雰囲気とは?

マッチングアプリでよく見掛ける「雰囲気があるところが好き」というのにモヤッとする。

最近マッチングアプリを再開してみた。
というのも自分もいい歳こいてフラフラしてるのも良くないかなとか相手がいると楽しいかなとか。
それで色んな人のページを見に行くと上のような文言をよく見掛ける。

雰囲気。
僕は「雰囲気」という言葉は受動的な言葉だと思っている。
上手く言い表せないけど、「何か」がある。

「あの人雰囲気あるね」と言うと、その人には貫禄があったり、艶やかさがあったり、その人が持つ独特な「もの」があることを指す。

つまり、その人に貫禄があるなと思えば「あの人は貫禄があるね」と言うし、艶やかだなと思えば「あの人は艶やかだね」と言う。(あまり艶やかだねと言ったことはないけど。。)

うまく言い表せないものを「雰囲気」と形容してるので、僕はこの言葉を受動的なものと考えている。

例えば旅行先でなんとなく歩いていたら昔ながらの町並みが広がっていた。
その町並みをうまく表現出来なくて「雰囲気があるね」となる。

それを端から「雰囲気があるところに行きたい」だとその「雰囲気」をうまく表現できていないから、行ってもうまく表現できるわけもなく感動は半減して、インスタに写真を載せるのが関の山。

なので、「歴史を感じられる建物が残ってる京都の町並みを肌で感じたいです!」や「自分が矮小な存在に感じられるほど雄大な自然に身を投じたいです!」とマッチングアプリの自分のページに書いてくれると「ほぅ、なるほどw」となるわけだ。

そんなことを考えながら、マッチするはずもないモデルみたいにきれいな人にいいねを送り続けている。

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