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ボンズに恋して〜セカンドシーズン①・信じ抜く!〜

1、はじめに


時刻は間もなく11月4日の早朝5時。今日、福島ファイヤーボンズは新潟アルビレックスBBと福島市のあづま総合体育館で対戦する。

何でこんな時間にと思われるだろうが、実は最近将来への不安で眠れないことが多いのだ。

怒号や罵声が繰り返される今の職場で、所謂hsp気質の私は全く力を発揮できず、上司から連日怒鳴られたり暴言を吐かれたりの繰り返し。もともとの精神疾患もかなり悪化してしまった。

当然良い評価をされることはなく、今季前半の人事評価は最低ランクに沈み、またさらに悪いことに、そのパワハラ上司から不適切な事務処理があったとして、本部に密告され、現在職を失いかねない状況にすら追い込まれている。まあこんな職場、もともと辞めてやるつもりではあったが。

そんなこんなでついに妻との関係もギクシャクし始め、将来への仕事や生活などへの大きな不安から今夜も一睡もできなかったのだ。

前置きが長くなって恐縮だが、そんなボロボロな自分を支えているのが、昨季からハマっている、バスケットボールB2リーグの福島ファイヤーボンズである。私の住む栃木からは少し遠いが、愛する第2のふるさと福島の諦めないバスケ、諦めないブースターそして諦めないアリーナの雰囲気に魅了されて、今季は早くも3回(東北カップも含めて)現地で応援させていただいている。

今の私の心を強く支えている福島ファイヤーボンズ。私がレギュラーシーズンで観戦した2試合を中心に気付いたことなどを今回記してみたい。今週末の新潟戦の前後にでもちょっと斜め読みでもしてもらえば、これほど嬉しいことはない。

2、1015熊本ヴォルターズ戦@郡山

もともと当初の試合予定では、今季の郡山開催は開幕シリーズの2試合のみということで、このシリーズだけは絶対に行くと決めていた。試合は終盤のシーソーゲームを制して、83対77で福島ファイヤーボンズが勝利。試合終盤に向けて、3051人の観衆、ブースターの声援が次第に大きくなり、勝利を呼び込む光景を目の当たりにして、自分にとっては大満足の郡山遠征となった。

このゲートとボンズくんを見るたび、自分の居場所に帰ってきたのだなと、何だか嬉しくなる。
当日は郡山広域圏の市町村のマスコットが大集合。

この日が私にとって今季初の福島ファイヤーボンズ観戦となったが、そこで気付いたこと、昨季より改善されたなあと思ったことをいくつか。

○入場時の動線が少し分かりやすくなった!
郡山のアリーナは体育館の建物入口から手荷物検査・チケットチェックまでの間の動線が、特に来場初心者に分かりにくい印象があった(それもその途中に飲食やグッズのブースがあり混雑していることから尚更)。だが、今季は建物入口に動線の地図が貼られたことで、少しは分かりやすくなったような気がする。
無論建物内にはもっともっと来場者への動線案内ポップなどがないといけないと思うし、建物内の飲食売店やグッズ売店の大きな位置図があっても良いとは思う。でも自らでホームゲーム運営上の問題点を見つけ、少しでも改善に繋げたということは若い発展途上のこのクラブにとっては大きな一歩だと思う。アリーナグルメの豊富さはBリーグでも特筆すべきものを持っているのだから、フロントにはもっともっとそれを活かすため、毎試合改善しながら、頑張って欲しい!

