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【ピペロル語 part4】文法: 文型
ピペロル語の文型、つまり語順について説明します。
英語はSVO型、日本語はSOV型と呼ばれますが、ピペロル語は少し珍しいOSV型の言語となっています。最初に目的語が来ることで文中の重要な話題が強調されて聞こえます。
また他の型も含めて、ピペロル語にはSV型、CSV型、OSV型、OOSV型、OCSV型の5つの文型があります。(ただし、後述するとおり語順を入れ替えても成立する文もあるため、正確には見かけの文型となります。)
それぞれの基本の文の作り方を見てみましょう。
SV型
「S が V する」という意味の文です。
S は主語なので主格になります。
yoki hakul;
私は歩いている。
yoti meyuel pilal;
彼はよく眠った。
CSV型
「C (状態) に S が V する」という意味の文です。
補語 C が名詞の場合は主格になります。
Yuz yoka namiyui; Yuz yoki;
私の名前はユズです。 私はユズです。
distamidoli yetol kazmi laol il;
あの赤い星はブラックホールになるだろう。
pipelol pelasi heliotlopa;
ヘリオトロープの匂いは甘い。
CSV型でよく用いられるbe動詞 ul は現在形の場合は省略されることに注意しましょう。
OSV型
「O を S が V する」という意味の文です。
目的語 O は対格になります。
yedol kazmos pilazol yosi sokzel;
あなたはあの美しい星々を作った。
o-la~men yoki mobil;
私はこれから美味しいラーメンを食べる。
OOSV型
「IO に DO を S が V する」という意味の文です。
間接目的語 IO は与格、直接目的語 DO は対格になります。
yekol halae akyulo yoki yuhazel;
私はこの花に水を与えた。
e-Yuzumi kyoyapo yoti sokzul;
彼女はユズミに飲み物を作っている。
kyoyapo e-Yuzumi yoti sokzul;
彼女は飲み物をユズミに作っている。
普通は間接目的語を先におきますが、直接目的語を先におくことでややこれが強調されます。
COSV型
「C (状態) に O を S が V する」という意味の文です。
目的語 O は対格になります。
Yuzumi o-YuzMiku yoki namzul;
私はゆずミクさんをユズミと呼ぶ。
yuaiol yoko helyubi a-Yuzumi elazul;
ユズミの笑顔は私を幸せにする。
単語
hakul (動)歩く
meyul (動)寝る、死ぬ
distamidoli (名)ブラックホール
laol (形)赤い
pelasi (名)匂い
heliotlopi (名)ヘリオトロープ
sokzul (動)作る
akyuli (名)水
yuhazul (動)与える
kyoyapi (名)飲み物
yuaiol (形)幸せな
helyubi (名)笑顔
part4 は以上になります。
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