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不安を必要以上に煽ってくるテレビやネットなんて見るのやめて、山田玲司の「非属の才能」でも読もうぜ


基本的に民主主義は多数決の文化だ。選挙に限らず、多数決でものごとを決めることが多い。文化祭の出し物なども、多数決で決めることがほとんどだろう。(中略)結果が見えないことへの不安を打ち消す根拠が過去の成功だと、群れはそれに従いやすいのだ。そして、さらに言えば、多数派とは自然に生まれるものというより、往々にして、いちばん権力を持った人間が作るものだ。

光文社に星海社、それに山田先生、叱ってくれ(ドM


改題された後の文庫しか持っていない(新書持ってたけど、なくしてしまった)ので、写真はありません。


しかし、こんな状況に効くのは「非属力(今思いついた)」な気がする。


国だの市町区村だのの言うことを真面目に聞いていたら、今の状況下においては、いったいいつどこで何をしたらいいかわからなくなってしまうのではないでしょうか。


今ばかりは、非属癖(これも今思いついた)つけといてよかったと思っています。


よその状況は知りませんが、今私の住んでいる自治体では頼んだ覚えもないのにスピーカーで「不急不要の外出を控え、夜間も外出を避けてください」と言ってきます。



で、こんな緊急事態の中でもご飯を食べないわけにいかないのでご飯を買いに行くという人間として最低の用を足すために、腹が減っては戦ができぬと昔から言うと思い急いでスーパーに行くと、



「感染を防ぐために、混雑する時間帯を避けてご来店ください」



とくる。



いやまあわからないでもない。


こちとら頭は悪いかもしれないけど、一応三十路(いやーん)まで歳を重ねてきて、多少の協調性を身につけてきたつもりだ。(昔は協調性ほとんどありませんでした)


夜間ではなく、かつ混雑しない時間帯を選んで買い物に行けばいいのもわかる。理性では。


しかし、わたくしの中の何かが、こう言っている気がするのである。




「じゃあ、わしはいったいいつメシ買いに行けばいいんじゃ! (何故か広島弁)」




っていう気がしてくる。



それが自分の思考の100%になってしまうとまずいわけだけど、タイトルに挙げた本を読んでおいたおかげで非属癖(簡単に言い直すと、周りの人と同じことはしない、考えない)がついていたので、自分の頭の何割かは冷静さを保てていると思う。(不安をまったく感じていないわけではない)



読書以外の娯楽がアホほどあるゆとり世代(ボーンイン昭和63年)生まれですが、教科書以外の本を読んでおいてよかったなーと。



だって、なんにも考えないでテレビとかネットばっかり見てたら、ただでさえ不安なのにさらに不安になるとしか思えないです。



メディア側の人はそれが仕事なのもわかる。


迫りくる危機について報道することも、大事でしょう。


しかし、自分も含めて一定数いる、不安になりやすい人に対して配慮のある報道ではないのではないかとも思います。批判するのは簡単なのでしませんし、こうして自分の必要だと思う情報は自分で発信しているのですが。




話が大きく逸れてしまったので、本題に戻りましょう。


一応自分なりに、こんな状況下で読んだほうがいい本は選んでいるつもりです。


どうしようと思って本を漁っていたのですが、この本がこの状況下でなんだか輝いているように見えたので、この本を紹介することにしました。


言葉もわかりやすく、そんなに長くもない。電子書籍もあるし、新書なので1000円でおつりが来ます。(中古ならもっと安い)


非属力と非属癖、いい機会だからつけときませんか。


存在やアイデアが斬新であればあるほど、革新的であればあるほど、異端であればあるほど、多数派からは理解されず疎まれ、攻撃されるかもしれない。しかし、そういった異端の変わり者こそが群れの未来を切り開くことも間違いないのだ。
























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