蘭のお父さんの存在感
ガルパのストーリーをぼちぼち読んでいってる。
まずは立希の好きなAfterglowさんから…と思って読み進めていたら。
蘭のお父さんの存在感がすごい。
ガルパはメインキャラの一人一人にlive2Dの立ち絵が与えられている。
リアルタイムにキャラが動き、豊かに表情を変えることでかわいらしくキャラが表現されているのが特徴だ。
蘭のお父さんにも同じ技術が使われている。

見てほしい、この画面占有率。
狭苦しい。
iPadで撮影しているため横幅が狭いのは仕方ないがそれを差し引いても狭苦しくなっている。蘭のお父さんの存在一つで。
こういったサブキャラクターは立ち絵がないのが世の常だ。少なくともこの類のスマホゲーの世界では。
アイマスの各ゲームの例を取ってみれば分かりやすいが。メインキャラとなるアイドル以外はほとんど画面に映らない。あってもシルエットで済まされる。
ウリとなるメインキャラ以外に立ち絵を用意するのは無用なコストといったところだ。
そこに来てこの蘭のお父さん。
この存在感。
なぜ立ち絵がある?
その上live2Dでぬるぬる動く。
そのぬるぬるはメインの女の子たちを立たせるためのものではなかったのか?
いや、違う。
お父さんも立たせるのだ。
live2Dは女の子だけのものじゃねえ。
おっさんがぬるぬるでもいいはずだ。
バンドリさんはそう仰られてる。
実際、この立ち絵を見てから自分は蘭のお父さんのことばかりを考えている。
頼りがいがありそうな肩。着物が似合うスッとした背筋。厳しさの中に優しさの篭もった眼差し。全てがセクシーに感じられてくる。
これがlive2Dの効果だというのか。
初めからこれを狙っていたというのか。
クラフトエッグめ……。
蘭のお父さんなんぞに立ち絵を与えよってからに。
その予想外の魅力に囚われるプレイヤーが出てきてもなんら不思議ではないだろう。
蘭のお父さんは見た目のセクシーさとは裏腹に子煩悩なところもある。
それがギャップとして更に魅力を引き立てている。
蘭に厳しく接しつつも楽屋には花やお菓子を届けてくる。口煩いだけでなくきちんと子供のことを思った父親であるということに深い安心感を感じさせるのだ。
バンドリに男性のキャラクターは少ないが家族関係については妥協なく描いている。そこも好感を感じさせるところだろう。
蘭のお父さんに立ち絵があるのは決して無用なコストなどではない。必要な存在だからこそその存在感を際立たせる。この一手があるか否かでストーリーの没入感は大きく違ったものになるはずだ。
欲を言えばボイスも欲しいところだ。立ち絵があるからこそ蘭のお父さんがことが喋らないことが気にかかって仕方ない。ここに甘いボイスも加えれば人気が爆発して次第によってはカバー楽曲にまで転がり込むかもしれない。そういった想像も否応なしに膨らんでしまう。
バンドリには他にも様々なお父さんキャラが登場するようだ。アニメは一通り視聴したがmygoの燈、楽奈、そしてRoseliaの湊友希那の父親の存在は確認している。まだ他にもいるかもしれない。ぜひ皆さんでバンドを組んでステージに立って貰いたい。それだけが私の願いであり欲望だ。