[エクストラ]今からでも間に合うCL愛知用デッキ紹介

※CL愛知が終了しましたので、記事を無料公開に変更しました。
購入していただいた皆様、ありがとうございます。


はじめまして、bet(https://twitter.com/bet_exe)です。

2020シーズン実績
・CL東京 エクストラ 30位
・シティリーグ大阪 エクストラ 3位タイ
・CL愛知 エクストラで登録済

自己紹介はさておき、
CL2020愛知大会まで残すところ4日程ですが、皆さんデッキの準備は順調でしょうか。

スタンダードレギュレーションでは既にシティリーグが複数回開催されていますが、エクストラは新レギュでの大型大会が一度も行われておりません。普段ならTwitterやnoteを利用すればすぐに見つかる「環境デッキ」が簡単には見つけられず困っている人も居るのではないでしょうか。

私は前回の東京大会に続き今回の愛知大会もエクストラで登録しており、かなりの時間をカードの練習につぎ込みました。
持ち込むデッキ以外にもその過程で相当数のデッキを作成しており、それらのデッキを眠らせておくのは勿体ないと考え、この記事を執筆しました。

今からでも間に合うをコンセプトにした記事ですので、既に調整を終えた方、自分のデッキに自信のある方が読んでもコストパフォーマンスが悪い記事となっておりますのでご注意ください。

優勝を目指して練習してきた方へ今更参考にはならないでしょうが、勝ち越しや優先権獲得が目標な方には良い記事が書けたと自負しております。

無料部分では軽く新環境に触れて、有料部分はひたすらデッキレシピを画像で紹介する記事となっております。


レギュレーション変更の影響

ソード/シールド発売以降ではエクストラ環境でも大きな影響を与えると思われる重大なルール変更がありました。先行1ターン目サポートの禁止です。

これまでの環境では一部を除いた殆どのデッキでジャンケンに勝ったプレイヤーが先行を取っていましたが、このルール変更により先行を取りたいデッキと後攻を取りたいデッキに分かれることになるでしょう。

母数としては後攻を取りたいデッキ(プレイヤー)のほうが多いように感じますが、環境が進めば先行後攻は半々くらいになると予想しております。

大切なのは、先行や後攻どちらかに寄せすぎずに、どちらでも勝てるように意識することです。
それと同時に、自分がジャンケンに勝った場合に先行を選ぶのか後攻を選ぶのかは予め考えておく必要があります。

後攻の利点は明確です。
・サポートが使える
・技の宣言が出来る
サポートを初手で使用したいだけでなく、技で大打点も狙える《アオギリカメックス》や《レッドパーフェクション》などのデッキは先行の利点が少なく、後攻の利点のほうが明らかに大きいですね。

逆に代表的な先行の利点としては、
先行1ターン目は相手に干渉されずに場を展開できる
・ジラーチ【ねがいぼし】、ホウオウ【ふしちょう】、ザシアン【ふとうのつるぎ】などの回数を増やせる
・進化ポケモンで戦うデッキはサポートよりも進化を優先したい

特に1番目の「相手に干渉される前に展開できる」というのが重要で、《レシラム&ゼクロムGX》のように、シェイミEXやデデンネGXの特性で大量展開するデッキは後攻の場合相手に先に妨害カードを使われると極端に弱く、そして展開にサポートをあまり必要としないため先行を宣言する利点が大きいと考えています。

また、進化ポケモンのみで戦うデッキ、例えば《ゾロアークGX》《カビゴンVMAX》《ショックロック》なども先行の利点がサポート/技を先に使える後攻の利点よりも大きいと考えています。


エクストラにおける新カード評価

私が特に注目している新カードをいくつか紹介します。


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クイックボールはシェイミEXとの相性が最高に良いカードです。
クイックボールの登場により《レシラム&ゼクロムGX》などのデッキでサポートではなくシェイミEXに依存した構築が安定して組めるようになり、先行でも以前と同等以上の展開が可能になりました。

