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コロッケコッペの記憶

(1523字)
こんばんは。ベストフレンドという4人組漫才師のボケを担当しているけーしゅーです。
note毎日投稿141日めの今日土曜日は、
何の思い入れもないけど、なぜか頭の中に保存されている、本当にあったどうでもい記憶について書いていきたいと思います。

最近よく瞑想をするのですが、その時によく
昔のどうでもいい記憶が蘇ったりして、
おれなんでこんなこと覚えてんだろう、とか
思ったりします。そんなこときっと皆さんもあると思います。
ぼくは昨日の瞑想中にこんな事を思い出しました。

それは、ぼくが小学校3年の時に、何かの帰りに母親と東伏見のとあるパン屋に寄った時の記憶でした。
そのパン屋がここです。

まぁまぁ有名なパン屋なので、ネットに結構写真がありました。
東伏見にしては、だいぶオシャレですよね。
昼は結構並んだりするほど人気のパン屋さんで、
なかなか良い値段もしますが、
ちっちゃい頃はたまーに行っていたパン屋さんでした。

その日、パン屋さんの中に、足を一歩踏み入れると、目の前に知り合いがいることにすぐ気づきました。
一個上の小学校の先輩です。(つまりその人は小4)
その人は、学校や区民館でブイブイ言わせていた方で、ぼくも、だいぶ横柄な態度を取られたことが
何度かありました。
その方も、その日は母親と二人でいました。

普段の区民館での威張った態度とは違って、
だいぶ気持ちの悪い明るい笑みを浮かべています。
うわー、最悪だ。何でこの人とこんなオシャレな
パン屋で会わなければいけないんだ。
ぼくは、気づかれないように努めました。
しかし、混雑時のパン屋はまるで、オホーツク海の対流のごとく、人の渦を生みます。
ぼくはその渦に巻き込まれ、意志とは反して、
先輩の目の前に流されてしまいました。
その瞬間、先輩と目が合い、一瞬でぼくも気づかれました。
すぐに先輩の顔から笑顔が消え、プライベートの目から、学校にいる時の目に変わりました。
この人にもオンとオフがあることを知りました。
ぼくも若干、気を引き締めました。

そんな時に限ってぼくの母親が、「これどー?」
的な感じで話しかけてきました。
ぼくは「何でもいんじゃない。」
的な事を言って、パンに興味なさげにして
カッコつけました。
すると、先輩の方の母親も、「あんたコロッケコッペあるよ?」と言いました。これはハッキリと覚えています。それに先輩は「いい、いい。いらない。」と、謎にコロッケコッペに興味ない感じで
カッコつけました。
絶対、普段コロッケコッペ好きなはずなのに、
無理して、いらないと言っていました。
ぼくも、先輩がそう来るなら、負けじと
パンには興味ないスタンスをやめませんでした。

このように、パンに興味ないカッコつけ合いの攻防が、しばらく続きました。
先輩もぼくもその日は、自分が本当に選びたかったパンは選べませんでした。
その日から、ぼくはコロッケコッペを見る度に、
その先輩の顔が浮かびます。

何なんですか、この記憶は。
こんなガラクタな記憶が未だにぼくの頭の中には
保存されていて、今すぐにデリートしたいと思っているんですが、なかなか消えません。
もちろんバックスペースも試しましたが、どうやら
一生消えないみたいです。
なので、しょうがないからnoteに書きました。
そんで書いたら、より記憶が強固になりました。
書かなきゃ良かったな。書いた事を後悔したら、
さらに感情が乗っかってより、記憶が定着していきました。こうなったらもう、おしまいです。
2度と忘れられません。
ここから、何か生産性のあることを言うとしたら、書く、それから感情を乗せる。このようにして
何かを覚えると、記憶はかなり定着します。
受験生の皆さん、春を勝ち取って下さい。

それでは素敵な晩餐をお過ごし下さい。

#ベストフレンド #記憶#不必要な記憶#コロッケコッペ











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