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#01. そのアイディア、特許にしませんか?

 こんばんは、べんりんしゅん、と申します。 

 私は、メーカーの知財部に所属し、開発から出てくる特許ネタを特許として仕上げる特許技術者という仕事をしています。現在38歳です。

 さて、皆さんは日本は年間にどのくらい特許が出願されているかご存じでしょうか?特許庁のHPにデータがあります。このページによると昨年1年間の総出願件数は31万3008件です。2001年は43万9175件だったいうデータがあって、そこから比べると約2割減っています。

 そんな中、こちらのHPのデータによれば、中国は約150万件と10年で5倍くらい増えています。いまや全世界の特許の半分近くが中国における出願というのが現状です。

 特許の数=技術の価値ではないのですが、ここ10年で日本の企業の世界における位置づけは下がってきており、その状況を反映している結果になっていると思います。

 1企業の1知財部員という身ではありますが、日本がこの先、良い方向にいくために、日本企業(日本人)にはもっと多くの特許を出願してほしいと思っています。そんな思いが少しでも皆さんに伝えたく、皆さんに特許というものを身近に感じていただけるような記事を書いていきたいと思います。


 具体的には、企業や研究機関で「特許を書け!」と言われるけど、

①そもそも特許がなんだかわからない。

②どうやったら特許のネタになるようなアイディアが思いつくのかわからない

という人達に向けて何らかのヒントになるようなことを日々書いていきたいと思います。
 
 よろしくお願いいたします!

記事を読んでいただきありがとうございました。 支援をいただければ、また新しい記事を書くモチベーションに繋がります。よろしくお願いします。