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怪談の世界へやって来た。


ベス・ミタデラと申します。

私は今年、新たな挑戦をした。



それは何かと言うと……


怪談最恐戦2023

という怪談を語り最恐位(1番怖い話)を決めるコンテストへの参戦だ。

怪談最恐戦2023

自己紹介はさておき
まずは、私が、このコンテストに参戦をすることになった経緯を説明するとしよう。

宮代あきらプレゼンツ 秋葉原怪談

というイベント、怪談ファンであればご存知であろう。
私が初めて生の怪談を聴くきっかけとなったのは、2023年6月24日に開催されたVOL.11のガチンコトークバトル編だ。

秋葉原怪談VOL.11


【出演(敬称略)】
ファンキー・中村
山本洋介
吉田悠軌
西浦和也
いわお☆カイキスキー
鈴木さん九
宮代あきら


この名だたる出演者!!!
怪談ファンであればご存知であろう。(2回目)


元々、宮代氏、秋葉原怪談のスタッフ達とは
私は数年来の友人で仲間内で飲み会を楽しむ間柄だった。


イベント告知の連絡をもらい
『ガチンコトークバトル』という言葉に興味を惹かれ、取っ組み合いか?暴言の煽り合いか?と、プロレス観戦でもするかのような気持ちで

チケット1枚ください!

と。返事をする。

しかし、恥ずかしながら、その頃の私は
出演者の皆様を誰も存じ上げていなかった。

まともに怪談を聞いたこともなければ、怪談とはなんぞや…?状態だったので、イベントへ行くまでの数日間はYouTubeを見てどんな方々なのか、探り探り聴きながら過ごした。


そして当日、ひとりで会場へ。

お笑いライブや落語、観劇にはよく行っていたが、怪談ライブは完全に初めて。
どんなテンションで行けばいいのか、やけに緊張していたのを覚えている。

控えめに後方の座席へ。

すると驚くことに、出演者以外にもYouTubeで見て知った数名の怪談師が後部座席にずらりと並んでいたのである。

同業者も聴きに来るなんて、それだけ凄いメンツのイベントなんだなと感じていた。


正直、初の生の怪談はというと

なんて独特な世界…!!!という感じ。


私は怪談の知識がなく
過去に何があったのかも詳しくはわからず

何が起こるのかな、大丈夫かなと勝手にプロレス観戦でもする気マンマンで居たのにも関わらず
最後は笑顔で肩を組むお二人の姿を拝見できたことがなんだか嬉しかった!!!

ファンキー・中村さんと山本洋介さん


そして、私は今まで怪談師って稲川淳二しか知らなかったが

これが現代の怪談というもの…!!!と、衝撃を受けた。


私の中で、新しい感情が芽生えた瞬間。
終演後に更に驚いたことがある、それは何かというと怪談師達とファンの距離感!!!

え、推しと話せるの?

え、写真も撮れるの?

え、X(旧Twitter)で交流もできるの?

怪談師達もファンもアットホームで優しい方々ばかりな印象を受けたのである。


もはや怪談師は

\\\会いに行けるアイドル///


そして、宮代氏、秋葉原怪談スタッフと談笑していたのだが、そこで怪談最恐戦2023のエントリーが締め切り1週間前だということを知らされる。


『ベスも応募してみたらいいじゃん!』


私にできるのだろうか…?
何も知らないのに参加しても良いものなのか…?

ちなみに学生時代は演劇部、学園祭でのバンドの経験はあった。体育祭での競技の実況中継アナウンス、昼休みに放送室でラジオパーソナリティみたいなこともやっていた。

実はM-1の予選にも出たことがある。
人前で表現することは好きだったが、若かりし頃の勢いというものもあり、今やれと言われても度胸がついてこない…!!

家族にも相談し、悩みに悩んで締め切り日ギリギリに応募をした。

しかし、応募後に参戦者の動画を拝見して思ったことは、私は他の人達とはなんだか違うということ。

これは怪談になっていないんじゃないか…

動画の撮り方、語り方、最初の挨拶も最後のありがとうございましたもなし。

あー、やっちまった…何もかもがみんなと違う…!
きっとボロクソに叩かれて、色々と言われるんだろうな(←誰に?)

ただただ不安しかない中で結果を待っていると、なんと動画審査を通過したのだ。


厚化粧した顔面が怖かったのかな?

…なんて、奇跡的に通過できた理由を考えていた。

そして次は、Zoom審査があると運営から案内がくる。

そもそも怪談て結局、何が怪談なんだ?
何が起こると人は怖いと感じるんだ?
3分てどれだけ話せば3分なんだ?


Zoom?
パソコンで?スマホで?
Wi-Fiこれで大丈夫なのか?

い、インターネット回線…? 
お、オンライン…?

怪談のこともITのこともろくにわからないまま
時は進んで行くことになる。

X(旧Twitter)で自分の怪談アカウントを作成すると、そこには怪談を楽しむ仲間がたくさんいて優しさに救われていた。


そして、後日、ありがたいことにZoom説明会が開催される。

きっと、私のような初心者のためにも、参戦者やリスナーの方々が共にお聴き苦しくないよう
運営と進行役の住倉カオスさんは、しっかりと寄り添ってくれていたのだと思う。ご指導いただけたことをとても感謝していますm(_ _)m

今となっては言い訳にしかならないが、知識の無さや語りの未熟さはもちろんのこと、極度の緊張とおぼつかないPC操作でZoom予選は敗退となる。

参戦するのであれば全体的に準備を徹底すべきだったと、たくさんの後悔しか残らず。
初心者にしかわからない苦悩や今後の対策については、そのうちまとめて綴っていけたらと思う。

今回は長くなりそうなので割愛するが、怪談最恐戦には予測できない数々のドラマがある。敗退となり、はい終わり!ではないのである。

リベンジできるのであれば、また挑戦したい。


そして時は経ち、今年の最恐位は深津さくらさんに決まった!!!

最恐位の深津さくらさん



私は、この経験から得たこともある。

全く知らなかった怪談というジャンルを知り、挑戦してみようと思えたこと!
初めて何かに挑戦する時に年齢を気にしたら負けだと思っている。

怪談界隈に仲間ができたこと!
初心者からベテラン、怪談師もファンもみんなが楽しんでいる。

また怪談イベントを聴きに行きたいと思えたこと!
勉強がしたい、新しい発見や知識を増やしたい。


そんなこんなで私は右も左もわからぬまま


怪談の世界へやって来た。





















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