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【海外移住】子連れオランダ個人事業主ビザ申請 完全ガイド② 移民局失敗談あり

完全ガイド①からのつづきです。

INDEX

①日本でやっておく準備
②家を借りる
③到着後、移民局へ書類提出☚いまここ

④移民局予約 指紋登録、短期滞在許可ステッカー取得
⑤住居のある自治体へ住民登録
⑥個人銀行口座開設
⑦DigiD申請とビジネス用銀行口座開設
⑧移民局へ追加書類の提出
⑨ついに滞在ビザ獲得
⑩ビザ更新のコツ
⑪子供の学校さがし 

⑫便利サイト



③到着後、移民局へ書類提出

プリペイド携帯の契約
各お役所との連絡に必要になるので、まずプリペイド携帯を契約します。

プリペイド携帯はこちら

オランダ現地の銀行の銀行口座がないと、プリペイド携帯しか持てません。
ウェブから申し込むと、滞在住所に郵便でSIMカードが送られてきます(1-2日)。スマホのSIMカードをこれに取り換えて、LEBERAのアプリをインストール、課金します。
オランダでの電話番号ができると、Bunqというネット銀行の口座を開設することができます。これで今後光熱費ネット費などを引き落とすわけですが、なぜか私はBunqにログインエラーばかりが出て、使えませんでした(光熱費などはいったんほかの方に立て替えて払っていただいてました)

移民局の個人事業主ビザ申請書類に記入。一見ものすごい枚数にみえ挫折しそうになりますが、記入するところは限られており、意外とあっさりクリアできます。ページ下段の真ん中に7524や7518と書かれているものが必要です。

移民局用ビザ申請の必要書類

・オランダ移民局IND 7524番フォーム7601番フォーム
・ビジネスプラン  ひな形をこちらで買いました。ビジネスプランの加点基準はこちら (資本金は最低4500€ですが、5000€にすると審査にて10ポイント加点になります)
・翻訳済み戸籍謄本
・残高証明書
・パスポートコピー(顔写真ページふくめ全ページ。できればカラーコピー。オランダ入国スタンプページも必要。空白ページは不要)

各子供(子供1人につき下記1セットが必要です)
・オランダ移民局IND 7518番フォーム7623番フォーム、12歳以上の場合は7601番フォームも追加
・翻訳済み戸籍謄本
・子のパスポートコピー
・親の残高証明書
・親のパスポートコピー(同上)

パスポートのコピーはある程度日本で取ってきてもいいですが、最終的にオランダ入国時のスタンプのページも必要になるのでオランダ現地でもコピーを取る必要があります。私の行ったプリント&コピーショップはこちら

日本語からオランダ語への法定翻訳会社はこちら

移民局には原本を送りません。申請書類の原本は手元に保存し、コピーを送りましょう。

オランダ移民局(IND)宛先

Application for an economic purpose of residence (work, wealthy foreign national, study, for example) Postbusとは私書箱です。
Immigratie- en Naturalisatiedienst Postbus 5 9560 AA Ter Apel

オランダは郵便事情がわるいので必ずTrack&Trace(追跡番号)をつけてください。オランダでは郵便局という独立した建物はなく、文具店や本屋のレジの横に郵便コーナーがあり、それぞれの店が兼任しています。
郵便ショップサーチはこちら。Brunaというチェーン書店でよく取扱いがあります。

費用:
戸籍謄本翻訳料 133.10€
ビザ申請料 350€(親)70€×2(子供)

ビザ申請費用は2023年9月時点のものです。費用確認はここから
Work as a self-employed person

④移民局予約 指紋登録、短期滞在許可ステッカー取得

移民局から、自分の滞在(または居住)先に「申請を受け付けました」というレターが来ます。(2-3日)その中にVナンバーという申請者1人1人に割り当てられるナンバーがあります。
V-nummerが個人番号、Zaaknummerが今回の申請についてのケース番号で、レター右上に書かれています。

このVナンバーが手に入れば次のステップです。

仮滞在許可証(Residence endorsement sticker)とbiometric information(指紋採取)の予約です。2つにわけても予約できますが、同じ場所でやるので同じ日に予約してしまうのが良いです。居住地に近いIND支所で予約を取りましょう。私が予約したときは3週間後のスロットしか空いていませんでした。

仮滞在許可書Residence endorsement sticker予約

https://oap.ind.nl/oap/en/#/VAA

biometric information予約

https://oap.ind.nl/oap/en/#/BIO

【失敗談①】

第一回目に移民局に行った時、間違った知識を持つ係官Aに当たってしまいました。本来、「家族全員のパスポートに、1人1人短期滞在許可ステッカーを貼る(期限はMAXの3か月)」が正解なのですが、その係官Aは「子供はステッカーがいらない、どうしても貼ってほしければ期限1か月のものを貼ってあげる」と案内しました。それで期限1か月のものを貼ってもらったのですが、次に自治体の住民登録予約を取ろうとすると、1か月以上先の予約しか取れないため、自治体にパスポートを持参する前に、子供の短期滞在許可期限が切れる、という見通しになってしまったのです。
(自治体には有効期限のある短期滞在許可ステッカーを貼ったパスポートを持参する必要があります。言うまでもなく滞在許可期限を超えて滞在することは不法滞在になります)
そのため移民局の予約を取り直し、わざわざ二度手間でアムステルダムまで行くことになってしまいました。

【失敗談②】
移民局に提出書類準備している段階で、同時に自治体の住民登録に関する予約をすぐに取るべきでした。
私は移民局での上記の登録が完了してから自治体の予約を取ったので、住民登録を6週間以上も待つことになってしまいました。

完全ガイド③につづきます



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