理想の姿を向いて働く生き方
「理想の働き方ってなんだろう」
これは哲学的な問である。
人生100年と言われる時代で1/4も生きていない24歳の若輩でこれを言語化しようとするのも早計かとは思いますが、様々な状況から良い節目かと思い執筆です。
前職が倒産した後、現在価値貢献させていただいている弊社からご縁を頂いたのが1年前でした。
https://note.com/beyond_borders19/n/ne6a71492c65a?fbclid=IwAR0YRl9DVCEuN3hTMS4W4hPuWQILfU8QyFQsPOlr_GgMyeoK2kbDIDo5FaY
1年前であるためそう遠くは離れていないですが、当時の思考過程を見直すとこれから書く現在の心境につながっているなとしみじみと感じるところです。頻繁に納期を遅延しながらも毎月投稿できていることも読者の皆さまがいてくださるおかげだなと、改めて感謝いたします。
では本題です。
きっかけ
「理想の働き方ができるといいね」
上長から言われた言葉でした。
入社以降、様々な機会に恵まれました。
最近気がついたのですが、筆者は何かが起こるときに、その場に居合わせる才能があるのではないかと思っています。
弊社で久しぶりの超大型案件Aが始まるその瞬間に、筆者は偶然そこに居合わせ、百戦錬磨のプロフェッショナルたちが集まるチームの隅っこの方に名前を入れていただきました。
自身でできることは限られているが、できるだけのことはやりたいという気持ちで仕事に取り組みました。当時別のクライアントBにも協力させていただいていたため、「実力不相応」「業務量過多」、しかしその大型クライアントAに対応する人的リソースが足りていないため自分がやるしかないことから結果的に労働時間は伸びていったのでした。
弊社は非常に社内管理制度が整った素晴らしい企業であり、筆者も誇りに思っているところなのですが、それゆえに実力が伴っていない新人が長時間残業をすることは良しとされません。そこで、指導が入ったのでした。
上長の意図は、「(ワークライフバランスの整った)理想の働き方ができるといいね」ということで、案件Bは引き継がれることとなりました。
しかし、その直後にさらなる転機は訪れました。
様々な事情から案件Aの終了が決まったのでした。
体力的にかなり限界を抱えながら、内田選手の引退会見の言葉を借りるならばプロフェッショナルビジネスパーソンとしての「選手生命を削りながら」仕事に取り組んでいた筆者に、考える時間が生まれることとなりました。
考えたのは、「理想の働き方とは何か」でした。
理想の働き方を考える
「仕事に時間いっぱい取り組み、余暇も全力で楽しむ」
一般的に想起されるワークライフバランスとはこうなのではないかと思います。
早朝から深夜まで慢性的な疲労を抱える筆者とは真逆にいる人達のことを表した言葉なのではないかと思います。
社員が仕事のパフォーマンスを上げるためには常に体力全開の状態で、時間あたりの生産性を最大限に高めて無駄なく働くことは営利企業にとって間違いなく重要なことであり、筆者が経営者であれば必ずここの部分に問題があれば手を入れます。もちろん、筆者のような社員の状況には手を入れるでしょう。
それを前提としたうえで、あえて言葉にしてしまうなら
早朝から深夜まで慢性的な疲労を抱えながらもその日を乗り越え明日を迎えるために本気で生きる自分は、そう嫌いじゃない。
というものです。
しかし「理想の働き方」という言葉に対して何か引っかかるものがあるのは、この状態が理想ではないという感覚もあるためでした。
状態としては確かに疲れるものの嫌いではないが、理想ではないという今の状況に欠けているのは、「未来」という視点でした。
理想の姿を考える
そもそも、朝から晩まで精一杯働く自身の姿は、予てから想起していた一つの理想像でした。とはいえ、ただそれそのものがゴールだったわけではなく、自身の理想の姿を思い描いたときに紐づく一つのシーンがそれでした。(理想の姿がプレミアリーガー、スタンフォードブリッジのサイドライン際を駆け上がってクロスを上げるのが紐づくシーンといったところでしょうか。)
それを踏まえて、筆者の理想の姿とは、
起業してビジネスを作っていく自分
倒産させず経営していく自分
であり、やってくる毎日に追われて未来を見失っていたのでした。
理想の姿を見て働く
ここまでつらつらと書いてきましたが、筆者が言語化したかったことは
理想の働き方とは、理想の姿を見て働く生き方である
ということです。
そして、そのために筆者がこれから選ぶ生き方は
専属担当クライアントを持たず、クライアントに相対するコンサルタントを手を動かす作業者としてサポートする、すなわち代理店ではなく代理人としての役割に注力する
というものです。
もちろん弊社は代理店であり、クライアントに相対するコンサルタントが主役です。そのため、より多くの人材をコンサルタントとして育てることを大事にしています。
しかし、自身の理想である「事業創造」「負けない経営」を実践していくためにはクライアントのパートナーとしての価値貢献ではなく、自分が事業担当者として事業推進していくことに使える時間を作っていきたい。そう考えたのでした。
クライアントのwebマーケ施策領域に専門人材として相対する時間を、自分や社会の未来と起業家として相対する時間に回せないだろうかと考えた一つのアイデアでした。
案件Aも案件Bも、まだ手を離れていません。最後まで、最高の仕事をやり遂げるためにはまだ眠れない日々は続きます。それでも、それを終えたあとで自分の未来と相対する時間がやってきます。そのときに、どんな選択をしていくか。
いずれにせよ、理想の姿を向いた働き方を、自分で切り拓いて行きます。
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