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奈良名所図会

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奈良の名所を美しい写真と文章で紹介・・・なんて、信じてはいけない・・・^^;
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2015年2月の記事一覧

続) 一刀両断の岩

ということで、猿沢池のほとりのこの岩は源頼光が手に乗せて豆腐のように切ったものやで、と言ってみたがもちろん信用されない・・・(^^;

(参考) https://note.mu/beyan1405/n/n4daf747a9ca3

一刀両断の岩 ~ 浮見堂 ~

一刀両断の岩 ~ 浮見堂 ~

奈良公園の南端に浮見堂という建物がある。その名の通り池の上に浮いて見える。

池の名は鏡池。鏡のごとく映る美しい池である。

さてそんな池のほとりに大きな岩がある。その岩は真っ二つに切断されている。

この岩を一刀両断にしたのは源頼光である。鹿を襲う妖怪の土蜘蛛が岩の上にいたのを、岩ごと一刀両断したといわれている。

という嘘を昔嫁さんについたらしく、以後、歴史的な建造物等の前で私が語るうんちくが

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日本最大級の顔ハメ〜 大仏殿観相窓 〜

日本最大級の顔ハメ〜 大仏殿観相窓 〜

東大寺大仏殿は奈良の大仏様を覆い隠すように建っている建物ですが、ちょうど大仏様の顔の辺りは窓が開くように出来ております。その窓を観相窓といい、何かの折に開けられます。開けられると大仏殿の外からでも大仏様のご尊顔を拝見することが出来ます。

その様子はまるで顔ハメ看板のよう。そうです、実は大仏殿は日本最大級かつ日本最初期の顔ハメ看板なのです。

顔ハメ看板のいいところは顔を出している人の顔を笑顔にす

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会いたい人はいませんか? 〜鹿寄せ〜

会いたい人はいませんか? 〜鹿寄せ〜



奈良の伝統行事鹿寄せ。ホルンを吹くとその音色に誘われて鹿達が集まってくる。

奈良公園には1000頭以上の鹿がいるが、ここに集まってくるのは100頭ぐらい。エリートである。その中のさらにエリートは人間の言葉を解す。故人がその鹿に寄せられるのだ。

ただしその意味での鹿寄せが出来るのはこれまた限られたエリート奈良人のみ。今回私は特別に知人のエリート奈良人にお願いし、鹿寄せをやってみた。

寄って

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