見出し画像

モンストドリームデイズ2日目を前に、ウリエルを考える


 1日目は予定が入ってしまったものの、2日目のチケットだけは何とか活かすことができそうだ。
 今回のモンストドリームデイズは、私にとって初めてのイベント参加となる。これだけでもいいことだ。明日はミーグリでファミ通の3人に会える可能性もあり、宮乃坊元大佐(現在:宮乃坊宇宙大元帥)の遣いの者としての役割も果たせるかもしれないと期待に胸が膨らむ

 ドリームデイズのようなイベントのお楽しみといえば、やはりモンストニュースであろう。恐らくかつての私のように、オーケストラとか何かのレクリエーションとかに全く興味がない中高生も多いであろうが、その子達の唯一にして最大の目当てではなかろうか。やはり、キャラが強くなるというのは嬉しいものである。
 1日目には、タ_ザン馬場園確定演出からのユグドラシル獣神化改、そして2020年に時代を築いたtwo for all獣神化改が発表された。どちらも2020年の方々、コロナ禍の印象もあってか感慨深い。


 まぁ、このキャラのファンには悪いが、ここからの私の本題に、彼女らが関係したとしても、いい意味で関係することは殆どない

2020年といえば…

 2020年といえば。よもや忘れてはおるまいな?そう。ウリエル獣神化改(笑)である。(笑)と書いたが、その実態は(笑)で済ませられないほど失望的なものになっている
 そもそも、現在では獣神化改の評価というのは、「強くなって当然。コネクトスキルという制約があっても、それは仕方ないくらいには上方修正される。」というものになっている。
 しかし、実装当初はそうでもなく、スサノオが合計ラック150必要というギ◻︎ちゃん仕様になっていたりアグナ姉妹がありえんくらいの制約のくせして弱かったり、まぁ色々散々だったのである。「大して強くならない、期待できないくせして、制約だけは一丁前」こんなところではなかろうか。


彼女はその最たる被害者となったのである

 2020年7月、「パンドラを前座として(後でここを否定します)」発表されたウリエルの獣神化改は、それはそれは担当者の悪趣味の塊のようなものになってしまう
 カスアビリティの超アンチウィンド、その後すぐに刎頸された元社員が最期に「俺天才か?」と得意気になって考えたのであろう魔人耐性、友情も大して強くない、時代に取り残されたHP消費ssの継続。それらの上に課された酷いコネクトスキル。しょぼい上方修正が、「獣神化改」という、その後の修正が期待できなくなる形をもって行われたのである。

上方修正入ってこれ。
上方修正入ってこれ?


 舞台の大トリを飾る彼女に浴びせられたものは、祝福の花ビラと賞賛の声ではなく、汚物、泥濘、世間からの罵詈雑言そして、その後長らく続くことになる、寒く日も出ない、暗くて鬱屈とする欧州の冬のような時代である


そもそも何で期待されているの?

 2016年9月末日。彼女の獣神化が発表された。同年7月に実装されたエデンに存在感を消されていた彼女は、ここで寵愛を受ける。

今になってみると何で強いのかよく分からないが、確かに強かったのである。主に強かったのは進化ベース。2つの(当時)強力なメイン友情、ssの号令、(当時)主要ギミックのダメウォ重力。17年新春のパンドラと、「超獣にはパンドラいて、激獣神祭(確かこの頃獣神祭から改称)にはウリエルいるから釣り合いとれている」と、本気で言われていたのである

 令和のクソガキどもはヤクモだのマサムネだの言うているが、平成のクソガキはこうであった。おめえらが声変わりしても下の毛も生えていない頃、ウリエルは確かに強く、実際にリセマラランキングや人気キャラランキングにも首位圏内にいた。五条勝枠ではなく実力で
 そんな時代を築いたキャラも時代の移ろいの中でインフレに飲まれてしまい…。

 試しに考えてみよう。君の好きなキャラを想像してほしい…ところだが、ここでは統一しておこう。ストライク…いや、彼では「役者の方がダメ」と言う意味の役不足になってしまう
 ソロモンにしよう。2022年に非常にいい結果となった彼女だが、例えば…

 反射の方:超MS→ms
     バイタルキラーm→キラーs
     幻妖キラーm→キラーs
              ソウルスティールL→幻妖耐性
     超ssターン短縮→ssターン短縮
     壁ssターン短縮→なし  
     ss倍率は元の1.2倍程度