○ゲームデープログラムにバスケのルールが!
毎試合アリーナの入口で配布されるゲームデープログラムという冊子を見ていたら、今季は毎試合バスケットボールの基本的なルールが掲載されていることが分かった。もう少し内容を絞り込んでも良い気がするが、それでも初めてあるいは久しぶりにバスケットボールを観戦する方々を大切にするクラブの思いが感じられて嬉しくなった。これも大切な「おもてなし」の一つだろうと思う。

ちなみに最近はゲームデープログラムを電子化して紙ベースのプログラムを廃止するクラブも増えている。でも初観戦の方々も毎試合熱心に応援される方々も、あの活躍した選手は誰だと探す時に試合中にわざわざスマホを見るより、紙ベースのプログラムを見る方がずっと速い気がする。
特に福島のゲームデープログラムは紙質が良い、中央が針で綴じられているなど、私が知る限り、他のプロスポーツクラブのプログラムよりも、見た目も内容も優れたものであると思う。コスト面もあり大変かとは思うが、これからも紙ベースのゲームデープログラムを守っていって欲しい。

3、1021青森ワッツ戦@須賀川

正直、前述した郡山での試合以降は当分の間ボンズの現地応援からは少し離れるつもりだった。でもあのアリーナの心地良いそして絶対諦めない雰囲気がやっぱり大好きで恋しくなって、翌日は栃木SCのボランティア活動があるのに、須賀川の円谷幸吉メモリアルアリーナへ行ってしまった!

私はいつもアリーナ1階の指定席で、メガホンを首からぶら下げて応援しているのだが、まず驚いたのはアリーナ座席の豪華さ。真っ赤で何だか映画館のような高級感ある座席だった。少しアリーナの傾斜が緩いので、前に座る方々の頭で試合などが見づらい印象はあるが、それでも大きなストレスを感じることなく試合の応援ができた。

須賀川市のマスコット、ボータン。
郡山開催時よりアリーナの紫色率が少し低く、初見の方々も多いのかなという印象だった。

試合は前半から青森にリードを許す苦しい展開。第3クォーター終了時には2桁点差を付けられてしまったが、ここからボンズは猛反撃。一時は逆転する粘りを見せたものの、最後はあと一歩届かず。92対95でボンズは青森に敗れた。

須賀川のアリーナは初めてでしたが、郡山のアリーナよりも一回り小さいこともあって、前述した動線で困るようなことはなかった。

それと私のように福島へ電車、新幹線など公共交通機関で向かうものにとって、須賀川はアクセスが今一つだと思っていたのですが、須賀川駅から歩いて15〜20分程度で着くので、丁度良い運動だと思っていただければ良いのかなと思う。

4、結びに

現在ファイヤーボンズは前述した青森戦から連敗が続き5連敗中。通算成績は2勝7敗で東地区7チーム中で現在5位。そしてそれ以上に心配なのがケガ人が相次いでいることです。
先日の静岡戦では加藤嵩都選手が捻挫で戦線離脱、そしてそれと同様に心配なのが青森戦で大ケガ以上のケガを負った林翔太郎選手。二人とも私が見た試合でスピードとキレのある巧いプレーを見せていただけに、とても心配しています。

でも私はこうも思います。バスケの神様はその人やチームが乗り越えられる試練しか与えないのだと。林選手も加藤選手もケガを負った直後からSNS上を中心に沢山の励ましの声がボンズの内外から上がりました。その大きく強い繋がり、絆は必ずや林選手、加藤選手の大きな力になってくれるはず。私はそう確信しています。

まずはゆっくり休んで、焦らずしっかりケガを治して。これからリハビリ頑張って。りんもタケも私たちボンズファミリー、バスケファミリーの大切な仲間だから。私たちがこれから見る新しい景色にはりんやタケがいなきゃ、絶対ダメなんだ。

厳しい今季のスタートにはなりましたが、レギュラーシーズンはまだ始まったばかりです。長いシーズン、悪い時も良い時も絶対あります。今はどん底、後は絶対に上昇気流に乗っていくだけ!

日本一諦めない、諦めの悪い福島ブースターが昇格を信じなくてどうするんだ!さあここからだ!
私は「ここから」を最後まで絶対信じ抜きます!

だって、ふくしまが好きだから!

だいじょうぶ、まだたたかえる!!

心をひとつに、今日からの新潟戦、最後までみんなで戦い抜き、絶対に勝ちましょうね!

私もずっといっしょにたたかうぞい!!!

そんなこんなしているうちに、夜も少しずつ明けてきたようです。きっと今日はだいじょうぶ!

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