2022/2/5 TOKO/大石理乃バレンタインスペシャルライブ
大石理乃 ライブレポート 2022年 No.003
大石理乃2022年第三弾ライブは並木塔子(TOKO)さんとしっぽり弾き語りツーマン。椅子に座れる系!高齢SSWおじさん大歓喜接触チャンス!
きゅぽらん
溜池山王から乗ったガラガラの南北線。車中、路線図に見つけた川口の二文字から4年前のことを思い出した。2018年9月15日、川口ストリートジャズフェスティバル@キュポラ広場、ステージには大石理乃バンド。即興でご当地キャラ『きゅぽらんのテーマ』を披露するりのたそ。ところが〝💩みたい〜♪〟と歌うりのたそに〝そんなひどいこと言うな💢!〟と客席にいた少年が怒っていたなw〝キューポラのある街〟川口市。そのキューポラを模したきゅぽらんを💩とは…川口市民を挑発するような傍若無人な振る舞いに天真爛漫、感じたことをストレートに口に出す幼女の如くピュアなりのたそにヒヤヒヤした。それから衆人環視の中オタクたちを強制召集してハミバの茶番を決行。奇異な目で見る買い物途中の夫婦、不思議そうに見つめる子ども、どん引きする他のアーティストのファンの方々などなど、その一角だけ異様な雰囲気だったw。演後💩なんて言ったらいけないよ〜とマンスプ&無銭がっつきしようとしたが…りのたそはバンドメンバーや古参オタク達と楽しそうに屋台で飲み食いしていて声掛けられず。隠キャおじさんのしょーもない思い出。
五叉路
そんなことを回想しているうちに気づくと終点赤羽岩渕駅。改札を出てスマホ片手に初めての道を歩く。〝おぉ〜五叉路だ。駄菓子屋もある!〟ハコに到着、周囲の風景に息が漏れた。五叉路とは5本の道路が集まる交差点。五叉路以上を多叉路といい太田区の七辻交差点や江戸川区菅原橋の11叉路(国内最大)などが有名らしい。さっきwikiで調べた。因みにりのたそがよくパロディにするオウ◯真理教、その総本部があった場所も南青山の五叉路近辺。予期せぬとはいえなんでもない街の光景に感動するなんて。侘び寂びとかでは無く単にお金の掛からない趣味に傾倒していく時間はあるがお金のない貧乏おじさんに確実に進化している。いや退化か。そのうち河原の石とかにも興味を持つようになりそう。
トークタイム
閑話休題。ライブレポへ。お昼からのライブ、しかも遠方。夜型人間りのたそにとっては10時〜13時は睡眠のゴールデンタイムのはず。起きれるのかなと心配していたが杞憂であった。いた。あたりまえか。まずは並木塔子さんとのトークから。ふたりの出逢いなど貴重な話。10年前からの知己だそうだ。別々のバンドの一員であったふたりが対バンで知り合い親交を深める。当時のりのたそは山口なつみさんとのバンド(the Spinach?)に所属。二人とも当初はバンド活動していたがメンバーが働き始めたり結婚したりで徐々に集まらなくなりSSWへ。塔子さんは女優活動も始めて今に至るなどなど。大石理乃史を知る上で欠かせないエピソードトークだった。
SSW大石理乃
そしてりのたそライブ。りのたそ、まずは平均年齢査定レーダーを稼働。さっとフロアを見渡して…58.6歳!と判定。あたっているかも。そして〝マスクを外すと………美人でしたw〟でこの日初めてご尊顔をあらわに。一曲目は〝電車の曲です〟の振りから①中央快速ハミングバード(茶番無し)〝ギター弾くと指が痛くなるね次からずっとオケでやります〟とマイクを持ってしっぽりと②marryを歌い上げる。続いて自己紹介〜釧路出身、14才で出産、シングルマザーになった、札幌のオッパブで働く、東京でSSWになる〜からの③北海道のキャバクラ。ここで一旦MCを挟む。鶯谷、ソープランド、ピカソ、角海老、カドエビ?、カクエビ?、川崎などのワードが飛び交う。高齢おじさんが好きそうな単語ばかり。そういえばこの頃のりのたそ、YouTubeばっかり観ている、元ソープ嬢紅子さんのチャンネルがおもしろいなどとtweetしていたな。
