蜘蛛の糸

前澤友作さんTwitterを拝見して。

 昨今の社会情勢の中で一人親世帯の救済に手を上げる著名人をSNSで見かける。売名行為や素晴らしいといった賛否両論が巻き起こっている。このご時世やはり批判する方が間違っているというリプライが多い。

 この中には私の場合はしょうがないでしょ?そんな事言うなんてひどい。と言わんばかりのリプライも多く見られる。

 これを見たときに芥川龍之介の蜘蛛の糸を思い出した。先に断っておくと私は全て身に降りかかるものは自己責任というスタンスで生きている。

 話は戻るが勿論やむにやまれやまれぬ事情があったのかもしれないし同情するべき理由があるのかもしれない。本当に望まないショッキングな事情、あまりに理不尽な理由があるそんな方々がおられることと思う。一方でちょっと待ってくれと言いたくなる事情があることを忘れてはならない。中には被害者面した人がいる。

 蜘蛛の糸の主人公は虫を助け蜘蛛の糸をたらされ救いを与えられそれを棒に降った。今この世の中声が上げやすい。ただそれは自分の首を締めていないか。自分は他と違うから助けられて当然。仏でなくても蜘蛛の糸を切りたくなる。

すべての人に謙虚さと自己責任という言葉の重さ今一度考えて欲しい。SNSで無責任な発言をしていないか。考えが違う人を攻撃していないか。今一度考えるいい機会なのかもしれない。


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