【キーボード】lube偉大なり

キーボードの静音化にlubeの効果は絶大でした
といういまさら何の新しさもない情報ですが…

やっぱり効果が大きくて驚いたので。


今回の素材

TESTER68という4000円以下で買えるお安いベアボーンキーボード。
ちょっと試した感じ、筐体内の反響が大きく、スタビライザーがガチャガチャ言っていたので、基盤とケースの間に詰め物をして、スタビライザーに潤滑剤を塗りました。

  • 使った道具はこちら。

  • ドライバー

  • 家の中の現在最も不要なアイテム、スクラブペーパー(紙のスポンジ)

  • テープ

  • 潤滑剤GPL205G0(krytox類似品?)

このキーボードにはフレームはついていなくて、ネジを外すだけでプレートと基盤が分離できます。とってもシンプル。

ソファに座って膝の上でキーボードをいじる日々

LEDとかもないので、配線は電源のみ。USB端子すらない、無線専用キーボードって初めてみました。技適通ってないから大っぴらに使えない。。。

そして、これ意味あるの?っていうくら薄いスポンジ…

THE シンプル

静音の要所

上の写真のように、基盤とケースの間の空間は結構広くて、こりゃぁ盛大に反響しますよね、という構造でした。

写真撮り忘れたのですが、この薄いスポンジとケースの間に、不用品であるスクラブペーパーを折りたたんでテープで留めたものを敷き詰めています。
いわゆるテープMODという、基盤の裏にマスキングテープをはる改造、これも、一番簡単で効果も大きいので、ケースを開ける機会があったらついやりたくなってしまうので、これも実施。
たしかに、この詰め物とテープの効果はあります。
ただ、正直、この詰め物と同じくらい、いかにスタビライザーにおとなしくなってもらうかが重要なのだということが今回よくわかりました。
プレートについているスタビライザーも、振ったらカチャカチャ音がするくらい遊びがあり、これは何とかしなければと思うレベル。

今回は、基盤に合わせてカットしたマスキングテープを切れ端を、スタビライザーをはめ込むところにダンパーとしてはさんでみました。

マスキングテープと言っても、文房具としての和紙を使ったものではなくて、養生テープとして売られているちょっと硬いタイプのものです。抵抗が強くて放っておくとはがれてしまうのですが、ピンセットで押さえて素早くスタビライザーを潜り込ませます。

貼ったそばからはがれようとするテープを押さえるのが軽く難所

このテープの厚みがあってもそんなに苦労をせずにスタビライザーをセットできてしまうので、やはりスタビライザーが動くことで発生している音はかなり大きいのだないうことがわかります。

改良版TESTER68とDIY版を比較してみた

静音の効果のチェックです。
今回は同じTESTER68という商品として購入したものの、次世代版と思われる、隙間にシリコンっぽいものが詰められたものが比較対象としてあったので、同じスイッチ、同じキャップをつけてスペースバーの音の違いを試してみました。

黒⇒出荷時に静音処理がされているもの。スタビライザー潤滑済み、隙間という隙間にシリコンが詰まっている。
白⇒今回のターゲット。自分で静音処理をしたもの。

黒い方は隙間にシリコンが詰まっている

結果は、DIYの圧勝

手を入れる前は、黒の方がましで、なんなら、黒の方はそのまま使ってもいんじゃない?くらいに思っていました。
白い方、詰め物をした上に、スタビライザーにマスキングテープの処理をしてみたら、けっこう静かになったけど…まだ反響音が気になる…今回はあまりいい感じにはならないのかなぁ…とがっかりしつつ。
もしこれでダメだったら、また分解して、違う詰め物試してみるかぁって思いつつ。
とりあえずダメもとで…とスペースバーのスタビライザーにlubeをしたところ。
かなり雑音が減っていっきに形勢逆転。黒よりも静かになりました。

正直、潤滑剤に期待していなかった

…のです。これには全力でごめんなさいと謝りたい気持ちになりました。
動きが滑らかになることで減る雑音がかなりあるということなのですね。
これまで購入してきたキーボードのスイッチは、ファクトリールーブ済みと記載のあるものばかりだったし、それで特に不満を感じたことはありませんでした。
機械いじりとかしたことないし、自転車もメンテはお店任せ。グリスなんて手が汚くなるだけでなんでこんなドロドロしたものじゃないといけないんだろうって思っていたので、本当に勉強になりました…お恥ずかしい。

スタビライザーの静音効果を確認

スペースバーの静音効果に一気にテンションが上がり、今日はケースとスペースバーだけ…と思っていたはずが、全部のスタビライザーに潤滑剤を塗り、とりつけるキースイッチまで決めてしまいました。月曜日の真夜中に。

取り付けるのはこのスイッチ

EPOMAKERのフラミンゴ軸をつけることにしました。
EPOMAKERのTH80pro Monet っていうモデルを購入したときに選んだ軸です。
キレイな色だしフラミンゴっていうネーミングがかわいいと思って買ったものの。正直キーボード自体のさわり心地はあまり自分には好みではなく。フラミンゴスイッチも底付き音が大きい感じがして妙に気になり、使う機会がなくなっていたものです。
このキーボードにつけても気に入らなかったらスイッチを分解してlubeしちゃえーと思って取り付けてみることに。

今日はこれで書きました

自分で静音処理をしたTESTER68
EPOMAKERフラミンゴスイッチ

今日一日仕事ができる程度には楽しく使えました。
キーによって音のムラがあるような気もするけど、スイッチをlubeしたらもっとくなりそうな予感。

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