しんかのおこうは一部のデッキにのみ採用されるカードですが、進化ポケモンがメインのデッキで先行を宣言する場合は(初手でサポートが使えない為)序盤の手札の枚数が少なく、ハイパーボールなどの手札コストが必要なカードでは展開を続けるのが難しいためこのカードの恩恵は大きいです。


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新カードの中でデッキのメインアタッカーとなりうるカードはこの2種、あとはモルペコV程度と考えています。スタンで暴れているザシアンですが、現時点での私の評価はかなり低いです。

カビゴンVMAXは過去のMレックウザEXのような性能で、耐久も高く環境を支配しうるカードなのですが、《ゾロアークGX》のラッタ+どくさいみん光線などのコンボで倒されてしまう、ラプラスVMAXも青天井の打点を出してくるなど、相手のデッキとの相性に左右される割合が大きそうです。

ラプラスVMAXは《アオギリカメックス》の新たなメインアタッカーとなりそうです。
《アオギリカメックス》は先行と後攻で勝率が大きく変わるデッキのため私は持ち込む気になれませんでしたが、大きなポテンシャルを秘めていそうです。


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スタンダードでも強力なカードですが、エクストラではその比較にならないほど強力なカードです。
スタンダードでは使用できないレベルボール、ダイブボール、そして退化スプレーによって凄まじい展開力を発揮します。

①メッソンを可能な限り並べる→②ジメレオンに進化してレベルボールをサーチ、メッソンを全てジメレオンに進化する→③ダイブボールでインテレオンに進化して、退化スプレー+欲しいカードの2枚をサーチし、退化スプレーで進化したばかりのインテレオンを退化させて別のジメレオンを進化、また2枚サーチ出来ます。

インテレオンをエンジンにしたショックロックやLOデッキなどにも注目しています(今回の記事にレシピはありません)。


《レシラム&ゼクロムGX》

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/kk5Fwd-QkHbG7-VVwVbV/


新レギュレーションの《レシラム&ゼクロムGX》デッキは、このようにサポートを減らしシェイミの枚数を増やしたこのような形が多くなると予想しています。
TagGXのデッキ全般に有利に戦えるようにエネルギーを多めに採用しています。

先行1ターン目で大量のエネルギーを付けることが出来れば、その後のオカルトマニアやダストダスなどの特性ロックを無視して前から倒し続けることが可能です。


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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/EMMM3E-XfDlh0-yMyMpp/

エクストラバトルの日後半で最大勢力だったと思われる、ニンジャごっこ採用型の構築の新レギュ対応版です。
後攻1ターン目のスカイレジェンドはゲームを終わらせるほどのパワーがありますが、特性をメインに展開するデッキで後手を選んでしまうのは大きな不安です。

このタイプの構築でも、対戦相手のデッキがわからない場合は先行を選ぶほうが良いと考えております。


《ウルトラネクロズマ》

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/wVbkVF-r2wIkc-5dVVV5/

私がよく練習相手として想定していたウルトラネクロズマの構築です。
このデッキにとって先行でサポートを使えなくなったダメージはとても大きく、サイレントラボを貼るためのハードルが高くなってしまいました。

先行でサイレントラボを貼る動きは相変わらず強いのですが、返しのターンでサイレントラボを割られてしまうと動けなくなる手札の場合は温存することも多いです。


画像13

https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/LNL6Ln-IOJmg5-NLgPL6/

こちらもエクストラバトルの日の頃からほとんど変わらない構築のオクタン型ウルネクです。

こちらの構築はボールをかなり採用し、サイレントラボも4枚採用することにより上記のダストウルネクと比較するとかなり先行が強く、先行を重視するならばこのようなタイプのウルトラネクロズマを持ち込む人も多いと予想しています。


《ゾロアークGX》

ゾロアーク

https://www.pokemon-card.com/deck/result.html/deckID/yM3pyM-GnkTW7-SMEMy2/

ゾロアークGXについてはこの構築が正解とは全く思っていませんが、練習相手としてよく使用していたのはこの構築です。
先行後攻どちらでも問題なく動ける点が(練習相手としても)とても都合が良く、愛好家も多いため今回の愛知CLでも使用率は高いでしょう。

