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エイケンとかいう週刊少年のチャンピオン

 どうもべっちょです。



■あの頃俺たちは思春期だった

・この漫画のあらすじをWikipediaから引用しますね。

総生徒数5万4000人の巨大(マンモス)学園、私立ザッショノ学園。この学校の高等部に入学した三船伝助は、同じく高等部に入学した美少女・東雲ちはるに一目惚れしてしまう。そんな時、伝助は謎の先輩・御園霧香の謀略により、半強制的に謎の部活・エイケン部に入部させられることになる。しかし、エイケン部は顧問を含め全員美女ばかりの部で、何とちはるもエイケン部に入部させられていた。

部員やザッショノ学園の生徒の起こす騒動に巻き込まれつつも、伝助はちはるとの仲を良くするべく奮闘する。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エイケン_(漫画)

このあらすじは何の意味もないです。ただの巨乳漫画です。


■なぜこんな記事を書こうと思ってしまったのか

・チャンピオンでここまで単純明快かつ脈絡のないおっぱいヒット漫画はこれだけ

がきデカも「脈絡の無いエロ」で言えばそうなんだが、あれは「お下劣漫画」で(キューティーハニーは脈絡があるので)、どちらかといえば後継は「浦鉄」なので、ジャンルとして別物。まあ、同じチャンピオンで例えるなら「自転車漫画」の「シャカリキ!」と「弱虫ペダル」の違いみたいなもんです。
それぐらい違う。


・週刊少年誌でヌケるかヌケないかの壁をぶち破ってきやがった

この先駆はパンチラの緻密さに定評のある桂正和御大なのだが、エイケンはパンチラとかそう言うレベルじゃなく、何故か制服着ているのにノーブラ(浮き乳首)とか、そういう訳のわからなさと、少年に対する「わかっている」感が凄い。あれにゴーサインを出した編集長には勲四等を授与すべき。チャンピオン読者の何割がおせわになったのか知りたい。
というか、「ドカベンプロ野球編」にゴーサインを出した編集長と同一人物とはとても思えない。何が何でも部数を穫りに行く精神が凄い。


■ラブコメにエロをぶち込むか、エロにラブコメをぶち込むかの決定的な違い

・前者の場合

「既に意中の相手が居て、そこに(ライバルの女含む)ラッキースケベを入れてくる」。これが王道パターン。ラブコメベースですね。I'sがこれ。人間関係をコンパクトにまとめていて非常に理解しやすい。桂正和先生の本気。一応エイケンもこっちのはずなのだが…

・後者の場合

「意中の相手が居ないのに、主人公補正ならではの巻き込まれ体質で誰彼構わずラッキースケベの雨嵐を降らせてきて、時には直接表現も入れてくる」。青年誌では多い。

こういう見方をすれば結構違うでしょ?


■では、今流行っているのはどっち?

漫画の主軸が何であれ(主軸が無いことも多々ある)、どんな脈絡のないところからでもラッキースケベをぶち込んできて、いろんな女性から好かれるハーレムパターン。

なろうで流行ったからそれのコピペみたいなもんですね。


■現代の流行はそれでいいのか

いいとおもいます。
時代の要請がそうなのであれば、老害が口出しすることでもないし。
まあ「こんな漫画ばっかり書いている原作者は成長するんだろうか?」って疑問もあるけど、スーパードクターKやカメレオン世代の私も「氷の令嬢の溶かし方」とかの純ラブコメとか(3巻で終わったけど)、「島崎奈々@お仕事募集中」とかの純愛エロコメも読む漫画好きなので、読む側のフレキシブルさも求められるし、嫌いなら読まなければいいでしょ?


■おわりに

漫画にどうたらこうたら言ってバズるのは、漫画がヒットするか漫画家が捕まるか(たけしは両方という稀有な例)のどちらか、もしくは雷句誠の時みたいに編集部がやらかしたか(まさかこれを書いた翌日にこれと同種が出てくるとは思わなかった。web専の出版社ってこういうの散見されるよね。)

なので、いち読者としては、ポジティブな感想をつぶやいたり、ネガな感想でもつぶやけばいいとは思うけど、それが漫画に反映されることはほぼ無いので、好きな漫画が出てきたら応援するのが良いと思うよ。


エイケンの話?

クソお世話になりました!!!(どん!!)


ではまた。

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