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広島焼き弁当

お好み焼きといえば関西。関西と言えば関西人。
ただ、私は神戸の生まれだ。余所の地域からみれば関西人でくくってしまうが、内心困惑している。これは京都の人も一緒だと推測する。
すでに10年ほど大阪で住んでいるが、その感覚は残ったままだ。

写真では判りづらくなってしまったが、本日は広島焼き弁当である。
神戸もいわゆる大阪風のお好み焼きが主力であり、ちゃんとした?広島焼きを食べようと思うと苦労する(お店が少ない)。
さらに、ちゃんとした広島焼きを大阪人が食べないのは、モダン焼きと言う物があるからである。簡単に言えばお好み焼きの上に焼きそばを乗っけた物であるが、焼きそばの絶妙な焦げ具合がたまらなく美味しいのである。
モダン焼き発祥のお店は諸説あるそうだが、その中の一つ、大阪天王寺の「あべとん」には是非行って欲しい。

あと、東方の人は関西=お好み焼きのイメージから、関西の人をみたら、はお好み焼き屋でお好みを焼かそうとするは止めて欲しい。(ノリでそのまま作るのが関西人だと思うが、内心は複雑である(俺調べ))
関西でのお好み焼きは、お店に行って、おばちゃんやおっちゃんが作ってくれる物で「自分で作れ」的なお店は殆ど無いのである。
東京に住んでたときに、関西人だからお好み焼き作ってと、お好み焼き屋でよく言われる話だが、それは大きな間違いである。家ではオカンが作るし、店では店員が作る。なので、たいていの人はそもそも作れないのである。
むしろ、俺が作ったから値引きして。とお店に交渉する方が得意としているはずである。

弁当に戻ろう。
今回、弁当箱は「鉄板ランチボックス」と言う、鉄板では無いポリプロピレンから出来た弁当箱である。ソース、マヨネーズ、青のり、鰹節は別の容器に入れることが出来る。弁当箱は比較的小さいが、蓋が少し盛り上がっているのでモダン焼きぐらいの高さは入る。

ただ、広島焼きをフライパンで作るのが大変で、いつも3つのフライパンを動員する。小さなプライパンで、粉を溶いた溶液とキャベツ、豚バラを入れ、焼けたら新しいフライパンにひっくり返す。使ってたフライパンで焼きそばをつくり一時弁当箱に待避。新しいフライパンに溶き卵を入れ、その上に焼きそばを乗せて本体を乗せれば完成する。非常に洗い物が多くなるのである。ソース、マヨネーズ等は、会社でチンした後で乗せれば良い。

間違いなくお好み焼きの方が楽であるのは、言うまでも無いが、私は「焼きそば大好きマン」なのでモダン焼き又は広島焼き以外考えられない。

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