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作品とのやりとり、作品とのエネルギー交換

何か面白い本はないかな、と本屋さんを散歩していた時に見つけた本があります。
パラパラとページをめくると、『いまのあなたが持っているものの見方です』と書かれた一文が。

“今”の“私”が持っている“ものの見方”

ということは、

“未来”の“私”が持つかもしれない“ものの見方”には無限の可能性があるわけじゃないか!

と勇気づけられ、購入したわけです。
動機はこんな感じですが、とてもワクワクする一冊であります。

それがnoteの読書感想文の課題図書にも挙がっている、こちらの本。


突然ですが、P 165に“やってみよう”とエクササイズが載っています。


そこで私は次のショートストーリーを考えました。


「海苔を用意しましょう。ご飯を真ん中に乗せてね。」
「ママー!ご飯がないよ!」
「あら、あるじゃない。ここに。」
母は私のほっぺたからご飯粒をひょいと取り、海苔の上にポイと置いた。
米粒は自分探しの大航海に出たのだ。


P167にはみなさんのストーリーが記載されています。

なるほど!
うんうん、出口にもトンネルの先にも見えた!

自分意外の捉え方を知るのは、本当に楽しい。
しかし、それらを知った時、自分の中に違和感や疑問が生まれてきます。時には自分の考えと真逆でモヤモヤすることも…

その納得できない自分の気持ち、大事にしてくださいね。
なんでイライラしたり、モヤモヤするのか、そこで自分と対話することが思考を深めていく一歩です。


話は戻りますが、先程のエクササイズ、
私も最初は『光り輝く未来』や『暗い過去(トンネル)から見つけ出した明るい未来(出口)』かな?と思いました。

しかし、よくよく見ると黒でも深みが違うものを貼り合わせているように見えます。

真っ黒をベタ塗りじゃないのかぁ。
黒い四角……海苔だな、と。

もうそこからは海苔にしか見えない。
海苔といえば、“おにぎり”じゃないかしら?
(今思えばおにぎりに巻くのりは長方形だったり、小さな四角で前後から挟んだり、ですね)

そして、真ん中の白い四角は米。
ご飯たっぷりじゃない、米粒ぐらいのを少し。
少ししか乗せられない理由があったりするんですよ。
炊き忘れた!とか、食べちゃった!とか。
お米が買えない、そもそもお米が不作だ…とか。

そうして、浮かび上がってきたのが上記のショートストーリー。

小さな我が子は、いつか自分の船で社会という大海原へ漕ぎ出す。
小さなほっぺたからご飯粒を取ることもなくなります。

こうやって、私はこの作品とやりとりをしました。

音楽や絵画、彫刻、アートと言われるものは謎だらけです。
それだけで『なんで?なんで?星人』の私の探究心がくすぐられます。
見る人によって解釈が変わること、それがアートを推す理由だったりもします。


みなさんは、このエクササイズでどのようなショートストーリーを紡ぎ出しましたか?

noteにこのエクササイズのショートストーリーをあげている方がいるかな。
ぜひ読ませて欲しいです⭐︎

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