しかし、ゾロアークGXというデッキはプレイヤーの練度が試されるデッキなため個人的には今から練習することはオススメしません。


《アオギリカメックス》

アオギリ

https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/LLNgnL-JcA21b-gnP6iL/

ラプラスVMAX、ケルディオV、クイックボールと有用なカードを3種類も手に入れ、デッキ相性的にもとても良い立ち位置にいるように見えるのですが、
このデッキは先行と後攻のパワー差がかなり大きく、後攻でなければ強さを発揮しづらいです。

評価の難しいデッキですが、勝ち越しを狙う程度であれば十分なデッキパワーを持ち、構築をもう少し煮詰めることが出来れば上位も狙えるポテンシャルは持っていると感じます。


《カビゴンVMAX》

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/MMMyyE-BCKaq9-MMX223/

今回のイチオシ、耐久型カビゴンVMAXのデッキです。
無料部分で触れた、インテレオン+退化スプレーのコンボを採用しています。

現環境にカビゴンVMAXを一撃で倒せるポケモンはかなり少なく、まんたんのくすり+トリプル加速エネルギーをひたすらにループ。
ラッタ+どくさいみん光線のコンボに対抗するためにねじれたスプーン+サイレントラボを一応採用していますが、やはりゾロアークGXは厳しいでしょう。
レシラム&ゼクロムGXやウルトラネクロズマに対しては有利に戦えるため、デッキ相性的には良い立ち位置にいると予想します。


《モクロー&アローラナッシーGX》

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/QLPL66-LNqiTe-gnHgQL/

ラフレシアによってグッズロックをし、マオ&スイレンやライフフォレストによって正面からの殴り合いで勝ちにいくデッキです。
モクロー&アローラナッシーの技によりラフレシアを立てるため、後攻を取りたいデッキのひとつ。

先行の場合は無人発電所を貼って手札補充程度しか選択肢がなく、相手の返しでモクロー&アローラナッシーが被弾してしまうとその後の展開が厳しくなりそうです。


《ミュウツー&ミュウGX》

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/VkfdV5-fHk6H0-5kVwVV/

先行カキを失って大きくパワーを失ってしまったレッドパーフェクション。
次元の谷への依存度がかなり上がってしまったこと、先行で取れる行動の選択肢が少なすぎること、明確に有利な仮想敵がいないなど現在の環境ではあまり良い立ち位置では無いでしょう。


《ゲッコウガ&ゾロアークGX》

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/LPLnLN-X5czik-g6LLLH/

デッキ系統としてはレシラム&ゼクロムGXに似ている動きをしますが、安定感が下がる代わりにダメージがほぼ青天井なのが大きな特徴でしょうか。
ダブルドラゴンエネルギーが悪エネルギー2つ分の打点になるので、オルタージェネシスを使ったあと(もしくは技を使わない試合)のアルセウス&ディアルガ&パルキアGXが腐らないなど、他のデッキにはない利点があります。


終わりに

ここまでで、10個のデッキを軽く紹介してみました。
あくまでも大会前の調整デッキ集ですので、これらのデッキを使用しても勝てる保証はもちろんありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

サーナイト&ニンフィアGX、モルペコV+ソーナンス、みがわり&ピッピ人形LO、ショックロック、ビーチレジロックなど、今回紹介していないデッキにも有力なものが多いです。
環境を勝手に予想して記事を書きましたが、ルール変更後初の大型大会という事もあり今回のエクストラは環境予想はかなり難しいです。

CL愛知で優勝するのがどのデッキタイプなのか、今から楽しみです。
正直に言えば今回紹介した中から優勝デッキは出ない可能性が高いと思います。
新しいシリーズ、新しいルールでの初の大会ということで、やはり新たなタイプのデッキをうまく作成した人が優勝するのではないでしょうか。

質問などありましたら、コメント・Twitterのリプライなどお待ちしております。
ただし、大会直前ということもあり自分の練習などを優先するためお答えできない可能性も高いです。ご了承ください。

bet
https://twitter.com/bet_exe

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