コロナ禍のピンチをチャンスに
新型コロナウイルスの実生活への影響を感じ始めたのは、職場全体が在宅勤務となった2月下旬。すぐに子どもの学校も休校になり、夫も在宅勤務になり、下の子の保育園も休ませて…もう丸々2ヶ月以上、こんな生活が続いている。
家族みんな元気で、ひとまず在宅でも仕事は続けられているのはありがたい限りだけど、先行きがみえないというのは辛いものがある。
そんな時に、プランドハプンスタンスセオリーの『その幸運は偶然ではないんです!』を共訳された慶應義塾大学名誉教授・花田光世先生の特別講義「今、わたしたちにできること~ピンチをチャンスに転じる、アフターコロナのキャリアづくり」を受講し、とても良い内容だったので、印象に残った内容をここにメモしておきます。(聞き書きメモなので、正確ではない部分もあるかと思いますがご了承くださいませ)
このコロナ禍にある今は、新たな飛躍に向けた準備期間
まずは花田先生の冒頭の言葉(要約)をご紹介。
変化の激しい時期は修羅場だけれど、トランジションの時期でもある。キャリアは試練とチャレンジを乗り越えて伸ばしていくものなので、この修羅場を乗り越えることで新たなステージへ行くことができる。
人間力やキャリアコンピタンシーを発揮して乗り越えることで、新たなスキルや力がつく。この試練はチャンスであるとも捉えられる。
これはすごく勇気をもらえる言葉。
だって、自分のキャリアを振り返ってみても、「あのとき大変な思いをしたのが今の力になっている」と感じるから。
就職氷河期で就活に苦しんだとき、新しい環境に飛び込んだとき、ちょっとハードルが高い仕事をやり遂げたとき…。大変だったなぁ…(遠い目)。
でも、今の自信につながっているのは、そういうときにもがきながらも対応できた自分の体験。なんでも順調に進んだわけではなかったからこそ、そのあとの成長があったように思う。
きっと私だけじゃなくて、この言葉に腹落ちする方は多いのではないのかな。その経験を信じて、自分を信じて、今は辛いけど踏ん張りどころ。
硬直的にならないことが大事
特に印象に残ったのはこの部分。
自分の価値観を大事にすべきだけれども、それを達成すべき手段、オプションは多様なのだから、そこは柔軟に。大事なのは、硬直的にならないこと。
目標は踏み出すとみえてくるものだし、意欲がもてない自分をまずは受け入れよう。その意思は書き換え可能なのだから。
この言葉に救われる。この状況で、意欲を少しも失わずにいられる人って少ないんじゃないだろうか。私もちょっと落ち込んで、体調にそれが現れたりした。
でも、それで一度落ち込んで、また浮上して、今は少しずつでも前に進みたい、学びたい意欲がわいてきている。
リスクマネジメントも大事だけど、ポジティブ思考も大事です
花田先生の講義で感じたのは、ポジティブマインド。
仕事が減ってしまったのなら、時間がある今こそ、手をつけられなかったことをしよう。学びを深めよう。
それがコロナ後の自分の糧になっているはず。
それぞれ厳しい状況にあるけれど、動いてみることで見えてくるもの、新しい方向性があるはず。
プランドハプンスタンス理論でも、思い通りにいかなくても、そこで固執せずに柔軟に準備をしていたら別の方向性が開けていくということが語られている。まさにピンチはチャンス。
今はおそらく誰にとってもピンチのとき。だからこそ、これをチャンスと捉えて動くことができる人は、コロナ後に飛躍するんだろうな。
たくさんの気になるキーワードを得たこの講義。腐らず、焦らず、したたかに、このコロナ禍でできた時間を利用しつつ上手に乗り切っていこう。
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