 
   貫通の方: ダッシュm→s
                 
ラピッドボムスロー 超強貫通
      →友情底力✖️ボムスロー✖️貫通

みたいになったもんであるたまったものではなかろう
 もう老害と言われても構わん。そう、確かに実力もあった人気キャラのウリエルに、このようなたまったもんではないレベルの強化(笑)が施されたのである
 YouTube各動画の低評価数が見えた当時、リドラしか倒せないオーディンや⭕️コちゃん専用スサノオを超える低評価数が彼女にはつけられ、同じ頃に失笑と嘲笑を受けていたカメハメハを過去のものとした。そして、さまざま実況者からも失望の声をいただくことになる

 この原因であるが、
①当時はバランス型の恩恵があまりない
→②砲撃型の強友情こそ最も素晴らしい
 →③友情キャラではあまり活躍は…
というのが最も大きい原因なのではと、
かつて大佐のそっくりさんのm4が仰っていたし、私もそう思う。それに、その友情を補うような強みも特になければ…マジでただ厄介な枷がつけられただけである。TFAの煽りをくらったのは、パンドラだけでなかったのである。

 このように、進化ベースも神化ベースも全く期待に堪えるものではなかった。当時の担当者は刑死して故人になってしまったため裏話を聞けないのが残念である。 
 しかし、年を経るにつれて、ここで酷いかつての扱いの裏返しとして、期待という重圧が彼女にかけられることになっていく彼女がひしゃげてしまうか、バネのようにその圧を活かして飛躍できるかは、今現在まだ分からないが、ありがたいことである。

「前座にした」論、「昔のキャラだから〜」論、その反論

 さて、今回期待されるキャラに、かつて「前座となった」パンドラがいる。今回はパンドラが最後に発表されると考えられているが、これは「前に前座にされたから、今度はいいよね?」という非常に思慮が短絡的な人間の思考が見られるふざけてるんですか?
 なるほど、確かに順番から考えれば確かに前座に、うむ、前座にしている。しかし、この際にこれは成り立たない。何故か。どっちも一笑に付されるものだったからである。笑い物になるということは非常に辛いものだ。読者も経験はなかろうか。筆者には結構ある
 ただ、「期待されていたのに応えられなかった場合」を考えよう。この場合、高いところに持ち上げられていればいるほど、期待されていればいるほど、期待を裏切ってしまった場合に落ちる距離は長くなり、かく恥も強いものになる。つまり、ここで最も大損をこいたのは、新春のくせしてトリになれなかったパンドラではなく、担当者の粋な計らいで大した強化もされずに高い所に上らされ、梯子を外され衆人環視で笑い物にされたウリエルなのである。「前座にしたから、今度はいいだろう?」とは何とも愚かしい考えであろうか、理解いただけたろうか。

 次に、「昔のキャラだからね」という論。これは分かる。確かに売り上げを考えるとね。しょうがないよねって言うわけないでしょう
 考えてみてほしい。ルシファー、アナスタシア、ミカエル、天草四郎、ワタツミ、ワルプルギス、ダルタニャン、エクスカリバー…

 こいつらは何故強くなっているのだ?この論理は明らかに矛盾していることになる。
 「キャラ人気もあるからね。そういうキャラを弱くすると、アプリの人気を揺るがす可能性があるって判断されたんじゃない?」という考えをした奴らは、明日季節外れの黄砂に埋もれなさい。その考えで弱くされると「別にこのキャラは、大した奴にしなくても響かんやろ」と判断されたことになる。
 そう、彼女が2020年に「レンブラントの方が強い」などと謗られる理由は、本来なかったのである。



 求めるものは


 今度真獣神化をするのなら、求めるものは正直抽象的なものしか言えない。いちいち手打ちするのもめんどいので性能予想は画像で済ませるが、正直これで強いのか、もっと強くできないのか私には分からない。

ターンチャージは、壁ブmでよかった


 よって、求めるものは抽象的。
難関クエスト等で活躍できる、または…いや、その上で基本的にどこでも活躍できる、皆に重宝されて愛される強い存在になることである。あと、ゴージャス枠になることも。ぶっちゃけ、ゴージャス枠じゃないなら、周年でゴージャス枠になってほしい。マジで。
 
 いわゆる推しキャラ、魂のメインのような存在が、長き冬を耐えきり、今度は長い春を謳歌できたらば、これほど幸せなことは今後モンストで起こるまい
 筆者は昨年、ルシファー獣神化改を受け、「じゃあ、ウリエルは何だったんだ!」と憤怒して復帰した珍しい者であるが、気づけば総計で6万回ほど彼女を連れ回していた。


 

 明日の大勢が覆ることはもうないだろうが、このようなものを書くに至った。それは彼女への期待、そして世間からの後ろ指を受けた彼女を弁護したい気持ちからである。
 明日、ゴージャス枠で救われるのは彼女であって欲しい。そう思う奴がいることが伝われば幸いである。


2024/07/14午前3時前に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?