ぼんやりと なにもせず ただ時間を無駄に過ごす。

こうしている間にも 南極の氷は溶け、ハチドリは1秒間に55回羽ばたき、女性ボディビルダーがInstagramに自分の筋肉をアップしている。
だからなんだという話だが、世の中の話の中で だからなんだといわない話は無い。

程よい冷房環境でも長時間そこに身を投じていると 皮膚感覚はうっすら悲鳴をあげてくる。
ただ私はそれに対しても だからなんだ と対応してみせる。
ここら辺でWi-Fiが通ってる店はここだけだからだ。

仏教用語で言うところの 空 の精神は 絶えず移ろい行くこの世界そしてその法則性は本質的には意味が無いとした。
私は なんだかそんな気がする と思いながらも 「じゃ、明日から しらすしか食うな」と言われたらそこに意味を見いだして抵抗すると思う。ていうか単純に嫌だ。

時間はどうであろうか。
アマゾンの奥地に住むアマンダワ民族には時間という概念が無いらしい。
「明日」や「年齢」「日付」が言葉として無い。
ざっくりと「昼」と「夜」しか無い。
150人くらいしかいないから たぶん必要無いんだと思う。
これもまた共同幻想。
つまり私は何時間でも家で寝てても良いんだ という言い訳を手に入れた。

ではいわゆる動物的な本能は?
生きる意味みたいな哲学的問いかけでは無く生殖行為を中心に据え置いた考え方。
結婚、出産、家庭円満、社会的地位向上、それに伴う性的充足、もしくは単純な健康。確かに魅力的。ただこれもやはりある程度コントロール出来てしまう。男性の性欲のピークは医学的に19歳前後。私はもう過ぎてしまっている。だからと言って興味が無い訳ではもちろん無いが ぼんやりと過ごす事に対しての返す刀になりにくい。ただカッコつけてるだけでエロ動画めっちゃ観るけど。

なんにもしてない。 これでいいのか。

結論は いいんじゃないか だ。
いい気がする。
私はこの感じが好きだからだ。
ずっとこのままこの感じでいきたい。
将来とかそういう事じゃない。
今 ただ この感じでいきたい。

私がこの感じで生きてて世界に影響は無いし
世界の方もその感じであって私に問題が無い

この触覚が五感が色即是空が空即是色が
ただ そうなだけだと ゆってくれるのだ。

だから

働かずに寝てたいな〜