ルワンダに渡ったスポーツチャンバラ

先日、現住所のあるナイロビからキガリに2泊3日でスポーツチャンバラ(以下、スポチャン)の指導に行って来ました。たまたま、5年前、本業の関係でルワンダに行き、それが縁で、ルワンダでスポチャンを教えるようになりました。

ルワンダに行く以前、本業の国際技術協力を続ける傍ら、乞われるまま、いくつかの国でスポチャンや中国武術などを教えてみたことがあります。ところが、稽古は何回も続かずに終わりました。こんな経験から、ルワンダでも、まあ、続かないだろうと、あまり期待をしていなかったのですが、予想に反して続きました。今では300人近くがスポチャンをやるようになり、また、地元のテレビや新聞にも取り上げられ、かなり知られるようになりました。

ルワンダでスポチャンが普及した要因には、まあ、私のサポートもあるのですが、現地のカウンターパートの力が大きいと思います。彼は、元々、カンフーのチームを率いて、チームをかなり大きくしたのですが、その絶頂期に乗っ取られてしまいます。そこで、自分に最後までついて来たメンバーと細々とカンフーを続けていました。その練習場所に、たまたま、通りがかったのが私で、一緒にスポチャンを始めることになったのです。彼の名前はベンジャミンと言いますが、ルワンダでは全く知られていなかったスポチャンに活路を見出したのです。

ルワンダのスポチャンは、ベンジャミンと私のこんな出会いから始まりました。そして、ルワンダでスポチャンを教える経験を通じて、武道、文化、国際協力などの観点から色々な発見や再認識がありました。本業の技術協力でも得られなかった経験も多くあるので、思い出すままにボチボチ書いて行きたいと思います。


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