ベタの散文詩

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悪魔の病

どうか君が怖い夢を見ませんように 神さまからの啓示を見落としませんように 君の優しい気持ちを素直に受け取られますように 君が出かける日は晴れますように おみくじはせめて良いことが書いてありますように 君の一挙手一投足を見ていたいの 君の全ての言葉を聞き取りたい、聞いていたい 君の声を聞…

(詩篇)世界はほしいモノにあふれてる

休みの日は 私 一日中静かに過ごすでしょ 昼はなるべく採光して カーテンを通して明るい日差しが降り注ぐように 時が 静かに 流れるように 時が流れる それは比喩表現でしかなく 実際には流れない ただ ふと気がつくと 今が さっきになり さっきは 過去になり 過去は 記憶になり それらを 思い…

(詩篇)渋谷、死者のまち2

 神の似姿に作られた唯一のはずの高等生物、人類に的を絞った未曾有の災厄が降りかかってから、白木は水緑となり、冬は夏になり、各国は鎖国し、街は閑散とし、天使や悪魔の絵を飾り崇めた公堂は多くが閉鎖され、星はその公転周期ももはや半周した。人類の単位で1050万キロもの距離を太陽を挟んで離れ…