大学在学中は難しいのですが、公認会計士の資格を取って、事務所で働きたいなと考えています。

そして公認会計士としてバリバリに仕事をしてバリバリに稼ぎたいなという気持ちが一番強いので、将来お金を稼ぐことを原動力として今は勉強を頑張っています!!

こんなに正直にお金が原動力だって言ってしまって大丈夫なんですかね(笑)

6.未来のビヨンド生へのメッセージ

ビヨンドトゥモローでは、貴重な経験がたくさんできます。

普段普通に生きていたら会う事が出来ない人と会ってお話をすることができたり、普段言えない自分の抱えてきた境遇を共有し合える仲間を得る事ができたりします。

なかなか言えない事を同じような経験をしてきた人と共有した上で未来に向かっての話ができるという事は本当に貴重な経験なので、ぜひ参加してほしいなと思います。

ビヨンドトゥモローに参加した事で後悔をするという事は無いと思うので、迷っているならとりあえず挑戦してみてほしいです!

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