トリビア
後半戦〝これからの曲は歌詞を見ないと歌えない〟SSWらしからぬ発言からスタート。スマホを見ながら④今夜はHearty Party。竹内まりやのカバー、高齢おじさんに合わせたナイスなチョイス。続いて〝自分の曲飽きてきた。しっとりとなっちゃんの歌を歌います〟で⑤チャイムへ。〝ぴょんぴょんしよう〟と呼びかけて高齢おじさんみんなでうさぎの耳手振り。〝寂しくなると死んじゃうよ〟間奏でアニマルトリビアを差し込む博識ぶり。ちなみにりのたそのCDに入っているなっちゃん(山口なつみさん)曲は五曲(yammy!、marry、チャイム、りんごの木、魔法使いあたし、)…りのたそトリビアその1。ライブ⑥曲目はマイケル一族の数奇な人生。PAさんが何これ?と興味を示したから急遽セトリに入れることに。なお曲中の一族はマイケルジャクサン、マイケルシェンコー、マイケルJファックス、マイケルジョードンと著名人とは微妙に別人…りのたそトリビアその2。
アドリブ姫
ラストは⑦りんごの木。〜歌詞がわからない♫今から探そう♪歌詞を探している♬本当の歌詞が知りたい人は後でCD買って♪ここでしか聴けない〜もはや歌詞さえ見ない。作詞をしながら歌うという暴挙に出た超絶技巧を披露。〜ガンバレガンバレ🇯🇵りのたそ📣〜最後の方は、分からないながらも一生懸命に歌う自分にエールをしていたなww。可愛らしいww本当にこんなんでいいのかりのたそw初見の方々はいやいつものオタクたちも心中騒然としてるぞwwちゃんとしたのが聴きたかったwww 名曲なのに〜何はともあれ、アドリブ姫、天才即興詩人りのたその今回限りの歌詞を聴けて超ラッキーwwだった。
synchronicity
続いてSSW TOKOがステージへ〝並木塔子ちゃんはアコギめちゃ上手くてセンスあるのだ〜!こんど教えてもらお〜〟とりのたそが崇めるパフォーマンスを堪能させていただいた。天は二物も三物も与えている。ライブ終わって撮影タイム。ステージに立つ二人を撮り放題、いろいろポージングしてくれるけどほとんど変顔だったなw。ところで物販時、塔子さんのファンの方が過去チェキを持参。りのたそと塔子さんとのスリーショットだ。なんと2年前の2月5日、奇しくも今日と同じ日に下北沢で開催されたツーマンライブで撮ったもの。ふたりともそのチェキを見て初めて日付が一致していることに気づいてびっくりしていた。そして今度はそのチェキを持ってスリーショットへ。なんと素敵なチェキw!良いアーティストには良いファンがいるということを思い知らされた。見習わねば。そういえばツーショットならあったな。貼っておこう。
駄菓子屋
終わって外へ出ると駄菓子屋に子どもが集まっている。ゲームで遊んでいるようだ。タイムスリップでもしたかのような光景。漂う昭和感。この駄菓子屋は『お菓子の種屋』と言って赤羽では超有名らしい。ググるといろんなところで取り上げられている。自分もゲームやりたかったけどやめた。通報されてしまう。場違いな高齢おじさんは不審者なだけ。〝おじさんみたいなしょーもない大人になるなよ〟と心のなかで子どもたちに声を掛けてその場を去ることにした。チョコを食べながらとぼとぼ歩く帰り道ふと、さっきのライブハウスこそが高齢おじさんたちの〝駄菓子屋〟だったんだなと、思った。そしてそこで娯楽を与えてくれるりのたそ、尊すぎるw。
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