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【ドラマ感想】青のSP-学校内警察・嶋田隆平-

警察官と学園モノの異色コラボ。

法に触れたとみなせば中学生にも容赦なく手錠をかける、クールで型破りな警察官嶋田の言動と、それに振り回される学校と生徒がおもしろい。便利屋扱いの三枝、毎回ナイスアシスト。アクションシーンも見どころ。

元捜査一課だった嶋田の過去と学校の秘密が徐々にリンクしていき、スクールポリス制度志願の目的が明らかになる。乱暴ながら学校のいざこざが解決される度、嶋田への信頼がじわじわと積みあがっていく一方、小川先生死亡事件の真相に近づくにつれて浅野・木島校長の緊張が高まっていくストーリーが良い。

多感な年齢の生徒たちのあれやこれやだけでなく、教師の過重労働問題を取り上げており、大人たちの苦悩に焦点があるのも印象に残った。

・最終話がもったいない…

最後の最後でというべきか、小川先生死亡のカギを握る女生徒二人と教育委員長、事件の真相はそういうことだったのか…!のオチが、残念ながら貧弱…。追い詰められた岡部先生と嶋田の死闘で嶋田を応援する3年1組の生徒たちだったが、結局、物語としてはスクールポリス制度を全否定して終わったのも、やや肩透かし感があった。

ドラマに社会派で人情的な側面があったので、つい期待してしまったが、終わってみると小川先生の死亡事件の真相をめぐる大騒動に終始するのみで、こじんまりとしていた。

・でも役者さんは素敵

いじめっ子役を演じる池田優斗は、「ここは今から倫理です。」ではいじめられっ子役を演じており、正反対の役柄なんだなと気づいた。クールで読めない先生役だった山田裕貴は、わかりやすくて子犬感のある警察官に。

藤原達也と山田裕貴を生かしたアクションシーンはやはり見ごたえがあり、真木よう子はスタイルに毎回目が行ってしまった。お美しい。高橋克実の、最後まで信念を曲げない悪役感も良かった。


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公式HP:https://www.ktv.jp/schoolpolice/

番組名:「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」(全10話)

主題歌:「追い風」(SHE’S)

※上記情報は公式HPから引用しています。

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