ベタの散文詩

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悪魔の病

どうか君が怖い夢を見ませんように 神さまからの啓示を見落としませんように 君の優しい気持ちを素直に受け取られますように 君が出かける日は晴れますように おみくじはせめて良いことが書いてありますように 君の一挙手一投足を見ていたいの 君の全ての言葉を聞き取りたい、聞いていたい 君の声を聞…

(詩篇)渋谷、死者のまち2

 神の似姿に作られた唯一のはずの高等生物、人類に的を絞った未曾有の災厄が降りかかってから、白木は水緑となり、冬は夏になり、各国は鎖国し、街は閑散とし、天使や悪魔の絵を飾り崇めた公堂は多くが閉鎖され、星はその公転周期ももはや半周した。人類の単位で1050万キロもの距離を太陽を挟んで離れ…

(音源/詩篇)アタニャージ

↑。(Vocal少し入ってる version のみにしたよ。) …オィ!そこスルーしない!!www ↑↑上にあげた音楽をしっかり聴いてよね!! … atanyage(アタニャージ) 幾つになっても 冬はいつしか春になり 夜はかならず朝になり 生はしずかに終わりを迎える それが私には分からない  私の季節はず…

(詩篇)渋谷、死者のまち

人の生き死に、すなわち人生というものに存外無頓着である 感情を感じることは可能だがそれを重視せず様態のみを観察して評するので元来自然科学者然としている 自分ごとであっても遠くから達観してるかのように見つめるので物事に対して驚かない、喜怒哀楽が薄い、振りなら出来る 時折今日が何曜日…

(詩篇)おはよ、毎朝の絶滅危惧種

我が国の警察署の機能は運転免許と自動車関係が半分を占めてるけどあれ民営化したらいいんじゃ無いの 夜のプラネタリウムはこんにち何やら怪しげなテーマでデートスポットで 卓越した公用語を怒涛のように使いこなして私は相手の精神にえぐいダメージを与えるの 地球温暖化が叫ばれて久しいけど異常…

(詩篇)ベタとご主人様とウラシマ効果のfuture

ご主人様がこっちを見てると嬉しくて ご主人様に美しいヒレを披露してみせるの きれいなヒレをもつサカナは私許せない ご主人様が嬉しそうに私の水槽に他のサカナを入れる神経が わからないわ だから私、こっそりと ご主人様が見てないうちに、水槽の 私より派手なヒレを持つサカナ達を追いかけま…

鳥さん、かわいい鳥さん(モンポウ)

昔から猫を飼っていたから、かわいい小鳥を飼うのは憧れだった。 東京で一人暮らしを始めたから、チャンスだと思っていた。 そんな矢先の頃… その子は大人になりかけた年頃に、見えた 道端で、怪我でもしたのかうずくまって飛べなくなっていたから もう、あたし飛べなくなっちゃったの… って言…

(短編)いつもそう

ケーキを買っていった。 ショートケーキが2つにチョコレートケーキ、レアチーズケーキが1つ。私はレアチーズケーキがお目当てで、次点はチョコレートケーキだ。 鍵は空いていた。 今日は夏日だというのに実家はひんやりしている。いつもそう。 老いた母は少し前に半身不随になり、情けない表情をし…