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"時の革新者:IWCの歴史とその影響力"


1868年、スイスのシャフハウゼンにてフロレンス・アリオスト・ジョーンズが立ち上げたIWC。アメリカの先進的な工業技術とスイスの精緻な時計製作技術が一つに結集され、これまで多くの高品質で革新的な時計が生まれています。パイロット・ウォッチやポルトギーゼ、ダ・ヴィンチ、インヂュニア、アクアタイマーといった著名なコレクションを生み出し、時計産業に多大な影響を与えてきたIWCの歴史を紐解いてみましょう。

ジョーンズと彼のビジョン


フロレンス・アリオスト・ジョーンズは若干27歳でボストンの時計メーカーの副社長及び製造マネージャーに就任しましたが、彼の夢はスイスで最上級のポケットウォッチを制作することでした。その夢を追求し、スイスの時計職人ハイリッヒ・モーゼルと共にインターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)を設立、ライン川の水力を活用した製造プロセスを開始しました。ジョーンズがアメリカに帰国した後、シャフハウゼンの実業家であるラウシェンバッハ家がIWCの運営を引き継ぎました。

パイロット・ウォッチとポルトギーゼの誕生


1936年、IWCが初めてスペシャル・パイロット・ウォッチを発表したとき、その独特なデザインはパイロット・ウォッチの新たな時代を切り開きました。さらに1939年には、ポルトガルの商人からの依頼で高精度のポケットウォッチムーブメントを搭載した大きな腕時計、ポルトギーゼの第一号を製作。それ以降、多くのバリエーションが登場し、IWCの代表作となりました。

永久カレンダー機能とダ・ヴィンチのイノヴェーション


1985年、IWCは「ダ・ヴィンチ・クロノグラフ・パーペチュアル・カレン

ダー」に初めて永久カレンダー機能を搭載しました。この機能は時計技師のクルト・クラウスが開発し、なんと2499年まで精確に日付を示すという画期的な設計でした。永久カレンダーはその後、ポルトギーゼやインヂュニア、アクアタイマーといった他のコレクションにも導入され、IWCの高級時計ブランドとしての位置付けを固めました。

進化を続けるIWC


1990年代以降、IWCは新しいコレクションと技術の開発により、時計業界に一石を投じ続けています。1993年には「グランドコンプリケーション」を発表し、トゥールビヨンやミニッツリピーターをはじめとする7つの複雑機構を持つ壮麗な時計を制作しました。2000年には「ビッグパイロット」を発表し、パイロット・ウォッチの伝統を現代に蘇らせました。そして2004年、「ポルトギーゼ・オートマティック」には7日間パワーリザーブ機能を導入。2015年にはポルトギーゼが75周年を迎え、「ポルトギーゼ・アニュアルカレンダー」や「ポルトギーゼ・ハンドウィンド8デイズエディション75thアニバーサリー」などの記念モデルを発表しました。

まとめ


1868年から現在に至るまで、IWCはその精緻で革新的な時計製作技術で一貫して業界をリードしてきました。パイロット・ウォッチやポルトギーゼといった名作コレクション、そして永久カレンダーなどの優れた機能を通じて時計産業に多大な影響を与えてきたIWCは、これからも新たな挑戦と進化を続けることでしょう。



・最後に…


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