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2のゾロ目のバースデー 手紙に涙

こんにちは。

この記事をすっかり温存し過ぎてしまい、投稿するのを忘れておりました(⌒-⌒; )
今年の冬のおわりにあった出来事のお話。

いつもに増して、ゾロ目祭りの今年のバースデー。
同級生の主人の方が、ほぼ1年近く誕生日が早いため、
自分の歳が時々不安になって、こっそり年号で計算するという・・・(⌒-⌒; )
なのに、パソコンを開くと「2月22日あなたの●歳の誕生日です」と
ご丁寧に露骨なメッセージが出てくるので、
思わず笑ってしまいます。

義母からの手紙

義母からバースデーメッセージの手紙をもらいました。
字が下手になった、と義母は悔やみますが、そんなことはない。
細い筆ペンでしたためてくれた和紙の便箋には
流れるような義母の文字。
いつもの丁寧で心のこもった文字がそこにありました。

「歳を重ね益々輝いた女性になって下さい。
 あなたなら出来るよ」

自分の心を読まれたような言葉にハッとして、
自然と涙が出ました。

実は、私の誕生日は義父母の結婚記念日でした。
ほんの偶然でも、私たちにはなんとも巡り合わせに感じて嬉しかったのと、
それを知った時の義母のパッとした笑顔を覚えています。

私が主人と結婚する、その年にも誕生日に一筆箋をもらいました。
それも本当に嬉しくて、今でもそれは大事にとってあります。

染みる温かさ

義母はこうしてサラッと書くことが好きです。
元々習字も好きなのだと思います。特に小筆で書くこと。
最近はPCやスマホの私たちとは理由が違いますが、
「あーあ、最近はちっとも上手く書けなくなっちゃった」
と残念そうに言います。

それでも字をちゃんと練習した人らしく、私に比べればずっときれいな字を書くと思います。
そういう所も義母の好きなところなのですが、
やはり、こうしてほんの一筆、一言を手書きでもらうというのは、
ぐっと義母の温かさが身に染みるのです。

字を書くのが好きなだけではないんですよね。
その裏に、義母のそっとしたさりげない気遣いを感じるのです。
決して出しゃばらず、でもしっとり足跡を残すような、
そんな感覚。
今時のはっきり主張するのもいいけれど、
私はこういうさりげなさも、好きです。
そしてもっというならば、方法はいずれにせよ、
こうした気遣いができるように、いつも意識していきたいなと、
そういう大人でありたい、と思っています。

おかあさん

もう80代後半となり、シャキシャキしていた義母も今はのんびりさんになりました。
最近はあんまりのんびりし過ぎて、いつもゴロゴロしているので、
本当に動けなくなってしまったな、と心配していたら、
そうでもなく、半分嬉しそうに怠けていることがわかり、
あんまり動かなかったら、デイサービス申し込むよ!とこちらも半分おどしです(笑)

でもそんなのんびり義母になっても、やはり「おかあさん」です。
義母の包まれるような温かさを側で感じさせてもらい、
嫁の立場でそれはそれは本当にありがたく、そしていつまでも義母の前では「子供」させてもらっています。

決して義母の真似はできませんが、
それでもこうしてずっと与えられてきたから、私も何の迷いもなく次世代に愛情を注ごうと思えるのです。

「愛」を与えられ、「愛」をつなぐ。

見えない形が人を結びつけていく。

このありがたさに、改めて感謝。


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