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変化の時代に送るエール

若い世代へのエール

50歳で起業して3年目となったが、最近、若い経営者(20代後半~30代半ば)の方々と仕事する機会に恵まれている。彼らに共通して目につくことは”スピード”である。打ち合わせ後のアクションが「早く」、そして「速い」。水の流れで例えると、「大型用水路」である。荒々しさがなく、一見穏やかだが、近くで見ると結構なスピードで水が流れている。上流の急流とは違い流れ方がスマートなのである。

そんな彼らと仕事することで、さらに若い就活生と話す機会にも恵まれる。私の年齢からみると子供世代でもある。彼らがこれから社会に出ようとしている。来年4月に社会に出る人とそれ以前の人で大きく変わること、それは「テレワーク環境」である。コロナのおかげで、この日本も強制的に「テレワーク環境」にワープした。いや、ワープという連続性の中での進化ではなく、「量子跳躍(quantum leap)」のような離散性の中の進化に感じる。よって、”これまで”と”これから”を比べることが無意味なくらいな進化であると感じている。

この量子跳躍後の世界でアドバンテージを持つのが、来年4月以降社会に出る方々であろう。”これまで”の世界が長ければ長いほど、環境の変化を連続性の中で捉えがちである。その全く違う世界に、無垢に近い状態でデビューする彼らは、テレワーク・ネイティブとしてアドバンテージがあると感じるのである。次元の違う発想や行動を抑えることなく、遠慮せず活躍して欲しいと思う。

同世代へのエール

同世代や先輩方と仕事をすることも多い。「スピード」については、差が出る世代でもある。若い世代と変わらぬスピードをお持ちの方とそうでない方の差が著しく大きいのである。ちなみに私自身を自己評価すると”平均より少し早め”というところだろうか。

この世代と仕事する中で気になることがある。それは、「いずれ元に戻る」という前提で話されていることである。”これから”始める新しい仕事や取組みに、”これまで”の環境を想定して話をしていることに気づくのである。

私自身、テレワークを前提とした社会を歓迎しているのだが、歓迎しない方々が多いのである。「雑談の中から新しいヒントが生まれる」とか、「リアルな場での侃々諤々からイノベーションが生まれる」などなどである。言葉としては、つい頷いてしまう世代ではあるが、ここで気づくことがある。その”雑談”や”侃々諤々”に若い世代は含まれているのか?ということである。比べてテレワークには若い世代の発言の機会がより多くあると思う。

若い世代を手放しで礼賛しているわけではないが、先ほどの「スピード」には圧倒的な差を感じる。この「スピード」に気圧されるのではなく、「スピード」を体感し、できれば一度、乗ってみることをお勧めする。その体感できる場がテレワークという環境である。

ミドル&シニアこそ変わるとき

今の変化を「量子跳躍」と書いた。これまでの延長線上の変化ではなく、まったく違う次元に来ていると認識しているが故である。ミドル&シニアこそ変わるときである。まだまだ変化して長く活躍しよう。いまがその変わる時である。これまで通りで現状維持という言葉は存在しない。なぜなら、”これまで”の延長線上に、”これから”の未来は描けないほど変化しているからである。

様々な意見があるだろうが、変わろうと感じた人しか変われないのである。そんな変わろうと感じた方に、是非、参加して欲しいWEBセミナーがある。

あの「プロティアン・キャリア」を日本に分かりやすく解説をした田中研之輔教授(法政大学)の著書「プロティアン」に続き、ミドル&シニアの行動変革に向けて「ビジトレ」を出版されました。ビジネス・トレーニングの略で「ビジトレ」。自分を変えるために、日々できることをわかりやすく解説している。是非、手に取っていただきたい。

自分を変えるためのトレーニングには、モチベーションの維持と変わることへのストレスコントロールが不可欠である。この2つをコントロールできるとトレーニングは継続しやすくなり、よって、変わりやすくなる。自分の「モチベ&ストレス」の特性を把握し、ビジトレに活用する方法をつかめるセミナーを企画した。当日まで受付可能なので、この記事に心が動いた方は覗いて欲しい。

これが、私のエールである。


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