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【アラフォーぼっち】人としてダメだと思っていた私がちょっとほっとした話

恋愛がうまくいかない自分はダメな人間なのかもしれない……。
他者とつながれなくて寂しい…。
自分が安心できる居場所って、どこにあるんだろう……。

そう考えている人はいないだろうか。
そう考えいているあなたは、私だ。
私は、ずっとそう感じていた。今も、どこかで感じている。
ただ、そんな私は最近、大人にも発達段階があるということを学んだ。
「大人の発達段階」を知り、少し心が楽になった。

「大人の発達段階」において、20歳から40歳までは、自分の幸福の基盤を見つけ、安定を求めようとする時期なのだそうだ。
この時期に、親密な対人関係が築けるかどうか、自分が安心できる環境・場所が構築できるかどうかというのが、この時期のカギとなるらしい。
そう考えると、20代~30代に人生のパートナーを見つけ、結婚し、家庭を築く人が大半であるというのも納得ができる。
ただ、残念ながら、家族は一人でできるものではない。

自分自身を振り返ってみる。恋愛はからきし苦手だった。

20代、英語に興味を持ち、とにかく英語が話せるようになりたくて、英語を勉強していた。海外で生活してみたいと、20代半ばで留学。この時に失恋している。帰国後、英語に関係する仕事をしていた。ただ、留学生活が楽しすぎて、どうしても海外で仕事がしたくなった。その夢を叶えるために、転職。

30代前半、海外で仕事をする夢が叶う。知り合いがいない初めての国での生活。メンタル的には、正直ちょっと辛かった。30代前半、日本では自分の親しい人の多くが結婚・出産を経験するタイミングだった。
「自分の人生、これでいいのかな?」
そんな疑問が頭を過る。自分一人が取り残されている感覚を覚え始めたのは、この頃だ。海外での就業期間が終わって帰国後、正直腑抜けていた。やってみたいと思っていた夢を叶え、その後、何をしたらいいかが分からなくなっていた。

けれど、食べていかなければいけない。
有難いことに、勤務先から非正規から正規雇用にならないかと申し出があり、引き受けた。認められたくてガムシャラに仕事した。それ以外、自分が何をしたらいいか分からなかった。

そんな時、ようやく、あ、ちょっといいな……と思える人と出逢った。
結論から言うと、最悪の結果に。
彼を信じて、彼に幸せな人生を歩んでほしくて、一生懸命サポートしたかった。サポートしたかったのだけれど、私のやり方は間違っていたらしい。
私には彼を幸せにする力がなかった。ただ、それだけのことなのだけれど、自分はやっぱりうまく人とつながれないダメな人間なんだ……どこかに欠陥がある人間なんだと、心のどこかで感じた。

また、仕事にのめり込む。

正直、私は自分のやりたいことをやりながらも、ずっと寂しかったのだ。
誰かに傍にいて欲しかったし、誰かの傍にいたかった。
ただ、強がりな私はそれを認められなくて……。
寂しくなんかないよ、そうカッコつけて生きてきた。

本当は、誰ともつながれないのが苦しくて、寂しくて、辛かった。

最近、その辛さから、ちょっとずつ解放されつつある。
解放され始めたのは、自分自身の寂しさを素直に認めたからというのが一つ。
もう一つは、大人にも発達段階があることが知れたこと。私はすごく気が楽になった。20代~30代は親密な関係を求めやすい時期で、それが思うようにいかなかったら苦しむのは、人として当たり前なのか……と。いつも人として自分がダメだからこんなに苦しいんだと思っていた私は正直、ほっとした。

結局のところ、自分が安心できる場所・環境というのは、自分で創りだすしかない。今いる場所が居心地が悪いのであれば、逃げるのもいいと思う。自分で変えてみようと足掻くのもいいと思う。

大切なのは、自分の今の感情を認めて、あなたがどうしたいかを知ることだ。
誰かと一緒に生きていく人生を歩みたいと思っているか。
それとも、自分一人の時間を充実させていく人生を送りたいと思っているか。

どちらの人生も正解だ。他者の人生と比べる必要はない。
大切なことは、あなた自身が、自分の人生をどうデザインしたいか。
まずは、あなたがやってみたいことを書き出してみよう。

【参考】
資格のキャリカレ
メンタル心理カウンセラー資格取得講座「心理学基礎概論」

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