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SPH学生の2年間について振り返りたいと思います

0.はじめに

 こんばんは、Benzeneです。今回は自身がこの2年間の学生生活で何をやってきたのか?ということを、備忘録的につらつらと書き連ねる記事を書こうと思います。自分自身の整理や記録にもなりますし、この時期にこういうことをしていたのね(できたのね)という参考にもなるかもしれないと思ったからです。
 記事内では一つ一つをそこまで深く記述せずにさらっと書こうと思いますので、もし読んでいただいたあとに気になることやもっとここの部分について聞いてみたいことがある!という方がいらっしゃいましたら、コメントやDM等頂けたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

1.授業について

当時の自分の授業スケジュールは以下になります。

<M1 S1ターム>

4月3日~6月1日

<M1 S2ターム>

6月2日~7月22日

<M1 A1ターム>

9月25日~11月18日

<M1 A2ターム>

11月19日~1月25日

※健康医療政策学はAタームの5限です。お詫びして訂正いたします。

<2年目以降の授業>

・M2 S1ターム
授業なし

・M2 S2ターム
予防保健の実践と評価(夏季集中講座)
交渉と合意(7月の土曜日に3週連続で講義)

・M2 A1ターム
社会と健康Ⅰ(聴講)
臨床疫学経済学演習(お手伝いとして4限のみ参加)

・M2 A2ターム
臨床疫学経済学演習(お手伝いとして4限のみ参加)

 それぞれの授業がどんな授業なのかといったことについてはこの記事では個別に述べませんが、次郎作さんのこちらこちらのブログ記事や東大SPHを目指す貴方へのおすすめ授業関連記事がすごく参考になりますので4月から東大SPHに進まれる方々は見ておくとよいかと思います!
 参考までに私自身がとってよかったなと感じる授業TOP5を選ぶとしたら、疫学研究と実践、公共健康医学特論、医療コミュニケーション学、臨床疫学(Aタームの演習も含めて)、社会と健康Ⅰ かなあと思います。

2.研究について

研究進捗フローチャート

 研究については主に在学中は1本のがん疫学論文を中心に書いていました。2本目も昨年の秋ごろから着手し始めましたが、進捗が芳しくないので来年度中に形にしたいと思っています。
 私の所属していた研究室では2年コースは2本以上書く人も少なくないので、比較すると在学中に1本の論文というのは少ないのですが教授やチューターの先生方は一人ひとりの能力やペースに合わせて進めてくれます。学部時代の卒業論文は和文での文献レビューだったので、英文論文に取り組んだのは初めてでしたし学会での演題発表も初めての経験でした。

3.SPH課程以外の課外活動について

 SPHの授業や研究以外の課題活動として、保健所支援活動と国立がん研究センターのがん対策研究所(旧:社会と健康研究センター)での1年間の任意研修(インターン)を行いました。

<保健所支援活動>

 2020年4月10日~5月31日までの間、大学派遣の支援活動を行い私は毎週水曜日に勤務していました。在学中に未曾有の感染症が生じ、通常業務をはるかに超えるような事態が発生した場合の現場(保健所)の様子を間近で見ることができたことは、ニュースやネットなどの記事、SPHの講義を受けるだけでは得られない価値があったと振り返って思います。
 また、以下の記事で専攻長の先生が「院生による保健所支援は単なる手伝いではなく、教室の授業では体験できない危機管理の現場での実務を通して、現状を知り、改善策を考えてもらうことが目的だった」と述べていましたが、支援終了後に支援を通しての学びをメンバーそれぞれでシェア、ディスカッションしながら公衆衛生活動報告を作成したこともSPHの授業だけでは経験できなかったことだと思います。

※保健所支援活動の概要については、こちらのサイト(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z0508_00015.html)の後半に記載があります。

<国立がん研究センターでの任意研修>

 国立がん研究センターには任意研修という制度があります。任意研修でのインターンを知ったのは、健康医療政策学での東先生の授業やがん疫学の井上先生の授業で言及されていたのがきっかけです。また、部署決めは井上先生に連絡の上、現地に行って面談しつつ興味に合いそうな部署を考えていただき、現在お世話になっている支持・サバイバーシップTR研究部の先生を紹介していただきました。頻度も期間(Max1年)も自由に設定できますが私は1年間、週1回任意研修を行っていました。
 任意研修で私が行っていることとしては、進行中の厚労科研などのプロジェクトの会議に参加させていただいたり、研究員の方の研究をお手伝いさせていただきながら自分でも研究の計画を立てて、国立がん研究センターの倫理申請を行い、現在解析・論文作成を進めているところです。4月以降も引き続き、その研究を続けていきます。

4.在学中のアルバイトについて

<非常勤として1年以上継続したアルバイト>

・がん専門病院の病棟での日勤アルバイト(週1~2日程度)
・有料老人ホームの夜勤専従アルバイト(M1の10月後半~週1回)

 病棟日勤はもともと常勤で3年間お世話になった病棟で引き続き働かせてもらっていました(ありがたい)。老人ホームのアルバイトはA1タームになって授業数が減り、少し余裕が出てきたタイミングで始めましたが高齢者・認知症看護の実際を学ぶことができて本当にやってよかったと思っています。

<単発など短期で行ったアルバイト>

・新型コロナワクチン接種(行政の会場、職域接種会場)
・新型コロナウイルス感染者対象のコールセンター
・老人ホームの日勤
Oura ring3のvalidation研究(治験)のスタッフ(脳波測定の取り付け、夜間トラブル時対応)

 単発バイトは主にスーパーナースやベネッセMCM、MRTコメディカルを利用していましたがMCナースネットあたりも人気のようです。ここらへんの単発バイト事情を知りたい方は個別に聞いてください・・・笑

5.終わりに

 SPH在学中の2年間を振り返ってきました。ただただやってきたことを羅列していただけなので冗長になってしまって申し訳ないのですが、参考になったと思っていただける方が1人でもいましたら公開した意味はあるかなと思っています。もしご質問等あれば質問箱やTwitter DM等でご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました・・・!

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