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【いらすとや】さんのイラストを全て鑑賞した私が、その偉業を振り返ってみる

【いらすとや】さんは2021年の活動停止宣言以来、新作イラストの点数は激減しました。それでも今年( 2022年)は66点のイラストをアップされていたようです。このnoteでは、ずっと気になっていたいらすとや さんの活動の全歴史を振り返ってみたいと思います。


2022/1/5公開の木の根のイラスト

今年は、なぜか木の根のイラストで始まりました。
続いて、迷惑系Youtuber、熱波師、培養肉、配膳ロボットといった世相を反映したイラストが並び、来年の卯年のイラストで締めくくられているようです。
いらすとや さんには、とてもタイムリーなイラストが挙げられているので、公開されたイラストをみているだけで、これまでの世相を振り返ることができます。

これまでどれぐらいのイラストが公開されてきたか?

さて、こちらのホームページの情報によれば、2012年以来の10年間に約25000点のイラストを、1ヶ月にほぼ300点平均で公開し続けられてきたことがわかります。

単純計算でほぼ 1日10点ということになります。まさに偉業といえます。
時系列で見ると、スタート時に手応えを確認した後は、2013年から本格的に取り組み始め、それを7年間も継続しています。その後、2019年からは半減し、2021年の活動停止宣言に至ります。

どのようなイラストが公開されてきたか?

いらすとやさんのホームページは、作品のカテゴリで検索できるようになっています。カテゴリ数は、 240ほどありました。
ここでは、カテゴリを 20種類ほどに分類し、それぞれの種類に該当するイラストを集計してみました。

全期間の集計結果

2012年のスタート時からどのようなイラストが公開されてきたか辿ってみたいと思います。

最初の1年間のみをクローズアップしてみました。
これを見ると当初は、季節・行事や生活が多数を占めていました。
それから徐々に食べ物・食事記号・図形・テンプレートが増加しています。身の回りの人々や子供と関わる一般ユーザの期待に応えて懸命に制作している様子が伺えます。

2013年は、健康・身体、社会、趣味・遊び、動植物などの種類のあらたなイラストが現れ、ほぼ同じ割合で公開されたようです。あたらしい種類のイラストが現れては、継続して作られる傾向は、2019年まで続きます。

飛んで、2019年以降を見ると、2020年はじめに健康・身体が急激に増えています。これは、マスクをつけた人物のイラストが増えたためです。大雑把に世相を読み取れる例です。

いらすとやさんの偉業

冒頭に全歴史を振り返るなどと大袈裟にかまえましたが、このnoteではひとまず全活動期間におけるイラスト点数を簡単にまとめました。そして、どんなカテゴリのイラストが多いのかを集計してみました。機会をみつけて、少しづつ振り返りたいと思っています。

いらすとやさんは、上記のようにとても多くのイラストを公開し続けてこられました。その多くは、ユーザのリクエストにこたえる形で作成されていることがわかります。その数は9000点にも上ります。
一方、いらすとやさんの考え方を強く反映したイラストも多数挙げられています。世相を風刺するようなイラスト、多くの人が気がつかないものごとに関するイラスト、とても味わいのある風景画のイラスト。これらも別のnoteでまとめる予定です。

新年を迎えるにあたり

いらすとやさんのイラストをほぼ全て見たわたしが一番和んだイラストは、こちらです(天国)。


よいお年を。 2022/12/31


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