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B'zの中から俺の好きな曲を挙げていくだけ②

 どうもべっちょです。


今回は思い出補正もあります。X(旧Twitter)の短評とガッツリ被っていきます。


①ギリギリchop(Version 51)(このバージョンはアルバム「Brotherhood」のみ収録)

いやー、ギター何回練習しても出来なかった!こっちのバージョンはイントロからフルピッキング多いから難易度高い!
X(旧Twitter)の#今日の一曲 でツリーにした最初の一曲で、シングルバージョンで演奏した黒瀬さんと寺沢さんには申し訳ないんだけど、シングルバージョンと比べてレベルが違いすぎるんよ。
パット・トーピーの前ノリなのに走らず堅牢無比なドラムの上にビリー・シーンのリズムド真ん中の3フィンガーバカテクベース。
そこに触発されたのか、後ノリでBPM235(117or118と書いているサイトもあるが、それで譜面を書くと32分音符が多数出てきて読みづらすぎるだろ!)の3連符、16分フルピッキングで対抗するTAK、ラストのフェイクシャウトで最高到達する稲葉さん。
ここまでやっているのに一般の方にはシングルバージョンしか知られていない理由は多分名探偵コナンのせいだと思う。
寺沢さんとビリー・シーン、黒瀬さんとパット・トーピーの方向性は当然違うから比較すべきじゃないんだけど、当時既にMr.Bigの虜になっていたからこっちを選んだんだけど(ビリーはギターソロ前のベースがえげつないし、パットは前ノリなのに一切ヨレないリズム)、寺沢さんの方もたいがいヤバい(TAKから注文されたテイストの指示を完全に無視してソロ前のベースを弾いた的な意味で)からぶっちゃけ両方聴いて欲しいんで、BrotherhoodとB'z The Best XXV 1999-2012を買って聴き比べして欲しい。
ちなみに初期も初期からのB'zガチ勢にはおなじみの明石昌夫さんが95年ぐらいに結構な頻度で使ってた緑色のベース、あれYAMAHAのビリー・シーンモデルです。


②パルス(アルバム「THE CIRCLE」収録)

これ本当に好き。
新潟県中越地震で奇跡的に助かった男の子からインスピレーションを得て作られた…というと暗い曲調だと思われるだろうけど、ガッツリハードロック。BPM170ぐらいのリフドライヴチューン。ペダルノートも良いアクセント。

絶望の中から希望を見出すところが最後の「黒い壁が崩れていく」に繋がるんだけど、とにかく「暗闇でも徒手空拳でもなんでも振り回して諦めなければ、闇の外の人も気付いて助けてくれて壁をブチ破って光を勝ち取れる」という明確で前向きなメッセージソング。


③MOVE(シングル「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE」両A面、他アルバム2枚収録)

もうね、完全にLAメタルベース。そこにTAKと稲葉さんの趣味が混ざってる。同人曲と呼んでも差し支えない。だが、それがいい!そこにシビれる!あこがれるゥ!
LAメタル代表(始祖とは言っていない。カテゴリが作られる前のバンドはその範疇ではないので)のMotley Crueが大元としてあって、そこに当然Aerosmith(そもそもLAメタルそのものの派生前始祖)、他の要素としてはDIO(セリフの伏線回収)、MSG(ソロのところ)、LOUDNESS(稲葉さんが歌い方を少し二井原さんに寄せている)を混ぜてLION(ダグ・アルドリッチのエッセンス)をトッピング足してみた感じ(まぁ、そのトッピングは後々DIOに吸収されるわけだが)。あとはSlashのリフ回しも出てる(ガンズ在籍末期~Slash's Snakepitの頃)。
織田哲郎が相川七瀬に提供した曲をB'zが編曲して自分らでやったらこうなる」みたいなカッコよさ。ソリッド感が凄いのと最後のシャウトがかっけぇんだわ。ソロは明らかにSlashとRAT期のジェイク・E・リーのリスペクト。
混ぜたらオリジナリティが出てくるのは音楽の常なんだけど、「B'zがこんな曲作ってたんだ」となるのでおすすめ。


■おわりに

アップテンポ3連でまとめてみたけどどうだろう?
ギリギリchop以外はそこまで知名度が無い(というかギリギリchopの知名度が高すぎるので相対的に見劣りしてしまう)んだけど、MOVEは単独A面でも絶対売れるレベル(からMixtureにそのまま収録されたしベストにも収録された)、パルスは曲背景まで考えると勇気を与えてくれるので是非聴いてみて。

…ちなみに①の「ドラムが前ノリ、ギターが後ノリ」の組み合わせはLed Zeppelinのボンゾとジミー・ペイジの組み合わせと同じですね。これが張り詰めた緊張感を生んでいる訳です。

ではまた。

#Bz #音楽

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