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神社のえほん

文字通りに神社の絵本。
初詣にきたサッカー少年がふと特別なことがあるときにこの神社によく来るなと思い至るところから始まる。その後彼の祖父と同級生だという宮司に案内されるところから突然情報量が大量で濃密になる。なんとか図鑑なみの情報量。文字から引き出されて名称が書かれ説明もついたりする。神社の境内にあるもの、宮司や巫女の服装、各種祭礼など。ただそれはわりと最近のやつじゃないのという伝統もさらっと書かれている。
巻末に作者が地元の神社の氏子総代であることが書かれていて納得。徳島在住の作者は地元の八幡神社の氏子総代であると。あと作法や決まりは神社本庁管轄下のものと注釈も。
協力には神奈川県の稲毛神社の名と徳島県の大麻比古神社・津峯神社も。
夕焼けのシーンがやけにきれいな絵となっている。社務所内にやはり作者の別の絵本や電話メモに名前などの隠し技。
神職の階級による袴の色なんてのもあり、けっこうそうなのか、というネタもあった。狛犬の口を開けたのは獅子で閉じたのは狛犬だとか。手水は最後にひしゃくをたてにして柄を洗うとか。
ちょっと盛り込みすぎで、対象をどのへんに想定しているのか分からない。子供向けなのならちょっと情報過多かも。







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