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【アラフォーぼっち】話し合いで傷つく あなたを守る魔法の言葉

あ……私が言ったことにYESって言ってもらえなかった……。
聞かれたから答えたのに、スルーされた……。
……私が考えることって、役に立たないのかな……。

そう考えたこと、ありますか?
私は、あります。無条件にYESって言ってもらえず、何なら上司の質問に対して答えたことがたいして取り上げられもしない。
自分が、こうやってみようか……と言ったことに対して、常に上司から、
「私なら……。」
と、自分が話した意見は全く触れられず、上司の意見だけが返ってくる。
もともと自分のことはあまり肯定的に捉えられない気質の上に、相手が何を求めているのか……ということに敏感な性質。そのため、ずっと、

私の意見は役に立たない……。
私は何もできない……。

と、自己否定のカタマリでした。
ただ、それって他者にYESって言ってもらえることが目的になっていたんじゃないか……と。

他者に認められたいから、同意が欲しかった。
けれど、欲しい同意が得られず、極端な自己否定に走っていた。
とにかく、誰かからYESだと言われることが大切だった。

ん?それって、実はすごい他責なんじゃない?
今なら、そう思います。
それに、相手は私自身を否定しているわけではありません。
考えを述べているだけなんです。
健全な意見交換というのは、そもそもがお互いが言いたいことが言い合えるのが最低条件。そこから、お互いの考えをもとに、できることとできないことを振り分け、調整をし、整合性を図る。あるいは、よりよい解を求めて、掛け算をしていく行為です。反対の意見を伝え合ったとしても、それは決してお互いの人間性を否定することにはつながりません。

それが、私の場合は、一つ意見を言って、それで自分が全てを否定された気持ちになり、何も言う気がなくなっていました。

私に欠けていたのは自分を信じること。
同時に、相手を信じる気持ちです。

その、どちらもなかった。
自分の発言を、自分で信じていませんでした。だから、相手の判断に任せる。けれど、承認欲求はあるから、心の奥底では、自分の考えが認めて貰いたかったんですね。
相手が発する意見は、単純に「私はこう思う」という自身の考えであって、決して私自身を否定するようなものではありませんでした。相手は私を否定しているわけではない、という相手への信頼がなかった。

加えて、私の中では完全に以下の図式ができていたわけです。

「私の意見の否定」=「私自身の否定」

これ、非常によろしくない考え方です。自分が辛くなってしまいます。
もともと私たちアラフォー世代は、あまり教育の場でディスカッションを行う場がありませんでした。また、「右に倣う」ことをよしとする社会慣例がまだまだ根強い世代だとも感じます。つまり、ディスカッション慣れしていないわけです。
そのため、「意見」と「個人」を切り離すのが苦手な人というのは、結構いるのではないでしょうか。

ですが、違います。

「私の意見の否定」≠「私自身の否定」

こちらが正しいです。

そうは言っても、考え方をすぐに変えるのはなかなか難しいですよね。
それに、相手を変えることは決してできません。変えていくのは、常に【自分】です。
特に、仕事において信頼関係がない相手と交渉しなければいけない時や、意見を交えなければいけない時などは、辛いです。
相手のほうが立場が上であったり、自信に満ち溢れていたりすると、ますます自己否定に陥りやすくもなってしまいます。
もしも、

……あ、否定された。

という、瞬間がやってきたら、すぐに心で次のことをあなた自身に語り掛けてください。

「大丈夫だよ。相手は違う意見を持っているだけ。
私のことを否定しているわけじゃない。」

あなたは、あなたで大丈夫です。
誰にも、あなたを否定する権利はありません。

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