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二人ぼっちの夜


GWが明けてから仕事がハードモードに突入した。
締切のある仕事って本当に神経がすり減る。
私は先のスケジュールを考えながら進めるのがどうも苦手だ。

GW中、好きな人から1日1通しかLINEが返ってこなくて落ち込んでいたけど
ただ単に遊び狂っていただけでした。全然心配する必要なかった。

5/8、この日は20時半過ぎぐらいまで会社に残って仕事をしていた。
会社を出て駅で電車を待っている間、彼にいま仕事終わったよと連絡したら
「奇遇だね。俺も今終わった」とすぐに返信が来た。
どうやら同じ時間まで残って仕事をしていたらしい。
東京の夜景は残業の数なんだ〜って送ったら
「君もキラキラのひとつだよ」と言われてフフってなった。

家に帰ったら電話に誘ってくれて、寝る前に3時間ぐらい話した。
5/9、好きな人の誕生日だった。
誰よりも最初に直接おめでとうって言えた。やったね。
27歳と28歳(なりたて)の二人はただひたすら
「ワニvs熊はどっちが強いか」の話で大盛り上がりしていた。
高校生の頃から会話の内容が変わっていなくてむしろレベルが下がっている気もするけれど、くだらない話ができる関係って素敵だ。
この日仕事頑張って本当に良かった。

その日から、ほぼ毎日電話に誘ってくれるようになった。
暇だからなのか、10年ぶりに再会した時少しでも気まずくならないように
しようとしてくれているのか、多分どっちも。

電話で話していると、昔は全く音楽を聴かなかったのに好きな曲の話が出てきたり、一人でカラオケに行ったとか美容院に行ったとか、私の知らない彼の一面がたくさんあるのでその度にびっくりしている。
それから彼が付き合っていた元カノの話もたまにされるようになった。
好き嫌いが多い人だった、とか彼から振ったけど別れるとき結構大変だった、とかそんな話。
そういう話をされるたびに、脈ないな〜と感じてちょっと落ち込んだり。
私たちが関わっていなかった10年ってすごく長いんだなとしみじみ感じる。
それでもやっぱり電話できると嬉しいし、仕事も頑張れてしまうので悔しい。
あと2週間で会えるの楽しみだな。


そういえば最近、仲が良かった男友達と縁が切れる出来事があった。
元彼と別れたことでその人ともどんどん気まずくなっていて、
なんとか関係を修復しようとしたけど話せば話すほど考え方が違っていて、
結局分かり合えなかった。
これまで男女の友情はあると思っていたんだけどやっぱりないのかもなと思った。

地元の親友にこのことを話したら
「人間関係は精査されていくもの。そうやって生きてきたけど、
今私の手元にあるのはとびっきり大切なものだけだよ」と言ってくれた。
この言葉にかなり救われた。
何かを手離せばまた新しい大事なものが見つかる。
そういうの、この歳になってようやく分かってきた気がする。

今日も読んでくれてありがとうございました。
おやすみなさい


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