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オーディションに受かるまで

少し間があいてしまったけれど、クラウンの話の続き。

病院を訪問するクラウンになる。
そう思い立った私は、すぐにインターネット検索。
オリエンテーションが開催されていることを知って参加。
我ながら行動が早い!

オリエンテーションでは、団体の活動内容の紹介とプチワークショップがあり、活動を支える会員募集もしていたので、その場ですぐ申し込み。
すぐにクラウンにはなれなくても、何らかの形で応援していきたいと思った。

この団体のクラウンになるには、オーディションに合格し、養成トレーニング、病院での臨床研修を経て認定試験に合格しなければならないことがわかった。
狭き門であることも。
クラウン経験(人前でのパフォーマンス等の経験)は問われていない。
私も受けられる!

何の経験もないまま挑戦することを決め、初めてのオーディション・・・・・・玉砕。
まぁ、想定内。
そんなに甘くない。

そもそもクラウンって何?
どこに行けば学べるの?

その頃、SNSでケアリングクラウン養成講座というものを見つけ、よくわからないまま受講を決めた。
月1回約1年間。
クラウンについての座学やワークショップ、体験談・・・今まで触れたことのない世界だった。
この時初めてパッチアダムスを知り、DVDを借りて映画を見た。
この講座をきっかけに、同じようにケアリング系のクラウンを目指す仲間ができた。
海外のクラウンのワークショップがあると聞けば、東京まで受けに行った。
大阪でインプロ(即興)のワークショップをしているところがあると聞いて通うようになった。
静岡のイベントでクラウンのボランティアがあると知って参加するようになった。
知らないうちに、クラウンの世界が広がっていた。

もちろんその間も、オーディションは年1回受け続けていて、そして落ち続けていた。
ケアリングクラウンとして、仲間たちと高齢者施設や障がい者施設を訪問するようにもなっていた。
でも、目指すところは小児病棟を専門とするクラウン。
何度オーディションに落ちても、あきらめなかった。

その間に結婚・・・そして出産。
さすがに挑戦はちょっとお休み。

娘が1歳半を過ぎた頃、オーディションに再挑戦。

そして・・・・・・合格!!

最初の挑戦から約10年。
やっと少し近づけた。

そして養成トレーニングが始まる。


続きの話はまた今度。

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