徒然なるままに。

機械音がなる。
洗濯が終わる。
乾燥機にかけるものを選択する。
晴れているから外に干そうか。
ハンガーにかけて窓を開ける。
秋の匂いが部屋に流れ込む。

暖かく照りつける太陽とは裏腹にそこに漂う空気には少しの冷たさがあった。
外を出ることに命の危機さえ感じていたような夏も気づいたら僕の前からいなくなっていた。
全く恋しくはないが、夏が終わってしまったことという事実が反芻している。

最近は少し肌寒い。
夜は上着がないと心許なくなってしまった。
先程まで感じていた夏の蒸し暑さは跡形もなく消え去り、葉も赤く染まる時を今か今かと待ち侘びているようだった。

なんの秋にしようか。
読書の秋と研鑽の秋になることだけは確定している。
やはりチラつく就活を横目に見ながら少し楽しいことをしたいと思う。
まずは栗ご飯でも炊いてみようか。

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